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【激突メシあがれ】美容師・コンサル・バーテンダーが挑む!自作カツカレー頂上決戦の結末とは|2025年4月16日放送

グルメ

美容師・コンサル・バーテンダーが挑む!自作カツカレー頂上決戦の結末とは

2025年4月16日(水)19:57〜NHK総合で放送された『激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜』では、全国から選ばれたアマチュア料理人3人が、自作カツカレーで真剣勝負を繰り広げました。出演者は野々村友紀子さん、高瀬耕造アナウンサー、嶋田ココさん。そして審査員はタサン志麻さん、稲田俊輔さん、有澤まりこさんという料理のプロたち。料理の腕だけでなく、人生の想いが詰まった一皿に注目が集まりました。

書類審査を勝ち抜いた3名が決戦へ

番組では、全国のアマチュア料理人を対象に「あなたらしいカツカレー」をテーマにした募集が行われました。レシピや見た目、オリジナリティで書類審査を実施し、上位3名が決戦に進出。料理ジャンルも職業も異なる3人が集まりました。

東京・中島輝行さん(飲食店コンサルタント)
京都・和田大樹さん(美容師)
富山・高畑武信さん(バーテンダー)

書類審査を通過した3名の“自作カツカレーモンスター”が集結

全国から集まった多数の応募の中から、書類審査で選ばれたのは3人。審査基準はレシピ、見た目、オリジナリティで、それぞれが個性的なカツカレーを提案しました。

中島輝行さん(東京・5児のパパ/飲食店コンサルタント)
和田大樹さん(京都・美容師/スパイス調合家)
高畑武信さん(富山・バーテンダー/カレーは趣味)

どの料理も単なるレシピを超え、生活や家族、地域とのつながりが反映されています。制限時間90分、食材費は1人前1000円以内。仕込みの一部持ち込みはOKとされ、勝負の舞台が整いました。

東京代表・中島さん「大人も子どもも楽しめる!イタリア薫スパイストマトカレー」

5人の子どもの父であり、飲食店コンサルタントとして食文化に精通している中島さん。料理は妻と交代制で行い、日々家事にも取り組んでいます。今回作ったのは、「ミラノ風カツレツのイタリアントマトカレー」。トマトの甘みを活かしたやさしい味わいに、サクッと薄く揚げたミラノ風カツレツを合わせた一皿です。

最初はネパール人から教わった本格スパイスカレーを試作しましたが、妻から「あなたらしさがない」と指摘され、原点回帰。家族が慣れ親しんだトマトカレーをベースに、スパイスを加えて再構成しました。決戦では、カシューナッツを水でふやかしてペースト状にして加えるなど、旨味とコクを重ねた仕上がりに。豚肉も国産の脂の甘みが感じられる部位を選び、弱火で丁寧に揚げ焼きすることで、ジューシーで食べやすく仕上げました。

京都代表・和田さん「与謝野がりゃ~うみゃ~もんカレー」

京都・与謝野町で美容室を経営する和田さんは、自作のスパイス調合にとどまらず、稲から育てるバスマティライス栽培者という一面も持ちます。カレーは日常の一部で、3年にわたって毎朝カレーを作り続けたほどの熱意。地元の友人たちにもふるまいながら、腕を磨いてきました。

今回の一皿には、与謝野町の魅力を詰め込むことにこだわりました。選んだ食材は地元産の猪肉で作るキーマカレー、そして当初はニジマスのカツを合わせる予定でしたが、相性が良くないと判断。急きょ、ニジマスはカレーとマスタードで調和させるかたちで再構成しました。さらに、ホップの苦みを塩と組み合わせてアクセントに使い、味に奥行きを持たせたのがポイントです。

作品名の「与謝野がりゃ~うみゃ~もんカレー」には、ふるさとを離れる娘への想いが込められており、料理にストーリーがしっかり詰め込まれています。

富山代表・高畑さん「あんかけカツカレースパ ひつまぶし風」

バーテンダーの高畑さんは、「ひねくれ者」を自認し、あえて出来合いの惣菜カツを使った独創的なアプローチで勝負に挑みました。飲食業に携わりながらも、カレーは店で出さない“趣味の料理”として深く追求しています。食生活を改めるきっかけにもなったのがカレーで、そこに母の味への郷愁も強く反映されています。

作ったのは「あんかけカツカレースパ ひつまぶし風」。ごはんに刻んだ惣菜メンチカツを混ぜ込み、とんかつソースで味付け。さらにカクテル用の自家製ジンジャーシロップを加えて風味を出し、仕上げにはレモンスパゲッティをトッピング。調理法や素材の組み合わせに“独創性”が光り、まさに自分らしさを貫いた一皿となりました。

頂上決戦の行方と優勝者

それぞれの挑戦者が自らの想いを込めたカツカレーを完成させ、いよいよ審査の時。料理の完成度、発想、テーマへの適合性が総合的に評価されました。

・和田さんはアサリ出汁で深みを追加し、ホップの苦味で味に変化をつけました
・高畑さんは2週間以上試作を繰り返し、スーパー惣菜の可能性を広げる挑戦を見せました
・中島さんは素材選びと調理の丁寧さ、家族との関係性から生まれた“家庭のカツカレー”を完成させました

最終的に優勝を勝ち取ったのは中島輝行さん。作品名は「大人も子どもも楽しめる!イタリア薫スパイストマトカレー」。家族のために何度も作り続けてきたトマトカレーを、自分なりに磨き上げた姿勢が高く評価されました。

ただ美味しいだけではない、作り手の人生や想いが詰まった3皿のカツカレー。料理が人と人をつなぐ力を持っていることを再認識させてくれる、心温まる番組でした。

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