豚肉と新たまねぎのマスタード煮&トマトのじゃこオイルサラダ
2025年4月24日(木)放送のNHK『あさイチ』内「みんな!ゴハンだよ」のコーナーでは、料理研究家の塩田ノアさんが登場し、春の食材を生かした洋風おかず2品を紹介しました。フレンチテイストでありながら、ごはんにもパンにも合う味付けが特徴。フライパンひとつで仕上がるメイン料理「豚肉と新たまねぎのマスタード煮」と、うま味たっぷりの自家製オイルを使った副菜「トマトのじゃこオイルサラダ」は、家庭で手軽に作れて見た目も華やか。今回は、そのレシピの魅力と作り方を細かい手順まで丁寧に解説します。
豚肉と新たまねぎのマスタード煮
春の食卓にぴったりの、香ばしく焼いた豚肉と甘みのある新たまねぎを使ったボリューム満点のおかず。ワインやバターを使わず、粒マスタードのコクとスープのうま味だけで仕上げる軽やかな洋風煮込みです。
材料(2人分)
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豚肩ロース肉(厚切り)…2枚(約300g)
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新たまねぎ(大)…1個(食べやすい一口大に切る)
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グリンピース(さやから出した状態)…40g
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塩…少々
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粗びき黒こしょう…少々
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小麦粉…適量
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オリーブ油…小さじ2
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粒マスタード…大さじ1と1/2
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スープ(顆粒洋風スープの素を湯に溶かして)…カップ1/3
作り方
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豚肩ロース肉は3等分に切り、全体に塩と粗びき黒こしょうをふって味をつけます。
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表面に薄く小麦粉をまぶしておきます。これにより焼いたときに香ばしく、煮込んだときにスープにとろみがつきます。
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フライパンにオリーブ油を入れ、豚肉を並べ入れます。肉と肉の間にスペースをつくっておくのがポイントです。
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空いているスペースに、新たまねぎとグリンピースを加え、ふたをして中火にかけて2分30秒ほど蒸し焼きにします。この間に肉にしっかり焼き色をつけ、たまねぎの甘みも引き出します。
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焼き色がついたら肉の上下を返し、それぞれの豚肉に粒マスタードをまんべんなく塗ります。
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野菜も上下を返すようにして混ぜ、全体の味をなじませたら、スープを注ぎ入れます。
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ふたをしてさらに2分間蒸し煮にし、スープの風味を染み込ませます。
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最後にふたを外し、中火〜強火で3分ほど煮て水分をとばし、全体を混ぜて完成です。
この料理のコツは、粒マスタードを塗るタイミングとスープを加える順番を守ること。香りを逃がさず、酸味やコクを程よく残すための工夫が込められています。
トマトのじゃこオイルサラダ
次に紹介されたのは、塩田ノアさん特製の**「じゃこオイル」**を活用した、うま味たっぷりのサラダ。冷蔵庫で作り置きできるので、常備しておくと便利です。
材料(2人分)
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トマト(中〜大サイズ)…2個(湯むきしてもよいがそのままでもOK)
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砂糖…小さじ1/3
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粗びき黒こしょう…少々
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パセリ(刻む)…適量
【じゃこオイルの材料】
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ちりめんじゃこ…40g
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米油…60ml
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オリーブ油…40ml
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にんにく(薄切り)…2~3枚
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ローリエ…1枚
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赤とうがらし(辛いものが苦手なら省いてOK)…1本
作り方
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ちりめんじゃこ、米油、オリーブ油、にんにく、ローリエ、赤とうがらしをすべて瓶に入れてふたをし、常温で1日置きます。
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トマトは食べやすい大きさに切り、皿に並べたあと、砂糖を軽くふりかけてマリネ風にします。
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仕上げに、作っておいたじゃこオイルを適量まわしかけます。
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最後に粗びき黒こしょうと刻んだパセリをふりかけて完成です。
じゃこオイルは香味がしっかりしているため、トマトの酸味と非常によく合い、ごはんにも合う和洋折衷のサラダになります。また、冷奴やゆで野菜、パスタにかけてもおいしく活用できる万能オイルです。
番組全体の魅力と家庭向けポイント
・フライパンひとつでメインも副菜も完結:時短調理でも手抜きに見えない
・季節の食材をいかしたアレンジ:新たまねぎやグリンピース、トマトなど春にぴったり
・じゃこオイルは常備しておくと便利:冷蔵庫で数日保存可能
・ごはんにもパンにも合う味つけ:食卓のバリエーションが広がる
今回のレシピは、塩田ノアさんの工夫が随所に詰まっており、特別な調味料を使わずに日常の食材でおしゃれな一品が作れるのが魅力です。洋風ながらも日本人の味覚に合うよう設計されているため、どの世代にも好まれる味わいです。ぜひ、今晩の献立に取り入れて、季節の味覚を楽しんでください。
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