番組概要
2025年2月14日放送の「首都圏情報ネタドリ!」では、「ポイ活」の最前線が特集されました。ポイ活とは、生活のさまざまな場面でポイントを貯めて活用する活動のことを指します。近年、その市場規模は大きく拡大しており、2022年度には約2兆4,816億円、2023年度には約2兆6,328億円に達すると予測されています。
もはや、買い物をするたびにポイントを貯めるのは当たり前。さらに、行政が健康促進のためにポイ活アプリを導入したり、企業がビッグデータの収集手段として活用したりと、その影響は日常生活のあらゆる場面に広がっています。
中には、ポイ活を極めて家計を大きく支えている人も登場。ポイントの活用方法次第で、生活を豊かにすることが可能になっています。今回の放送では、ポイ活がどのように暮らしを変え、どのように進化しているのか、その最前線が詳しく紹介されました。
ポイ活の市場規模と進化
ポイ活は、単なる「お得活動」ではなく、今や巨大な市場となっています。特に、以下のような場面で活用されています。
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日常の買い物
スーパーやドラッグストアでは、ポイントアップデーを狙って買い物をする人が増えています。たとえば、特定の日にポイントが5倍になるイベントを利用することで、より効率的に貯めることができます。さらに、キャッシュレス決済を組み合わせることで、ポイントの二重取りが可能になります。 -
自治体の健康促進施策
大阪府では「おおさか健活マイレージ アスマイル」という制度を導入。住民が運動をしたり健康診断を受けたりすると、ポイントが付与され、特典と交換できます。これにより、住民の健康意識が高まり、医療費の削減にもつながると期待されています。 -
企業のビッグデータ活用
企業は、ポイ活を通じて消費者の購買データや行動パターンを収集し、マーケティングや商品開発に活用しています。たとえば、ポイ活アプリ「トリマ」では、ユーザーの移動データを分析し、自治体間の平均歩数の格差を調査するなど、さまざまな研究にも役立てられています。
ポイ活を極めて家計を支える人々
ポイ活を上手に活用すれば、年間で数万円以上のポイントを獲得し、家計の負担を軽減することも可能です。実際にポイ活を駆使している人たちは、以下のような方法を取り入れています。
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レシートアプリの活用
買い物後のレシートを専用アプリで撮影し、ポイントを獲得。これにより、通常の買い物で得られるポイントに加え、追加でポイントを貯めることができます。特に「CASHb」や「レシーカ」といったアプリが人気です。 -
フリマアプリで不要品を現金化
使わなくなった服や雑貨をメルカリやラクマで販売し、その売上をポイントや現金として活用。ポイ活と組み合わせることで、より効率的に資産を増やすことができます。 -
アンケートモニターでポイント獲得
通勤時間やスキマ時間にアンケートサイトのモニターに参加し、ポイントを貯める人も増えています。大手企業のアンケートサイトでは、1回の回答で数十円〜数百円相当のポイントがもらえることもあり、コツコツ続ければ大きな収入源となります。 -
クレジットカードの賢い活用
公共料金やスマホ料金など、毎月の固定費をクレジットカードで支払うことで、ポイントを効率的に貯めることができます。特に、楽天カードやdカードなどは、貯まったポイントを日常の買い物に使いやすく、多くの人に利用されています。 -
ポイント投資を実践
楽天証券では、楽天ポイントを使って投資信託を購入することができます。ポイントをそのまま使うのではなく、投資に回すことで、将来的な資産形成につなげることが可能です。特に、投資初心者にとっては、リスクを抑えながら始められる方法として注目されています。
ポイ活の今後と注意点
ポイ活は、上手に活用すれば日常の支出を抑えたり、家計の足しにしたりすることができます。しかし、注意すべき点もあります。
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ポイントを貯めることに集中しすぎない
ポイントを得るために不要な買い物をしてしまうと、結果的に支出が増えてしまうことになります。必要なものだけを購入し、無駄遣いをしないことが大切です。 -
ポイントの有効期限を管理する
ポイントには有効期限があるものも多く、知らないうちに失効してしまうことがあります。定期的にポイントの管理を行い、計画的に使うようにしましょう。 -
ポイントの使い道を考える
せっかく貯めたポイントも、不要なものに使ってしまうと意味がありません。生活必需品や食料品、旅行の費用など、有効に使うことで、よりお得感を実感できます。
まとめ
ポイ活は、今や「おまけ」ではなく、賢く生活するための重要なツールとなっています。買い物時の活用だけでなく、健康促進や企業のマーケティング、ビッグデータ分析など、さまざまな分野に応用されるようになりました。
また、ポイ活を極めることで、日常の買い物をよりお得にし、家計の支えにすることも可能です。ただし、ポイントを貯めることにこだわりすぎず、無理のない範囲で活用することが大切です。
これからの時代、ポイ活を上手に活用することが、賢い消費者としての一歩になるでしょう。
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