はじめに
2025年2月11日にNHK総合で放送された「子犬が家にやってきた!」では、新たにワンコを迎えた3つの家庭に密着し、奮闘する様子が紹介されました。家族の一員として迎え入れた子犬たちがどのように環境に慣れていくのか、飼い主たちがどのように接していくのか、さまざまな試練や喜びが描かれていました。今回は、埼玉県に住む7人家族とトイ・プードルのレオ、神奈川県の夫婦と保護犬ミックス犬のかんた、千葉県の4人家族と黒柴の月乃の物語を詳しく振り返ります。
7人家族とトイ・プードル・レオの成長記録
最初に紹介されたのは、埼玉県在住の7人家族。子どもたちが長年夢見ていた子犬を迎え入れることを決め、生後2か月のトイ・プードルのレオが家族に加わりました。しかし、子犬を育てるのは初めての経験で、家族全員が手探りの中で奮闘していくことになります。
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譲渡日
子どもたちにはサプライズとして迎えることにし、父・篤さんと母・三生さんがブリーダーのもとへ向かいました。レオを迎えた瞬間から、家に帰るまでの道中もワクワクが止まらず、家に着いた後もレオはさっそく部屋の中をクンクンと嗅ぎ回りながら新しい環境に興味津々の様子でした。 -
2日目の試練:低血糖の発症
迎えてすぐのレオは元気いっぱいでしたが、2日目になると震えて元気がなくなりました。ブリーダーに相談すると「低血糖の可能性がある」とのこと。子犬は消化吸収が未熟であり、ストレスや一度に多くの食事を与えすぎることで低血糖を起こしやすいとのアドバイスを受けました。そこで、食事の回数を細かく分け、ふやかしたフードを与えることにしました。5時間後には再び元気を取り戻し、走り回るほど回復しました。 -
トイレトレーニングの難しさ
3日目には元気に遊ぶようになりましたが、トイレの失敗が続きました。家族はルールを決め、「ご飯を食べた後はトイレが成功するまでケージから出さない」「外に出したら目を離さず、トイレのタイミングを見極める」ことを徹底。しかし、7日目になってもなかなか覚えず、試行錯誤の日々が続きました。 -
子どもたちの生活の変化
9日目、レオを迎えてから子どもたちにも大きな変化が現れました。以前は学校がある日でもなかなか起きなかった子どもたちが、朝6時に起きてレオの水やご飯をあげるようになり、トイレの片付けまで自発的に行うようになりました。犬が苦手だった次男・聖也くんも、レオに少しずつ近づけるようになってきました。 -
58日目、ついに初めての散歩へ
すっかり家族の一員となったレオは、初めての散歩に出かけました。公園では元気いっぱい走り回り、家族全員が喜びに包まれました。母・三生さんは「6人目の子どもが増えたようで、家の中がさらに明るくなった」と、レオが家族にもたらした幸せを実感していました。
保護犬・かんたと夫婦の新しい生活
次に紹介されたのは、神奈川県に移住した勝大さん・朝子さん夫婦。リモートワークが増えたことをきっかけに、犬を飼うことを決意。保護団体から推定1歳5か月のミックス犬・かんたを迎えました。
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1日目の様子
新しい家に来たかんたは、部屋の中をくまなく嗅ぎ回りながら環境を確認。しかし、ケージには入ろうとせず、警戒心を見せました。この日から「ケージは安心できる場所」と認識してもらうためのトレーニングが始まりました。 -
少しずつ距離が縮まる日々
5日目には、かんたが初めて勝大さんの足の上に座るという変化がありました。これは「甘えたい気持ちの現れ」とされ、少しずつ信頼関係が築かれていることを示していました。6日目には、初めてケージの中でご飯を食べることに成功。 -
散歩時の問題と克服
かんたは突然、散歩中に他の犬を怖がるようになりました。ドッグトレーナーと一緒に講習を受けた結果、飼い主の緊張が犬に伝わり、不安を助長している可能性があると判明。そこで、落ち着いて接することを意識しながら散歩を続けると、徐々に他の犬に対する恐怖も克服していきました。 -
36日目、正式に家族の一員へ
トライアル期間を無事終え、かんたは正式に家族の一員となりました。夫婦の長年の夢だった「犬と一緒に海辺を散歩する」ことも実現し、新たな家族の時間が始まりました。
7年越しの夢!柴犬・月乃との新生活
最後に紹介されたのは、千葉県在住の達郎さん一家。次女・瑠莉さんが7年間思い続けた夢が叶い、5歳の黒柴・月乃を迎えました。
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元繁殖犬としての過去
月乃はブリーダーの元で繁殖犬として育てられており、家庭生活に慣れていませんでした。自宅に到着すると、まずはゲージ内でトイレを成功させ、順調なスタートに見えました。 -
散歩を嫌がるように
ハーネスをつけて散歩に出ることを試みるも、地面に降ろすと歩かず、抱っこを求める仕草をすることが多くありました。また、部屋の中をぐるぐる回り続ける行動も見られ、これは限られた環境で育ったことによる行動である可能性が示唆されました。 -
家族のサポートと変化
37日目にはハーネスをつけることを嫌がるようになりましたが、家族全員が時間をかけて向き合い、庭で遊ぶ時間を増やすことで次第に落ち着きを取り戻していきました。
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