鈴木福が広島・東広島市を一人旅!お好み焼き愛とカープファンとの心温まる出会い
2025年6月9日放送の「鶴瓶の家族に乾杯」では、俳優の鈴木福さんが広島県東広島市を一人旅しました。今回の旅のテーマは「カープ&お好み焼き大好き!」。鶴瓶さんは広島大学周辺を巡り、地元の人々とふれあう一方で、福さんは“府中焼き”を愛する一人の青年として西条の町へ。お好み焼き、神社、カープファンとの出会い、感動的な再会など、東広島市の温かさに触れる旅となりました。
鈴木福が二十歳で“酒都”東広島市へ!西条の酒蔵と広島愛に感動
鈴木福さん、お好み焼きへの愛を語る!府中焼きの名店を訪問
旅のスタート地点は、広島県東広島市の西条末広町にあるお好み焼き屋。鈴木福さんがまず向かったのは、府中焼きが名物のお店でした。福さんは以前から「府中焼き」が大好きで、訪れたこの店でも人気メニュー「府中デラックス」を注文。焼き上がったお好み焼きは、キャベツがたっぷりで、豚ひき肉が香ばしく焼かれ、外側はパリッと中はふわっとした理想的な食感でした。鉄板の音と香ばしい匂いが立ち上り、地元の味をじっくりと楽しんでいる様子でした。
・府中焼きは広島県府中市発祥のスタイル
・特徴は牛肉ではなく豚のひき肉を使用し、パリパリの焼き上がり
・「府中デラックス」はチーズやそばも入ったボリューム満点の一品
食事のあとは、町を散策している途中で、昭和の雰囲気が残る50年続くヘアーサロンを偶然見つけて立ち寄りました。ガラス張りの扉を開けて中に入ると、レトロな鏡台と椅子が並び、壁には仮面ライダーのポスターや古い家族写真が飾られていました。現在は2代目の息子さんが中心となってお店を切り盛りしており、父の代から続く地域密着の理容店として、今も地元の人々に親しまれています。椅子に座っている常連さんの姿や、店の中に漂う石けんの香りが、時の流れを穏やかに感じさせる場所でした。
その後も歩き続けていた福さんは、「旬彩 希味(しゅんさい のぞみ)」という飲食店を見つけます。ここは旅の前半で出会った金原さん一家が営むお店で、看板を見た福さんは思わず足を止めて中へ。お店の中では、再び出会えた喜びに笑顔がこぼれました。家族の方々もあたたかく迎えてくれ、再会という奇跡のような時間が自然に生まれていました。
・「旬彩 希味」は家族で経営する地元の人気店
・福さんが以前出会った家族がここで飲食店を営んでいることが判明
・旅先での再会により、人とのつながりの大切さを感じる瞬間に
この一連のエピソードからは、鈴木福さんの食へのこだわりと人との出会いを大切にする気持ちが感じられます。お好み焼きを楽しみながら、町を歩き、偶然の出会いが連鎖する旅。広島の味と人情が交わる時間は、旅の醍醐味そのものでした。
笑福亭鶴瓶さん、寺から保育園、そして温かい家族へ
笑福亭鶴瓶さんは、広島県東広島市にある広島大学の近くの寺院を訪れました。静かな境内で迎えてくれたのは、住職のお母さん。案内されたのは、寺の敷地内にある保育園でした。そこでは住職の娘さんが働いており、親子三代にわたる地域とのつながりが今も大切に守られている様子がうかがえました。地域の子どもたちの声が響く境内は、仏教の教えと日常の暮らしが自然と調和した場所でした。
・保育園は寺の境内にあり、仏教行事も保育の一環として行われている
・園児たちの安全を見守る住職一家の姿に、地域と信頼の絆が感じられた
・静けさとにぎわいが共存する空間で、命と教育の大切さが表現されていた
その後、鶴瓶さんが町を歩いていると、明るい雰囲気の家族と出会いました。ご夫婦と話をしていると、90歳になるお父さんが登場。昔話をする中で、夫婦のなれそめに話が及ぶと、お父さんの目に涙が浮かびました。感極まったお父さんは「最高に幸せです」と言葉を絞り出しました。何気ない会話の中に込められた家族の絆が伝わり、見ている側にも深い感動が広がる場面となりました。
・夫婦の歩んできた歴史が、短い対話から滲み出ていた
