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NHK【あしたが変わるトリセツショー】痛みよさらば!改訂版「ひざ若返り」|ゆる屈伸×足首クロス×内側広筋で軟骨のハリ復活!|2025年11月6日

あしたが変わるトリセツショー

95歳でも痛みゼロ!?ひざのハリを取り戻す“ゆる負荷”の秘密

階段を上るたびに「ズキッ」と痛む。立ち上がる瞬間に思わず「よっこいしょ」と声が出てしまう。そんな“ひざの違和感”を感じていませんか?年齢を重ねると誰もが避けて通れない悩みですが、実はその痛み、毎日のちょっとした工夫で軽くできるかもしれません。
2025年11月6日放送のNHK『あしたが変わるトリセツショー』痛みよさらば!改訂版「ひざ若返り」では、手術なしで痛みが消えた人や、医療現場で注目されている“ひざのハリ復活術”が紹介されました。
この記事では、番組で語られた全エピソードをわかりやすくまとめながら、専門家が実践する「ひざ若返り取扱説明書」の中身を詳しく紹介します。

【あしたが変わるトリセツショー】医師も実践!1日6秒でひざ若返り?軟骨のハリを復活させる最新法とは|2025年11月6日

“ひざの痛みゼロ”を実現した95歳!奇跡のチャンピオン木村悦子さん

番組冒頭に登場したのは、木村悦子さん(95歳)。なんと現役の平泳ぎ世界チャンピオンです。かつては変形性膝関節症に悩み、歩くのも辛いほどだったそうですが、手術をせずに克服。その秘密は“水中ウォーキング”でした。

水の浮力で体重の負担を減らし、ひざへの衝撃を和らげながら動かすことで、軟骨の再生力を刺激します。通常、ひざの軟骨は10年で約1mmすり減るといわれますが、木村さんの場合、17年間も悪化が見られず、痛みも消失したという驚くべき結果でした。

実は、軟骨はただのクッションではなく、適度に動かすことで関節液(潤滑油のような役割)が分泌され、栄養が運ばれてハリを取り戻すことができます。
番組では、2024年に発表されたアメリカの研究にも触れ、「日常的に自転車に乗る人は、膝痛の発症リスクが最大43%低い」というデータが紹介されました。
この結果からも、「激しい運動ではなく、ゆるい負荷=“ゆる負荷”こそが軟骨を再生させるカギ」とわかります。

ゆる屈伸で軟骨が潤う!1回1分でできる「ひざ若返り法」

木村さんのようにジムに通わなくても、自宅で手軽にできる方法が番組で紹介されました。それが「ゆる屈伸」。
この運動は、ひざに強い負担をかけずに軟骨を刺激し、関節液を循環させることで“ひざの美容液”を放出させるというものです。

【ゆる屈伸のやり方】

  1. まっすぐ立って足を肩幅に開く。

  2. 両手は体の横に自然に垂らす(不安な場合はイスや机につかまってOK)。

  3. ゆっくり2〜3秒かけてひざを曲げ、同じ速度で伸ばす。

  4. ひざは90度以上曲げない

  5. これを1分間、朝・昼・晩の1日3回行う。

このとき重要なのは「力まないこと」。筋トレではなく、あくまで軟骨に“やさしい刺激”を与えることが目的です。
1週間も続ければ、ひざの違和感が和らぐ人も多いそうです。番組では「軟骨は強い負荷ではつぶれるが、ゆるい負荷ではハリを取り戻す」という言葉が印象的に紹介されていました。

サプリメントより“動かす”!専門家が答える500人のひざ疑問

番組中盤では、島根大学 変形性関節症センターの内尾祐司教授が、視聴者から寄せられた「ひざの疑問500件」に回答しました。
科学的に根拠のある答えを分かりやすく説明してくれる姿が印象的でした。

