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【あさイチ】大型連休に行きたい東京の穴場スポット特集!日本橋・アメ横・蔦重の浮世絵も|2025年4月24日放送

あさイチ

江戸の風情と現代の魅力が交差する東京の穴場特集|べらぼう×日本橋×男性のDV問題×春の煮込み料理

2025年4月24日(木)放送の『あさイチ』(NHK総合・8:15〜9:55)では、ゴールデンウィーク直前の時期に合わせて、東京都内の歴史や文化が息づく穴場スポットや、日常に潜む社会課題への新たな視点、そして春の旬を取り入れた家庭料理など、幅広いテーマを紹介しました。番組は、日本橋の江戸文化探訪からスタートし、上野・アメ横でのユニークな体験、さらに男性のDV被害という深刻な問題にまで切り込み、多彩な内容で構成されていました。また、料理コーナーでは料理研究家・塩田ノアさんによる春の味覚を生かしたメニューも紹介され、視聴者の生活に役立つ知識と発見が詰まった1時間40分となりました。

日本橋で巡る江戸の名残と伝統の技に触れる旅

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番組冒頭の特集は、東京都中央区・日本橋を舞台にした“江戸の空気を感じられる穴場スポット”巡りでした。ロケには俳優の尾美としのりさんと芸人の友近さんが登場し、歴史ある街並みに溶け込む老舗の名店を紹介しました。

まず訪れたのは、創業1718年のはけ・ブラシ専門店。こちらのお店では、かつて江戸城の大奥で女性たちが使っていた化粧用のはけを今も手作りで生産しており、全体で3000種類以上という圧倒的なバリエーションを誇ります。化粧用、掃除用、工芸用など、用途に応じた繊細な職人技が光り、どの製品にも手作業ならではの温もりが感じられました。

続いて訪れたのは、創業1590年のうちわ・扇子専門店です。ここではすべての商品が手作りで仕上げられており、昔ながらの工法を守りながらも、現代のニーズに応える形で「推し活」専用のうちわまで開発されたというから驚きです。江戸時代の伝統工芸が、現代のカルチャーと自然に結びついている光景に、日本橋の持つ柔軟性と進化を感じることができました。

また、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』でも話題となった蔦屋重三郎(蔦重)についても詳しく紹介されました。出版業で江戸文化に大きな影響を与えた彼の足跡をたどる中で、彼が拠点を移した耕書堂の歴史も登場しました。創業1816年の老舗呉服問屋の中には、蔦屋重三郎の耕書堂を再現したスペースが設けられており、葛飾北斎の浮世絵をもとに再現されたその空間は、1月の公開以来、観光客の間でも話題のスポットになっているとのことです。

その後、神田神保町の古書店も紹介され、実際に耕書堂が出版した浮世絵「吉原傾城新美人合自筆鏡」が保管されている様子が映し出されました。遊女たちの日常を丁寧に描いたこの作品は、直筆の和歌が木版で再現されている貴重な文化財。保存状態によって価格は数千円から100万円以上にまで上がることもあり、本物の歴史に触れる価値が視聴者に伝わりました。

上野・アメ横で体験する“日常とは違う東京”

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番組中盤では、上野のアメヤ横丁、通称「アメ横」を舞台にした“非日常体験スポット”を紹介。ガイドを務めたのは、アメ横商店街連合会の副会長・千葉速人さん。日本らしい“たたき売り”文化が今も息づくこのエリアには、観光客だけでなく、地元住民も通う魅力が詰まっています。

紹介されたのは、その場でローストして提供するナッツとドライフルーツの専門店。香ばしい香りが漂う中、量り売りで購入できるスタイルは、まさにアメ横ならではの臨場感を演出していました。鮮魚店では、全国各地から届いた旬の魚を丸ごと購入・捌いてもらえるサービスが好評で、地元の食卓を支える存在として紹介されていました。

さらに目を引いたのが、クロコダイルの革を使ったバッグを販売する店。ここでは“食用として育てられたワニの皮”を使用しているとのことで、そのユニークな商品展開に驚かされました。普段の買い物では出会えない商品や、珍しい食文化・工芸品との出会いが、アメ横の魅力であることが実感できる内容でした。

増える「男性のDV被害」を真剣に伝える特集

番組後半では、近年深刻化している「男性のDV(ドメスティック・バイオレンス)被害」について、現実を正面から取り上げました。これまでDVの加害・被害といえば「男性加害・女性被害」という構図で語られることが多かった中、今回はあえて逆の立場に立って、その実態を掘り下げています。

取材に応じた男性の一人は、恋人から暴言や物を投げつけられる暴力を受け、最終的にはハサミで手を切られるという深刻なケースにまで発展したと語りました。もう一人の男性も、「家庭がうまくいかないのは自分が悪いから」と思い込み、自分が被害者であることに気づかないまま苦しんでいたといいます。

支援活動を行う徳島県の団体代表・山口凛さんは、「被害者が男性であっても女性であっても、DVの本質は“支配関係”の存在にある」と話し、“男だから我慢すべき”という古い価値観が被害を深刻化させていると指摘しました。男性は被害にあっても「恥ずかしい」「情けない」と思い込んでしまい、相談にすら踏み切れない人が多いとのことです。

