あじの干物とポテトのミルク煮のレシピ紹介
2025年6月11日(水)放送のNHK「あさイチ」内の人気コーナー「みんな!ゴハンだよ」では、フランス料理界で活躍する渡辺雄一郎さんが登場し、「あじの干物とポテトのミルク煮」のレシピを披露しました。南フランスの伝統料理「ブランダード」をアレンジし、たらではなく、日本の定番魚「あじの干物」を使ったユニークな一品。香り豊かなハーブとにんにくの風味が重なり、食欲をそそる仕上がりです。焼いた干物を使うことで、旨みと香ばしさが加わり、家庭でも手軽に本格的な味が楽しめます。この記事では、番組で紹介された材料や詳しい作り方、そしてアレンジレシピの「グラタン」まで、すべてご紹介します。
材料(2人分)
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あじの干物 2枚
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じゃがいも(メークイン) 2個(約350g)
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にんにく(みじん切り) 小さじ1
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赤とうがらし(輪切り) 小さじ1/4
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にんにくの芽(小口切り) 3本
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酒 100ml
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牛乳 200ml
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生クリーム 50g
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バター 15g
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オリーブ油 大さじ5(2回に分けて使用)
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塩 適量
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白こしょう 少々
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黒こしょう 少々
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ガーリックパウダー 適量
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エルブドプロバンス(ミックスハーブ) 適量
※エルブドプロバンスは、タイム・ローズマリー・セージ・バジルなどのミックスハーブ。いずれか1~2種類だけでも代用可能です。
作り方
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あじの干物の下処理として、両面に酒と酢(各少々)をぬっておきます。グリルまたはフライパンで皮から焼き始め、皮→身→再び皮と返しながら焼き、火が通ったら皮や骨を除いて身をほぐします。
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じゃがいもは皮をむき、縦に4等分してから1cm厚に切り、塩・白こしょう・ガーリックパウダー・エルブドプロバンス・水(大さじ2)をまぶします。耐熱皿に並べ、水でぬらした紙タオルをかけてラップをし、電子レンジ(600W)でまず4~5分加熱。ひと混ぜしてさらに4~5分加熱します。やわらかくなったら、フォークで粗くつぶします。
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フライパンにオリーブ油(大さじ2と1/2)を熱し、にんにくと赤とうがらしを弱火で炒めて香りを出します。中火にしてにんにくの芽を加えてさっと炒め、黒こしょうとエルブドプロバンスを振り入れ、焼いてほぐしたあじと酒を加えて炒め、アルコールを飛ばします。
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つぶしたじゃがいもを加え、よく混ぜながら加熱します。牛乳は2~3回に分けて加え、その都度、じゃがいもに吸わせるようにしてなじませます。次に生クリームを加え、乳化させながら混ぜます。さらにオリーブ油(大さじ2と1/2)とバターを加え、乳化するように丁寧に混ぜ続けます。
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とろりとした質感になったら完成です。仕上がりはクリーミーで濃厚ながら、あじの旨みとハーブの香りが合わさり、後味はさっぱりとした印象です。
アレンジレシピ「グラタン」
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グラタンにアレンジする際は、耐熱皿にバターを薄く塗り、ミルク煮を入れます。
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上からピザ用チーズ、パン粉、粉チーズをのせ、トースターで焼き色がつくまで加熱すれば完成。
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表面はカリッと香ばしく、中はクリーミーでほぐしたあじとじゃがいもの食感が楽しめます。
このレシピは、家庭でも手に入る食材だけで簡単に作れながら、プロの技を感じさせる味わいが魅力です。特に、あじの干物を香ばしく焼いてから使うことで、風味と深みが加わるのがポイント。子どもから大人まで幅広い世代におすすめできる一品です。
放送されたレシピは、南仏の知恵と日本の食材が融合した、まさに“和洋折衷”の新しい定番料理。旬のあじを使う今の季節にぴったりです。おうちで本格フレンチ風の魚料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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