プロレスで島を元気に!日村さんがツシマヤマネコに!?対馬プロレス大会を全力サポート
2025年4月10日(木)に放送された『ひむバス!』(第20回)は、長崎県対馬市で行われたプロレス大会を舞台に、バナナマン日村勇紀さんが“ひむバス”で奔走する姿を描いた感動回でした。今回の依頼は、なんとプロレスラーから。地方の離島で開催される大会を、選手の送迎から観客集め、会場の設営まで、裏方として全力サポートする日村さんの奮闘がたっぷり紹介されました。そして終盤には、ツシマヤマネコをモチーフにした覆面レスラー“しまひこ”としてサプライズ登場。対馬の子どもたちを中心に、観客の心をがっちりつかむ一幕となりました。
阿蘇山選手からの依頼スタート!バス運転手としてプロレス大会を支える
今回ひむバスに依頼を寄せたのは、九州プロレス所属のレスラー・阿蘇山さん。翌日に控えた対馬大会へ向かう手段が確保できず、日村さんに選手たちの送迎をお願いしたいとのことでした。舞台は離島・対馬市。本土から遠く離れたこの地へ向かうには、夜発のフェリーで約5時間。選手たちは夜を徹して移動し、日村さんは早朝の港で迎え、会場まで送り届けることになります。
対馬は公共交通機関が少ない地域でもあり、島内の移動も一苦労です。そんな中、日村さんが自ら運転する“ひむバス”が、レスラーたちの足となり大活躍。大会を影で支える重要な役目として、バスの運転にも気合いが入ります。
対馬の町中でチラシ配り!観客動員にもひむバス出動
試合当日は、会場設営をレスラーたちが手分けして担当。リングの設置や椅子の配置などを行う中、日村さんはひとり町へと向かい、プロレス大会の告知活動を開始します。
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商店街でチラシを配りながら声かけ
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興味を持ってくれた人をバスに乗せ、会場まで案内
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地元住民とのふれあいを通して地域の空気を体感
この一連の流れは、プロレスを観たことのない人にも会場へ足を運んでもらうための工夫であり、まさに“移動する広報マン”としての役割を果たしていました。こうした小さな行動が、島の人々の心を動かし、観客動員へとつながっていきました。
日村さんが“しまひこ”に変身!セコンドとして登場し、観客を魅了
番組のクライマックスでは、なんと日村さんが“しまひこ”としてセコンド参加するサプライズ展開が待っていました。この“しまひこ”は、対馬に実在する絶滅危惧種・ツシマヤマネコをイメージしたキャラクターで、特製の覆面を着用し登場。
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黒と茶のしま模様が入ったマスク
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元気な掛け声と動きで選手を応援
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子どもたちからも「かわいい!」と大人気
プロレス初心者の観客も多い対馬で、かわいらしくもインパクトある“しまひこ”の存在が会場の雰囲気を一変させました。セコンドとして選手を応援する姿勢は真剣そのもので、試合の盛り上がりを一層引き立てていました。
対馬大会を盛り上げた人気レスラーたちの試合
この日、豊玉総合運動公園体育館で行われた試合には、九州プロレスの看板レスラーたちが多数出場しました。
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6人タッグマッチ:野崎広大&桜島なおき&めんたい☆キッド vs. 玄海&佐々木日田丸&コービー・ナイトロ
→ 野崎広大チームが見事勝利 -
3WAYマッチ:TAJIRI vs. ばってん×ぶらぶら vs. ジェット・ウィー
→ WWEでも活躍したTAJIRIが勝利 -
シングルマッチ:阿蘇山 vs. アドリアーノ
→ 阿蘇山が圧倒的なパワーで勝利
会場には432人の観客が詰めかけ、満員御礼。中には初めてプロレスを観るという子どもや家族連れの姿も多く見られ、試合が進むごとに歓声と拍手が会場を包み込みました。
会場の雰囲気と地域の協力体制
対馬大会は、地元自治体や商工会、教育委員会、企業の協賛に支えられて開催されました。
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会場:豊玉総合運動公園体育館(長崎県対馬市豊玉町仁位)
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開場:13:30/試合開始:14:00
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入場料:無料(申込不要)
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観客数:432名
土足禁止のためスリッパを持参する来場者が多く、飲食禁止のルールも徹底されていました。また、車椅子利用の観客への事前案内など、配慮の行き届いた運営も印象的で、地域の人たちがプロレスという文化をしっかりと受け入れている様子が伝わってきました。
森田茉里恵さん&ケンドーコバヤシさんも参加
番組では、NHKアナウンサーの森田茉里恵さんがリングアナウンサーとして大会に参加し、会場アナウンスを担当しました。丁寧でわかりやすい実況が、観客の理解を助け、会場の雰囲気を和らげていました。
また、ナレーションを担当したのは、大のプロレスファンとして知られるケンドーコバヤシさん。選手たちへのリスペクトと笑いを交えた語りで、番組の魅力を一段と引き上げていました。
おわりに
『ひむバス!』第20回は、プロレスの魅力と地域の温かさがつまった、感動と笑顔にあふれる回でした。日村さんが真摯にプロレスと向き合い、島の人々のために全力で動く姿には、テレビを超えたリアルな“つながり”の力が込められていました。今後の『ひむバス!』も、どんな場所でどんな物語が待っているのか楽しみです。
また、こうした地域密着型の取り組みが、ほかの離島や地方でも広がっていくきっかけになることを期待したいです。次回も必見です。
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