また、DV加害者への更生支援にも焦点が当てられました。横浜市では、加害者に自覚と反省を促すためのロールプレイ型のオンラインプログラムが実施されており、加害者本人に「自分がされた行動を相手の立場で体験させる」ことで、改善を目指す内容になっています。

この特集では、DVの定義を正しく理解し、被害者・加害者どちらの立場でも適切なサポートを受けられる社会の必要性が伝えられていました。

わかったさんシリーズが33年ぶりに新刊で復活

児童文学として人気を博した「わかったさん」シリーズが、なんと33年ぶりに新刊を発売。これを機に、番組ではわかったさんの魅力を深掘りする特集も組まれました。

元祖シリーズの画家である永井郁子さんが登場し、番組では没になった原稿やイラストなど、普段見ることができない貴重な資料も紹介。作家・寺村輝夫さんとの思い出や、新作に込めた思いなど、制作の裏側にある作り手のまなざしが丁寧に描かれていました。

わかったさんをきっかけにパティシエや栄養士になった人も多く、世代を超えて影響を与えている児童書シリーズであることが改めて伝わる内容でした。

みんな!ゴハンだよで紹介された春の絶品レシピ

 

番組後半の料理コーナー「みんな!ゴハンだよ」では、料理研究家・塩田ノアさんが登場し、春の食材を活かした2品を紹介しました。

1品目は「豚肉と新たまねぎのマスタード煮」。やわらかく火を通した新たまねぎと豚肩ロースを、粒マスタードと洋風スープで煮込むことで、春の甘みとさっぱりした酸味が絶妙に絡み合った一皿に仕上げます。

豚肉と新たまねぎのマスタード煮込みレシピ|塩田ノアさんの春の絶品煮込み

2品目は「トマトのじゃこオイルサラダ」。ちりめんじゃことオリーブ油・米油・にんにく・ローリエ・赤とうがらしを合わせた香味オイルを1日なじませ、トマトに砂糖をまぶして味を引き立ててから盛りつけます。食卓を鮮やかに彩る副菜として、主菜とバランスが取れた献立提案となっていました。

北海道・伊達市「伊達大滝CHILDHOOD」〜廃校を活用した道内最大級アスレチック施設〜

今回の「いまオシ!REPORT」では、北海道・伊達市にある次世代型アスレチック施設「伊達大滝CHILDHOOD(チャイルドフッド)」が紹介されました。この施設は廃校になった旧大滝中学校の校舎と敷地を再活用したもので、2023年5月にオープンしたばかり。子どもだけでなく大人も全力で楽しめるアトラクションが揃っており、北海道内最大級の屋内アクティビティ施設として注目を集めています。

校舎内外にはさまざまな仕掛けがあり、特に旧体育館を利用したトランポリンパークは圧巻の広さです。720㎡のフロアに11種類のアトラクションが展開されており、長さ8mのロングトランポリン、壁に跳ね返るように跳ぶウォールトランポリン、そしてスライダー型のチューブトランポリンなど、子どもも大人も思い切り体を動かせる内容がぎっしり詰まっています。

また、校舎2階ではレーザータグも体験できます。これは本格的な装備を使った“痛くないサバイバルゲーム”で、仲間とチームを組んで戦うアクティビティです。室内で安全に体を動かせる点や、年齢に関係なく楽しめる点が魅力です。

他にも、最新の技術を活かしたVRアトラクションも用意されており、こちらは身長140cm〜190cmまで、体重100kg以下の方が対象。バーチャル空間での非日常体験を味わえるコンテンツが揃っています。別料金ではありますが、高品質な没入体験が楽しめます。

校舎裏の敷地では、アウトドアバギー体験も可能。こちらは初心者向けコースから自然の中を駆け抜ける上級者向けのコースまで用意されており、アウトドア初心者でも安心して楽しめる工夫が施されています。季節によって異なる風景の中を走るバギー体験は、都会ではなかなか味わえない爽快感があります。

施設の所在地は北海道伊達市大滝区大成町1で、アクセスも比較的良好です。

  • 新千歳空港から車で約1時間20分

  • 札幌からは約2時間

  • ニセコからは約1時間

営業日は土日祝および春・夏・冬休み期間。営業時間は夏期(4月〜10月)は10:00〜17:00、冬期(11月〜3月)は10:00〜16:00と季節により異なります。

利用料金も明確で、

  • 中学生以上:4,400円(税込)

  • 小学生以下:3,850円(税込)

  • 未就学児は無料

  • VR体験:1,650円(税込)

  • 見学のみ:1,100円(税込)

となっており、トランポリン利用時には専用靴下(300円)の購入が必要です。

施設内は子どもの目線に合わせた陳列や空間設計になっており、まさに「遊びに本気な大人」と「本気で遊びたい子ども」のどちらの気持ちも満たしてくれる場所となっています。特に春から夏にかけての行楽シーズンにはぴったりの目的地で、家族旅行や友人同士でのレジャーに最適な新スポットとして大変おすすめです。北海道の自然とアクティブな遊びを一緒に体験できる、唯一無二のエンタメ施設といえるでしょう。


今回の『あさイチ』は、旅行気分を味わえる東京の街歩きから、家庭で作れる春のレシピ、そして社会課題までを一度に学べる充実した放送でした。暮らしを豊かにする視点をもたらしてくれる番組内容に、視聴者の満足度も高い一回だったといえるでしょう。次回の放送にも引き続き注目です。

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