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NHK【鶴瓶の家族に乾杯】B’zファンが集う“お豆腐屋さん”へ!小野文惠アナ、津山の寅さん駅舎で感動の聖地巡礼|2025年11月17日★

鶴瓶の家族に乾杯

鶴瓶さんと小野アナが見せた“津山の人情”を深く味わう旅

2025年11月17日放送の鶴瓶の家族に乾杯は、岡山県津山市を舞台にした回でした。今回は、当初予定していたゲストが急きょ参加できなくなり、その代役として小野文惠アナウンサーがロケに参加するという“まさかの展開”から旅が始まりました。スタジオで鶴瓶さんが語る空気感も少しだけざわつきつつ、「どんな旅になるんだろう」というワクワク感が自然と生まれるオープニングでした。

小野アナが登場すると、緊張よりも“津山をちゃんと楽しみたい”という柔らかい表情。その姿が視聴者側にも安心感を与え、旅の空気をほんのり明るくしてくれました。

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小野アナの“寅さん愛”が津山をつなぐ

小野アナにとって津山は以前のロケで訪れた場所。そしてその時、偶然出会った男性が『男はつらいよ 寅次郎紅の花』の撮影に協力していたというご縁が生まれていました。この再訪で、小野アナはその話を頼りに、映画ゆかりのスポットを訪ね歩くことに。

映画シリーズを愛するファンにとって、津山はとても重要な土地です。特に美作滝尾駅は、第48作『男はつらいよ 寅次郎紅の花』の舞台として知られ、映画ファンからも聖地として親しまれています。

町の中で出会った人たちは、「こっちですよ」と案内してくれたり、「あそこは変わってないよ」と教えてくれたり、映画と街の歴史を自然と共有してくれました。その親切が津山らしさであり、映画の舞台としての魅力をより鮮明にしてくれます。

そして辿り着いた美作滝尾駅は、昔のままの佇まい。ホームの静けさ、木造駅舎の温度、光の差し込み方──すべてが“映画の時間”とつながっていて、小野アナが立ち尽くす姿が画面越しでも分かるほど深い感慨がありました。

さらに、駅舎は登録有形文化財となっており、地域全体で保存活動が続けられています。ただし、駅舎の屋根瓦は既に製造されておらず、保存に必要な材料の確保も簡単ではないという現実も語られ、地域の文化財を守る重みまで伝わってきました。

鶴瓶さんの“出会えない旅”に見える人間味

今回の鶴瓶さんは、津山に入ると同時に「静かな町やなあ」という雰囲気に囲まれました。歩き出しても、見えるのは墓地、また墓地、さらに墓地。番組特有の“人情出会い旅”がなかなか成立しない状況は、逆に鶴瓶さんの魅力を際立たせてくれます。

ディレクターが「こちらに行きましょう」と促しても、「いや、もう少しこっち歩くわ」と鶴瓶さんが返す、そんなやり取りも実際の旅そのもの。焦りを見せつつも歩き続け、ようやく家の中から声をかけてくれた方に出会えた瞬間の安堵感は、視聴者にも想像以上に強く響きました。

その方との会話の中で「人に会えるところはどこですか?」と聞くと返ってきたのが高杉団地。しかし鶴瓶さんはそこから来ていたというオチつきで、町の“人口密度のリアル”と鶴瓶さんの勘違いが生んだ自然な笑いが忘れられません。

映画に出た“だんじり”との出会い

小野アナは『紅の花』に登場した“だんじり”の保管場所にも案内されました。津山市に残されるだんじりは、地元の手で大切に保管されており、見せてくれた方が「これが映画に出たんですよ」と実物を前に話す時の誇らしさが印象的でした。

特に、だんじりの一部には運転席付きのタイプもあり、地車文化の奥深さを感じられる貴重な瞬間でした。

地元で愛される老舗・早瀬豆富店の物語

町の人に勧められて向かったのが、早瀬豆富店。ここは津山で長年親しまれている豆腐店で、地元大豆を使った手作り豆腐が人気です。豆腐の味わいももちろん魅力ですが、ここで欠かせないのが社長のB’z愛です。

・『ultra soul』→ ウルトラトーフ
・『熱き鼓動の果て』→ 厚き鼓動の揚げ
・『今夜月の見える丘に』→ “今夜豆腐の見える鍋に”

など、B’z曲名にちなんだ商品名が並びます。津山市はB’zの稲葉浩志の故郷で、稲葉さんの母である稲葉邦子さんが経営するイナバ化粧品店も町の有名スポット。この流れが自然と豆腐店にも息づいているのが面白いところです。

店員さんと小野アナの会話では、ご主人との出会い(馴れ初め)が語られ、豆腐店の裏にある人の物語まで温かく伝わってきました。

トンネルの先の静かな暮らし

鶴瓶さんが歩き続けてたどり着いたのは、トンネルを抜けた先の家庭菜園。ここではにんじんほうれんそうを丁寧に育てている方がいて、自然と話が盛り上がります。大きな出会いではないけれど、“暮らしの中の一部分”に触れられる貴重な場面でした。

中学生たちの素直な笑顔

帰宅途中の中学2年生の男子4人組に出会った鶴瓶さん。中間テストの帰りという等身大の日常で、いっしょに写真を撮る流れが自然に生まれました。73歳の鶴瓶さんと中学生たちの対比が微笑ましく、津山の穏やかさがそのまま伝わる出会いでした。

玄関先のいとこ4人組

小野アナが見つけたのは、玄関の前でしゃがんでおしゃべりしているいとこ4人組。親戚が集まって日向ぼっこしていたという話も含めて、津山の“家族の距離の近さ”がほのぼのと伝わる場面でした。話題の中には再びB’zの名前も出てきて、津山の文化における“稲葉さんの存在の大きさ”が強く感じられました。

ピンクの縫製工場が教えてくれた“色の理由”

鶴瓶さんが気になって訪ねたのは、遠くからでも目に入るピンク色の建物。ここは地元の縫製会社で、建物がピンクなのは前社長の大好きな色だったからという、人柄が伝わる理由が明かされました。

突然の訪問にも関わらず、従業員の方々は快く迎え入れてくれて、作業場の見学もさせてくれました。ミシンの音が響く中、地域の仕事の現場に触れられる貴重なシーンでした。

美作滝尾駅で迎えた旅のクライマックス

小野アナの旅は、美作滝尾駅のホームで最高潮に。『男はつらいよ』の映画に写る“あのままの風景”が今でも残っていて、映画ファンとしての感情がそのまま溢れているようでした。

同時に、駅舎の保存問題が地域全体の課題となっているという情報も語られ、文化財を未来へ残すことの難しさまで伝わってきました。構内にはD51の展示もあり、昭和から続く鉄道文化の厚みがしっかりと息づいていました。

まとめ

この日の鶴瓶の家族に乾杯は、映画の記憶と津山の暮らしがやわらかく重なり合う“深みのある回”でした。

・『男はつらいよ』の聖地
早瀬豆富店のB’z愛
・ピンクの縫製工場
・玄関先のいとこ4人組
・トンネルの先の菜園
・美作滝尾駅の文化財としての未来

どの出会いも“津山の人柄そのもの”を感じる温度があります。笑福亭鶴瓶さんと小野文惠アナの歩き方が違うからこそ、津山の魅力が立体的に浮かび上がった旅でした。

旅番組としての面白さだけでなく、2025年の津山が持つ文化・人情・暮らしへの理解が深まる内容でした。次に津山を訪れるなら、美作滝尾駅と早瀬豆富店は必ず行きたい場所ですし、町を歩けば今回の旅と同じように、優しい出会いがきっとあるはずです。


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