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NHK【うまいッ!】3年連続日本一!埼玉・本庄のブランドいちご「あまりん」の魅力|2025年4月13日

グルメ

極上の甘さと感動の誕生秘話!埼玉・本庄市のブランドいちご「あまりん」|2025年4月13日放送

2025年4月13日(日)放送のNHK総合『うまいッ!』では、埼玉県本庄市で育てられているブランドいちご「あまりん」が特集されました。いちご業界において、今もっとも注目されている新品種として、極上の甘さと味の濃さで全国的に話題となっています。番組では、その驚きの美味しさだけでなく、誕生の裏側や生産の苦労、さらに地元での活用法までを紹介。

「あまりん」はなぜ“いちご界のニューアイドル”と呼ばれるのか

番組のオープニングでは、「いちご界のニューアイドル」と紹介されたあまりんの圃場からスタートしました。取材先は、埼玉県本庄市にある広々としたいちご農園。あまりんは、収穫量が通常のいちごの半分ほどしかなく、そのぶん1粒1粒に旨みが凝縮されています。

・果肉が非常にジューシーで、噛んだ瞬間にジュースのような果汁が口いっぱいに広がる
・酸味は控えめで、いちご本来の濃い甘みがダイレクトに感じられる
・見た目も鮮やかな赤色で、贈答品としても人気が高まっています

このあまりんは、日本野菜ソムリエ協会が主催する「全国いちご選手権」で3年連続最高金賞を受賞するほどの実力を誇ります。品種としての完成度の高さ、味の安定感、そして農家の情熱がそろってこそ生まれる評価です。

元居酒屋店長が手がける“極上あまりん”の誕生

番組では、あまりんの生産量全国一を誇る本庄市で、注目の若手生産者・久米原さんの農園を訪問しました。久米原さんは元居酒屋の店長という異色の経歴の持ち主で、あまりんの試験栽培初期から栽培を続け、現在はその技術を極めた“あまりん職人”とも言える存在です。

・2025年「第3回全国いちご選手権」で最高金賞を受賞した「あまりん~極~」は久米原さんの手によるもの
・あえて高設栽培ではなく、手間のかかる土耕栽培を選び、本庄市の豊かな土壌の力を活かして栽培
・毎年土壌検査を行い、不足する栄養素を見極めて補うという、丁寧な管理体制

収穫量が少ないというデメリットを甘さと香りの濃さで補う。それは、手間を惜しまない職人のような仕事ぶりが支えています。

開発初期は“期待されないいちご”だった

あまりんの開発が始まったのは2009年。埼玉県農業技術研究センターで交配が繰り返される中、「やよいひめ」と「ふくはる香」を親に持つ一つの品種が生まれました。しかし当初、このいちごにはあまり注目が集まっていませんでした。

・「見た目はいいけれど、味にインパクトがない」と言われるほど評価は低かった
・開発者の尾田さんは、ある日偶然そのいちごを口にしたところ、他とは違う濃い甘みと香りに気づいた
・それがきっかけとなり、味に全振りした開発が進められた結果、“練乳がいらないほど甘い”いちごが誕生

期待されていなかったからこそ、自由な発想で“味重視”の育成ができたというのは、品種開発としても非常に珍しい成功例です。

あまりんを使ったレストラン料理の可能性

番組後半では、本庄市の人気レストラン「小鈴」のシェフ・森智泉さんが登場し、あまりんを使った絶品料理を2品紹介しました。

・前菜:「あまりんとミニトマトのカプレーゼ
 あまりんとミニトマトをカットし、オリーブオイルやりんご酢のドレッシングで和え、モッツァレラチーズ、トリュフオイル、削ったトリュフを重ねて仕上げる。甘さ・酸味・香りの調和が絶妙な一皿

・デザート:「あまりんのバニラムースタルト
 タルト生地の上に甘さ控えめのムースを乗せ、縦にカットしたあまりんをこれでもかと盛りつける贅沢なスイーツ。いちごそのものの甘みを引き立てる構成で、見た目の美しさも魅力。

スタジオで試食した出演者たちは、「味が濃い」「あまりんだけで完成された美味しさ」といった感想を述べ、その存在感の強さを証明していました。

地元の誇りとして、今後も広がるあまりんの未来

こうして番組では、あまりんの開発背景から栽培の工夫、料理の可能性に至るまで、あらゆる角度からその魅力が紹介されました。誕生のきっかけは偶然でも、そこに情熱と努力が積み重なることで唯一無二のいちごへと成長したのです。

現在は百貨店や直売所を中心に流通していますが、今後はふるさと納税の返礼品やギフト商品としての活用も増えていくと予想されます。本庄市をはじめ、埼玉県全体が誇る新たな特産品として、あまりんの未来には大きな期待が寄せられています。

“一粒に詰まった甘さの物語”を、ぜひあなたの舌でも確かめてみてください。

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