記事内には、広告が含まれています。

NHK【あさイチ】水野美紀が語る!大河「べらぼう」眉なし役作りの舞台裏と子育て・演劇への思いを語るプレミアムトーク|2025年3月21日放送

人物

水野美紀さん登場!大河「べらぼう」で眉なし役に挑戦、子育てと演劇のリアルな姿を語る|2025年3月21日放送

2025年3月21日放送のNHK「あさイチ」プレミアムトークには、俳優の水野美紀さんが登場しました。大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』での強烈な役作りが話題となっている中、プライベートでは子育てに奮闘しながら舞台活動にも力を入れている多忙な日々を送っています。番組では、そんな彼女の真面目で芯のある演技への姿勢から、家庭での優しい母の顔まで幅広く紹介されました。さらに、家族ぐるみで仲の良い滝藤賢一さんによる、普段の水野さんの素顔も明かされ、より親しみやすい一面を知ることができる内容となっていました。

吉原の女将を演じるため眉毛を剃るという大胆な役作り

キャスト・相関図】吉原の人々 - 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」 - NHK

(出典:大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」 – NHK)

水野美紀さんが今回演じるのは、吉原遊郭にある老舗の女郎屋を束ねる女将「いね」。この役は、単なる管理者ではなく、かつての花魁という背景を持ち、遊女たちを見守る精神的な支柱のような存在です。役作りのために水野さんは実際に眉毛を剃るという「引き眉」に挑戦しました。眉を失うことで顔全体の印象が一変し、視聴者からは「誰かわからなかった」と驚きの声が多数寄せられました。この思い切った変化が、いねというキャラクターの持つ神秘性や威厳をより強く印象づけています。

・眉を剃り、残った部分も脱色することで「人間離れした美しさ」を演出
・表情を作るのが難しくなるぶん、目やおでこの動きを工夫して感情を伝える
・吉原で生きた女性たちの歴史や空気感を調べ、所作や言葉づかいにも細かく気を配った

水野さんは「眉毛がないからこそ生まれる余白が、逆に演技の幅を広げてくれる」と感じたそうで、引き眉にしたことでこれまでにない新しい自分の表現ができたと語っています。

現場での演技は細部まで妥協なし

撮影現場でも水野さんの演技には一切の妥協がありませんでした。共演者である滝藤賢一さんは「細かい仕草の一つ一つに意味がある。ずっと目で追ってしまう」と語り、彼女の演技力の高さを絶賛しました。ドラマの中でも印象的なシーンの一つとして紹介されたのが、いねが「忘八(ぼうはち)」と呼ばれる吉原の店主たちの寄り合いに出席する場面です。力のある男たちの中で凛とした存在感を放つ水野さんの姿は、視聴者にも強く印象を残しました。

・台詞よりも“間”や“静かな空気”で気持ちを表現する場面が多く、難易度が高い役
・演出家やカメラマンとの連携を大切にし、細かな動きまでリハーサルを重ねた
・衣装や髪型も役に合わせて選び、身にまとうだけで気持ちが自然と女将になる

このような徹底した準備とこだわりが、映像に映る一瞬一瞬に深みを与えているのです。

プライベートでは子育てに奮闘するやさしい母の顔

一方で、水野さんは家庭では1児の母。今回のトークでは、忙しいスケジュールの合間を縫って子育てにも真剣に向き合う日々が紹介されました。滝藤賢一さんからは、撮影現場にお子さんを連れてきた際のエピソードが披露され、彼女の母としての優しい一面が伝わってきました。

・パパ(夫・唐橋充さん)の誕生日ケーキを買いに行き、子どもが手書きでメッセージを書いたという心温まる話
・水野流の子育てのコツは、「子どもが得意なことを見つけてあげること」と「時には頼ってみること」
・仕事が忙しい時期でも、家庭では手作りの食事や対話を大切にしている

撮影の際には現場にシッターを呼ぶなどして、仕事とのバランスを取りながら、無理せずに子育てと向き合う姿勢が印象的でした。女優としても母としても真剣に取り組む姿勢に、共感や尊敬の声が多く寄せられました。

演劇ユニット「プロペラ犬」での挑戦と、50代の今だからできる表現

水野美紀さんは俳優としてだけでなく、演劇ユニット「プロペラ犬」の主宰として、脚本や演出にも積極的に取り組んでいます。33歳で旗揚げして以来、自由な発想と独自の世界観で演劇の魅力を伝えてきました。2025年には第8回公演『僕だけが正常な世界』も予定されています。

・脚本も演出も自分で手がけるスタイルで、自分自身の「表現したい世界」を舞台に乗せる
・舞台づくりの中では役者目線と演出家目線の両方を持ち、柔軟に作品と向き合っている
・子育てを通じて「人の感情」により敏感になり、演出にも深みが出たと語る

50代を迎えたいま、「これからはもっと自由に、もっと遊び心を持って舞台と向き合いたい」と話し、さらに表現の幅を広げていく意欲を見せていました。年齢にとらわれず、自分らしいスタイルで進み続ける水野さんの姿勢は、多くの人に勇気を与えるものでした。

女優として、母として、そして演劇人として。水野美紀さんの現在地がぎゅっと詰まった40分間のプレミアムトークは、多くの視聴者の心に残る内容となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました