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NHK【鶴瓶の家族に乾杯】鈴木福が二十歳で“酒都”東広島市へ!西条の酒蔵と広島愛に感動|2025年6月2日放送

鶴瓶の家族に乾杯

広島・東広島の酒蔵と赤いまちめぐり

2025年6月2日放送の『鶴瓶の家族に乾杯』では、ゲストの鈴木福さんが20歳の節目を迎え、広島県東広島市を旅しました。案内役の笑福亭鶴瓶さんとともに、酒どころとして知られるこの地で、地元の人々との出会いや美味しい料理、文化にふれるひとときを過ごしました。広島東洋カープへの愛から始まったこの旅は、赤が印象的なまちの魅力に溢れていました。

鈴木福が東広島で府中焼き&カープ家族に感動

鈴木福さんが広島を選んだ理由と心に残る出会いのエピソード

今回の旅で鈴木福さんが選んだのは、広島県東広島市。その出発地点となったのが、東広島市吉行にある安芸国分寺歴史公園でした。緑に囲まれた公園で、福さんは案内役の笑福亭鶴瓶さんと合流。福さんは現在20歳ですが、芸能界に入ったのはわずか1歳のとき。教育番組『いないいないばあっ!』への出演が最初の仕事でした。

広島を旅先に選んだ理由は、プロ野球チーム「広島東洋カープ」への強い思いです。福さんは東京出身ながら、野球に興味を持ち始めた翌年には広島カープの始球式を務めた経験があり、それがきっかけでファンになったといいます。そのため、広島の地を歩いて人々とふれあうことを、心から楽しみにしていたようです。

最初に2人が向かったのは、歴史ある酒蔵が並ぶ「酒蔵通り」。出会いを求めて散策する中で、親子で酒蔵めぐりをしていた地元の人々と遭遇。旅番組らしい自然なふれあいが生まれました。

その後、印象深い出会いとなったのが、5人きょうだいが暮らす大家族の家庭訪問でした。にぎやかな家の中で、家族の温かい日常にふれた2人はリラックスした様子。とくにお父さんが話してくれたエピソードが印象的でした。

  • お父さんはかつて、広島のMAZDA Zoom-Zoom スタジアムで行われたイベントにて鈴木福さんを偶然見かけたことがある

  • また、大阪では鶴瓶さんとすれ違ったこともあるとのこと

広島と大阪という別々の場所で、偶然に番組出演者の両名を目撃していたという事実に、現場は驚きと笑顔に包まれました。特別な演出がなくても、こうした偶然の積み重ねが番組の魅力となっています。

このように、福さんの旅は自身の思い出や好きを原動力に始まり、その先で人との不思議な縁やあたたかな日常とつながっていくものでした。プロ野球チームへの愛から始まった旅が、人との出会いを通じて心に残る体験へと変わっていく様子が丁寧に描かれていました。

赤が映える東広島の風景と味覚にふれる旅

旅の中盤では、「赤」をテーマにした東広島市の魅力が紹介されました。まず目を引くのは、まちなみを彩る赤い屋根の日本家屋です。これらの屋根には、寒暖差に強く耐久性のある石州瓦が使われており、地域の気候に適した素材であるとともに、まち全体に統一感を与えています。

住宅街だけでなく、安芸津地区の畑にも赤が見られます。ここでは赤土の畑が広がり、その土壌はミネラルが豊富で、水はけも良好。その恵まれた環境で育てられているのがジャガイモです。栄養価が高く、土の色そのものが作物の健康にもつながっていることが感じられます。

  • 赤土は、酒蔵の煙突にも使用されている

  • 耐熱性・通気性に優れ、伝統的な建材として根づいている

  • 地元では建築材としての美しさと実用性の両面で評価されている

このように、東広島の「赤」はただの装飾ではなく、生活の知恵と伝統技術が融合した象徴でもあります。

さらに、味覚の面でも“赤”は印象的です。市内には10軒以上の飲食店が提供する「トマトチーズお好み焼き」があり、観光客にも人気のご当地グルメとして親しまれています。生地にたっぷりのキャベツとトマト、チーズを重ねて焼き上げ、トマトの酸味とチーズのコクが融合した一品は、見た目の赤と味わいの深さが特徴です。

また、地元の酒蔵では赤い色をした日本酒も作られているとのことで、その色合いは自然由来。通常の酒とは一線を画す特別感があり、贈答用や観光客向けにも注目を集めています。

このように、自然・建物・料理・酒、あらゆる場面で「赤」が共通するテーマとなり、東広島の魅力を形づくっています。色を通してまちの個性が伝わってくるこの地域は、訪れる人々に強い印象を残します。

地元大学生との出会いと、いよいよ酒蔵巡りへ

旅の途中、鈴木福さんと鶴瓶さんは広島大学の学生たちと偶然出会いました。東広島市にキャンパスを構える広島大学は、全国から学生が集まる知の拠点です。街中を歩いている最中に学生たちとふれあい、福さんと同世代の若者たちとの交流が生まれました

  • 広島大学は、地域と深く関わる総合大学

  • 学生たちはそれぞれの夢や研究に向かって日々努力している

  • 年齢の近い福さんにとって、将来を見つめる姿勢に共感を覚えたように見えた

その交流の後、いよいよ今回の旅のメインともいえる酒蔵巡りへと向かいました。東広島市西条は、全国的にも有名な酒どころとして知られ、歴史ある酒蔵が立ち並ぶ一角です。

最初に訪れた酒蔵には、1950年の広島東洋カープ創設当初に市民が支援のために始めた「たる募金」の実物が展示されていました。球団の運営資金が不足していた時代、地域の人々が日本酒の樽を使って募金を呼びかけ、チーム存続を後押ししたというエピソードがこの樽に詰まっています。この展示品を見て、カープと市民との深い絆を感じ取ることができました。

続いて訪れた2軒目の酒蔵では、「蔵開き」という伝統行事について教えてもらいました。これは酒造りの工程がすべて終わる春のタイミングで、蔵を一般開放し、酒の完成を祝う催しです。この場でしか味わえない限定酒の試飲も行われ、2人はその味をじっくり堪能していました。

  • 蔵開きは、地域住民と酒蔵との年に一度の交流機会

  • 試飲できる限定酒は、その年の仕込みを象徴する貴重な一本

  • 香り高く、ふくよかな味わいが特徴

この酒蔵巡りの体験は、ただの観光ではなく、地域の歴史や文化、人々の思いが詰まった深い学びの時間でもありました。街のシンボルである酒蔵をめぐることで、福さん自身も東広島という土地への理解を深めていったように感じられました。

食欲そそる“府中焼き”との再会

旅の終盤、鈴木福さんがずっと「食べたい」と話していた府中焼きの店を偶然発見しました。これまでの旅路でも、地域の味に触れてきた2人にとって、この出会いはまさにご褒美のような瞬間。府中焼きは、広島市府中町のご当地グルメとして知られ、通常のお好み焼きとは少し違った特徴があります。

  • 豚ひき肉を使用し、旨みが全体に広がる

  • たっぷりのキャベツとそばが重ねられ、ボリュームたっぷり

  • 鉄板でカリッと焼き上げられた香ばしい生地が最大の魅力

店内には、地元の人たちが気軽に食事を楽しむ様子が広がっており、若者から高齢者まで幅広い世代に愛されていることがよくわかりました。鈴木さんと鶴瓶さんも、地元の空気に溶け込むようにその味を堪能。“地域の味を知ることは、文化を知ること”という旅の本質が、料理を通じて伝わってきました。

この日の旅では、建物や畑、料理、酒にいたるまで、まちを彩る「赤」が印象的に描かれていました。それは単なる色ではなく、地元の気候・文化・技術、そして人々の思いが詰まった象徴でもありました。

旅を終えた2人が感じたのは、地域に根づいた暮らしや文化の深さ、そしてそれを支える人々の温かさ。東広島の赤いまち並みは、訪れる人の心にじんわりと染み込んでいくような存在感がありました。番組を通して、色と人情でつながるまちの魅力が丁寧に伝えられた回となりました。

感想とまとめ

今回は、広島・東広島市の歴史と文化を巡る、心温まる旅が描かれました。地元の人々との自然なふれあいや、若者と共有する未来への希望、そして赤に染まる景色や食文化。鈴木福さんの二十歳という節目にぴったりの、深く思い出に残る旅だったのではないでしょうか。

地元の魅力を再発見するきっかけにもなるこの番組。次回の放送も楽しみです。
放送の内容と異なる場合があります。

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