東日本大震災から14年―気仙沼「鶴亀食堂」の物語|2024年3月6日放送
東日本大震災から14年。宮城県気仙沼市では、震災を乗り越えた人々が地域を支えながら生きています。その中で、漁港のすぐそばにある「鶴亀食堂」は、新鮮な地魚を使った定食を提供する食堂として、多くの人々に愛されてきました。朝早くから漁師や市場関係者、観光客が訪れ、温かい食事を囲みながら一日を始める場所です。この食堂を支えるのは、地元出身の社員と移住者の店長。二人が協力しながら作り上げる「食堂のある風景」が、今回のサラメシで紹介されます。
気仙沼の漁港そばで愛される「鶴亀食堂」
気仙沼は全国でも有数の漁港を持つ町で、全国の市場へと新鮮な魚が出荷される場所です。2019年7月26日にオープンした「鶴亀食堂」は、そんな気仙沼の魅力を味わえる食堂として、多くの人々に親しまれています。食堂では、気仙沼の魚市場で仕入れたばかりの魚を使い、日替わりの定食や丼ものを提供しています。
- 営業時間は7月から11月は6:00~13:00、12月から6月は7:00~13:00と、朝早くから営業。
- 定休日は火曜日。
- 住所は宮城県気仙沼市魚市場前4-5(みしおね横丁内)。
- アクセス方法は、JR気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)南気仙沼駅から徒歩約18分(約1.6km)、バス停「海の市前」から徒歩約3分(約210m)。
- みしおね横丁内にあるため、共有の駐車場(10台分)が利用可能。
人気メニューとおすすめポイント
漁港のすぐそばにあるため、食堂で提供される魚はどれも新鮮。日替わりの定食や丼ものの中でも、特に人気のメニューを紹介します。
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「漁師のまかない定食」
- メカジキのハーモニカ煮(希少部位)が含まれる定食。
- 気仙沼産のカツオの刺身がセットになっており、ボリューム満点。
- ご飯・味噌汁・小鉢付きで、満足度の高いメニュー。
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「メカジキのカマ煮定食」
- メカジキのカマ部分をじっくりと煮込んだ一品。
- 甘辛いタレがご飯に合い、柔らかくほぐれる身が特徴。
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「漬け丼定食」
- 新鮮な魚を特製ダレに漬け込んだ漬け丼。
- さっぱりとした味付けで、暑い時期にも食べやすい。
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「カキフライ定食」(季節限定)
- 気仙沼で水揚げされた牡蠣を使用し、サクサクの衣で揚げたカキフライ。
- タルタルソースやレモンをかけて食べるとさらに美味しい。
定食の価格帯は900円から1,500円程度とリーズナブルで、ご飯のおかわりが無料という嬉しいサービスもあります。
鶴亀食堂の店内と雰囲気
店内はカウンター席と小上がりのテーブル席があり、温かい雰囲気が特徴です。漁師や市場関係者が朝早くから訪れるため、食堂内には活気があります。
- カウンター席(9席)があり、一人でも入りやすい。
- 小上がりのテーブル席があるため、家族連れやグループでもゆったりできる。
- みしおね横丁内の共有テラス席が利用できるため、天気の良い日は外で食事を楽しめる。
地元出身の社員と移住者の店長が紡ぐ物語
鶴亀食堂は、地元出身の社員と移住者の店長が協力しながら運営しています。現在の店長を務めるひろなさんは、2020年2月に副店長として働き始め、その後店長に就任しました。もともと気仙沼出身ではないひろなさんが、地域の人々と関わりながら食堂を切り盛りする姿が、今回のサラメシで紹介されます。
- 地元出身のスタッフと移住者の店長が力を合わせ、温かいおもてなしを提供。
- 漁港の近くという立地を活かし、新鮮な魚を仕入れて提供。
- 震災から復興した気仙沼で、地域の人々が支え合う姿を象徴する食堂。
訪れた人の口コミ
鶴亀食堂には、多くの人が訪れ、新鮮な魚料理を楽しんでいます。訪れた人の口コミを見ると、その魅力が伝わってきます。
- 「朝早くから営業していて助かる!新鮮な魚が食べられるのが嬉しい。」
- 「メカジキの煮付けが絶品!カツオの刺身も分厚くて満足度が高い。」
- 「市場のすぐそばなので、地元の魚がとにかく新鮮!店員さんも親切で居心地がいい。」
- 「朝食に魚料理が食べられる貴重な食堂。ご飯のおかわり無料も嬉しい!」
まとめ
気仙沼の「鶴亀食堂」は、震災後の復興の歩みとともに、多くの人々の想いが詰まった食堂です。新鮮な地魚を使った定食はもちろん、地元の人々と移住者が協力して店を運営する姿にも注目です。今回の『サラメシ』では、そんな温かい物語が紹介されます。
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