・90歳という年齢を重ねても変わらない愛情が伝わるシーン
・日常の中にこそある「幸せ」を再認識できるひとときだった
また別の場所では、肺炎で生死の境をさまよったという高齢のお父さんの話を聞きました。そのご家族の家を訪ねると、穏やかな空気が流れていました。お父さんは、命を救ってくれた奥さんに対して静かに感謝の気持ちを語りました。その表情には、命の重みと夫婦の長い歴史への思いが込められていました。
・奥さんの献身的な看病によって救われた命
・家族の中にある「ありがとう」の気持ちが、静かに伝わる
・病と向き合った経験から、日々を大切に生きる姿勢が感じられた
笑福亭鶴瓶さんの歩いた道は、静かな寺、笑顔あふれる家族、そして命の尊さを語るお父さんとの出会いを通して、人とのふれあいの尊さを描き出していました。どの場面にも、特別な演出ではなく、普段の生活の中にある真実のやさしさがあり、心に残る出会いの数々でした。
福さん、町の氏神・御建神社で地域の歴史に触れる
鈴木福さんが訪れたのは、東広島市西条の町の中心にある御建神社(みたてじんじゃ)。この神社は、地域の氏神様として長く親しまれており、地元の人々の信仰のよりどころとなっています。石段を上がった先に広がる境内は清々しく、樹々に囲まれた落ち着いた空間の中で、福さんも静かに手を合わせていました。
境内の奥には、お酒の神様を祭る松尾神社もあり、酒どころ広島ならではの空気を感じさせてくれます。広島大学の学生や酒蔵関係者からも親しまれている神社で、伝統と現在が自然に交差しています。松尾神社の周囲には、酒樽が奉納されており、醸造の街・西条の歴史と文化が見て取れる場所でした。
・御建神社は地域住民の年中行事にも深く関わる由緒ある神社
・松尾神社は酒造の守り神として、地元の蔵元にも信仰されている
・境内から見える風景には、長い歴史を受け継ぐ静けさが漂っていた
さらに境内のすぐ横には野球場があり、ここにまつわる興味深い話が伝えられました。プロ野球選手の中田翔選手がホームランボールを社殿に当てたというエピソード。まさに野球と神社が隣り合わせというローカルならではの光景が、福さんの興味を引いていました。
神社周辺を歩いていると、広島東洋カープの大ファンという家族と出会いました。話しているうちに、宮崎で行われた春のキャンプで、福さんを見かけたという思い出話が飛び出しました。偶然のようでいて、どこか縁を感じさせるひととき。カープという共通の話題が、初対面の人との心の距離を一気に縮めていきます。
・カープファンの家族と自然な流れで会話が始まり親しみが生まれた
・鈴木福さんがキャンプ地で見かけられていたという事実も共有された
・町のどこにいてもカープの話題が出るのは、まさに地元愛の表れ
旅の最後には、そのカープファン一家の家を訪れ、みんなで「それ行けカープ~若き鯉たち~」を合唱しました。赤いユニフォームやタオルが並ぶ部屋の中で、声をそろえて歌う様子からは、東広島の人たちがカープをどれほど愛しているかがまっすぐに伝わってきました。福さんも一緒に声を合わせながら、心から楽しんでいる様子が映し出されていました。
このエピソードは、地元の信仰、伝統文化、スポーツ愛が自然と重なり合った、地域と人とのあたたかなつながりを感じさせてくれるものでした。神社を中心に広がる人の輪と、思い出の歌声が旅を締めくくる、心に残るひとときとなりました。
お好み焼きと人情に包まれた東広島の旅
番組を通して印象的だったのは、食と人とのつながりです。お好み焼きを介した会話、偶然の再会、神社での地域の歴史とのふれあい、そしてカープという共通の話題で盛り上がる人々。東広島市の魅力は、観光地としてだけでなく、日々の暮らしの中にある温もりにあると感じられる内容でした。
「家族に乾杯」という番組タイトルがぴったりな、笑顔と感動にあふれた45分間の旅でした。次回の放送も楽しみです。
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