番組情報
放送日時: 2025年1月6日（月）17:00～18:00
放送局: NHK東京 総合（Ch.1）
番組概要:
規格外の挑戦を続ける囲碁界最年少棋士・藤田怜央くんに迫る特集です。現在小学5年生の藤田怜央くんがどのようにしてプロ棋士の道を歩み始めたのか、その背後にある努力や支え、そして彼が目指す未来について深く掘り下げます。日本囲碁界の未来を背負う若き天才の姿を見つめます。
囲碁の史上最年少プロ、藤田怜央初段（9）が4月19日、大阪・北浜の関西棋院で第49期名人戦（朝日新聞社主催）の予選C・3回戦に臨み、倉橋正行九段（50）に敗北。 藤田初段の通算成績は、2勝4敗となった。 序盤から互いに反発し、主導権を奪い合ったが、黒番の倉橋九段が巧みに誘い、藤田初段に手数を打たせていく。2023/04/19
藤田怜央くんとは？
名前: 藤田怜央（ふじた れお）
生年月日: 2013年4月25日（10歳・2025年1月時点）
出身地: 大阪府大阪市
所属: 関西棋院
プロ入り: 2022年9月1日（9歳4カ月）
記録: 世界最年少の囲碁プロ棋士
藤田怜央くんは、9歳4カ月でプロ入りを果たし、囲碁界の歴史に新たなページを刻みました。日本棋院ではなく関西棋院に所属し、独自の道を歩んでいます。若干10歳ながら、その落ち着きと実力でプロ棋士として着実に歩みを進めています。
藤田怜央くんの幼少期と才能の開花
藤田怜央くんは4歳で囲碁を始めました。囲碁を始めるきっかけは父・陽彦さんで、囲碁に触れることでその才能が早くから開花しました。6歳のとき、「こども囲碁フェスティバル」で準優勝を果たし、注目を集めます。その後、7歳で日本棋院のプロ候補生である「院生」として選ばれ、実力を磨き続けました。
さらに、関西棋院が新設した「英才特別採用試験」に初の合格者として選ばれ、2022年9月1日に史上最年少で入段しました。この入段は、才能だけでなく、努力と周囲の支えがあってこその成果と言えます。
プロ入り後の活躍
プロ入り後、藤田くんは次々と公式戦に挑み、その実力を証明しました。
2023年1月31日: 第49期名人戦予選Cで牛窪義高九段に勝利し、9歳9カ月で史上最年少の公式戦初勝利を達成しました。
2024年2月14日: 名人戦予選C1回戦で佐藤彰四段（当時73歳）に勝利。藤田くんは年齢差63歳という世代を超えた対局で白星を飾り、さらに注目を浴びました。
彼の棋風は大胆かつ緻密で、年齢を感じさせない落ち着いた判断力と深い読みが特徴です。現在の実力は、すでに年長のプロ棋士たちと互角以上に戦えるレベルに達しています。
家族と師匠
藤田怜央くんの家族構成は、父・母・兄の4人家族です。父親の陽彦さんは理学療法士で、囲碁を始めるきっかけを作った人物です。母親も家庭で支え続けており、兄は藤田くんにとって良き相談相手です。
師匠は星川拓海五段で、彼の才能を伸ばすべく丁寧に指導しています。星川五段は藤田くんについて「指導の枠を超えた特別な存在」と語り、これからの活躍を大いに期待しています。
趣味・特技
藤田くんは囲碁だけでなく、多彩な趣味と特技を持っています。
趣味: 卓球、サッカー
特技: 卓球
好きな食べ物: 寿司、焼肉
好きな言葉: 「勝つ」
性格: 楽観的
幼少期から卓球やサッカーなどのスポーツに親しみ、身体能力も高いとされています。これらの趣味は、囲碁の集中力やリフレッシュにも役立っているようです。
今後の目標と展望
藤田怜央くんの目標は、7大タイトル制覇です。この目標に向けて日々の研鑽を続け、さらなる高みを目指しています。日本国内だけでなく、国際大会にも挑戦する意向を示しており、囲碁界全体の注目を集めています。
彼は「囲碁を通じて多くの人に楽しさを伝えたい」と語り、将来的には後進の育成や普及活動にも取り組む意欲を見せています。
番組の見どころ
1月6日の特集では、以下の点に注目してください。
- 幼少期から現在に至るまでの成長の軌跡
- プロ入りを果たした背景や支えた家族のエピソード
- これまでの対局映像と、対局中の心理描写
- 藤田くんが目指す未来と今後の挑戦
囲碁界に新風を吹き込む天才棋士の姿を、ぜひお見逃しなく！
コメント