・Q1:グルコサミンやコンドロイチンは効果がある?
 →「経口摂取では軟骨保護や痛みの改善効果は明確に確認されていない。」
・Q2:痛いときは冷やす?温める?
 →「腫れや熱がある場合は冷やす。慢性的な痛みで熱がない場合は温める。」
・Q3:ひざサポーターは?
 →「関節を安定させ、軟骨への負担を軽減する効果がある。」
・Q4:正座は?
 →「軟骨に強い圧力がかかるため、長時間は避ける。」

内尾教授の回答はどれも「その場しのぎ」ではなく、長期的にひざを守る考え方でした。特にサプリメントより“動かすこと”を重視する姿勢は、現代の予防医療の流れに沿ったものです。

名医も実は患者だった!内尾教授のリアルな体験談

今回の「改訂版」では、新情報として内尾教授が自身も変形性膝関節症を患っていると告白。手術を受けた経験を持ち、現在は保存療法(運動・装具・体重管理)を続けていると話しました。
教授が紹介した「自分が効果を感じた3つの対策」がこちらです。

第3位:「靴に足底板を入れる」
→ 医師の指導のもと、足裏の角度を補正して膝への衝撃を分散。整形外科で保険適用。

第2位:「足を上げるなどの軽い負荷運動」
→ 血流を促進し、関節液の循環をサポート。

第1位:「体重を減らすこと」
→ 体重が1kg増えると、膝への負荷は約3kg分増える。数kg減らすだけで痛みが軽くなるケースも。

実際の体験談から語られる説得力は大きく、視聴者の多くが「先生も患者なんだ」と共感した場面でした。

“ひざ肉”が霜降り化?筋肉チェックで見える老化のサイン

番組後半では、「ひざ肉」と呼ばれる膝上下の筋肉に注目。この部分が衰えると軟骨に強い負荷がかかり、痛みの原因になります。
筋肉に脂肪が入り込み“霜降り化”すると、関節がグラグラしてさらに悪化。これを防ぐための簡単チェックが「30秒イス立ち上がりテスト」です。

【テスト方法】

  1. 背筋を伸ばしてイスに座り、手は胸の前でクロス。

  2. 足を肩幅に開く。

  3. 30秒間で何回立ち座りできるか数える。

ゲストの大久保佳代子さんと黒沢かずこさんが挑戦し、それぞれ15回。年齢相応の結果でしたが、10回未満だと筋力低下のサインといわれます。
日常で階段を使う、スクワットを取り入れるなど、筋肉を「使うこと」が何よりの予防です。

京都大学が注目!6秒でひざを守る「足首クロス」

最後に紹介されたのが、京都大学の研究にも基づく「足首クロス」。短時間でひざの内側を強化できる簡単トレーニングです。

【やり方】

  1. 背筋を伸ばしてイスに座る。

  2. 右足を後ろ、左足を前にして足首をクロス。

  3. 両足首を押し合うように力を入れ、6秒キープ。

  4. 足を逆にしてもう一度6秒キープ。

この6秒間で、太ももの内側にある内側広筋という筋肉が活発に働きます。
京都大学の実験によると、この筋肉の活動量は通常歩行の約10倍に上昇。筋肉が強くなることでひざが安定し、軟骨への負担も軽減されます。
テレビでは実際に石原さとみさんたちが挑戦し、「6秒でも結構効く!」と驚きの表情を見せていました。

まとめ:ひざの痛みは“老化”ではなく“サイン”

この記事のポイントを整理します。

・軟骨のハリを戻すカギは“ゆる負荷”の運動(水中歩行・自転車・ゆる屈伸)
・サプリよりも「動かして整える」ほうが効果的
・体重管理・足底板・筋肉トレーニングの3本柱でひざを守る
・「足首クロス」で6秒トレーニング、内側広筋を10倍活性化

ひざの痛みは、年齢のせいではなく“動かさなかったサイン”。
無理のない範囲で毎日少しずつ動かせば、ひざは必ず応えてくれます。
明日の笑顔のために、今日の1分から始めてみませんか?

出典:NHK『あしたが変わるトリセツショー』痛みよさらば!改訂版「ひざ若返り」(2025年11月6日放送)


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