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【コンテナ全部開けちゃいました!】四日市港の驚きの積み荷を大公開!世界と日本の物流の裏側とは?|2025年2月12日放送

ドキュメント

四日市港に眠るコンテナの中身を徹底調査!

2025年2月12日にNHK総合で放送された「コンテナ全部開けちゃいました!」では、三重県の四日市港を舞台に、世界中から届くコンテナや海外へ輸出される品々の中身を調査しました。四日市港は日本の貿易において重要な役割を果たしており、日々さまざまな商品が行き交っています。かつては繊維産業が盛んだったこの港も、現在では食料品や機械など幅広い品目を取り扱っています。今回は番組で取り上げられたコンテナの中身について、詳しく紹介します。

四日市港とは?日本と世界をつなぐ国際貿易港

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四日市港は、三重県四日市市にある日本を代表する国際貿易港の一つで、古くから物流の拠点として重要な役割を果たしてきました。特に以下のような特徴があります。

  • 国内有数の石油化学コンビナートがある港

    • 石油や化学製品、産業用の資材が多く取引されている
    • 日本の工業を支える重要な拠点
  • 東海地方の貿易の中心地

    • 食品や農産物、工業製品など、さまざまな商品が国内外と行き来する
    • 日本国内はもちろん、アジアや欧米とも深い貿易関係を持つ
  • 冷凍・冷蔵コンテナの取扱量が多い

    • 新鮮な食品や医薬品などを適温で保管・輸送できる施設が整っている
    • 世界中の食材がこの港を通じて日本の食卓に届く

このように四日市港は、工業製品から食品まで、幅広い商品の輸出入を担う港として、日本経済にとって欠かせない存在です。

四日市港と水野美紀の思い出

今回の番組のナビゲーターを務めたのは水野美紀さん。彼女は小学生時代を三重県四日市市で過ごしたそうです。四日市港については「いつ通っても煙がモクモク出ていた記憶がある」と話していました。四日市港は、日本の工業地帯としても知られ、石油化学コンビナートや鉄鋼業が盛んな地域です。昭和の時代には工場からの排煙が特徴的で、その風景が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

マレーシアからのコンテナ:羊毛の糸

四日市港に到着したマレーシア発のコンテナの中身は、羊毛から作られた糸でした。四日市周辺では、江戸時代から綿花栽培が盛んに行われており、明治時代に入ると本格的に紡績業が発展しました。四日市港は、日本の綿花・羊毛産業の中心地として、輸入した原料を加工する役割を担っていました。

・明治時代には多くの紡績工場が建設され、繊維産業が主要産業となった
・昭和43年(1968年)には、日本で輸入される羊毛の約6割が四日市港に集まるほどだった
・しかし、1973年をピークに輸入量が減少し、現在では原料ではなく加工された糸の輸入が主流となった

羊毛から糸を作る技術が発展したことで、かつての四日市は「羊毛の街」として知られていましたが、時代の流れとともに変化を遂げています。

タイへ向かうコンテナ:ラーメンスナック

タイへ輸出されるコンテナの中には、三重県発祥のラーメンスナックが積まれていました。このラーメンスナックは、日本国内でも人気がありますが、近年はアジアを中心に輸出量が増加しています。

・過去5年で輸出量が約1.5倍に拡大
・現在ではアジア圏を中心に34の国と地域で販売されている

タイのバンコク港を経由して各地に届けられ、日本の味を世界へ広めています。

オランダへ向かうコンテナ:ミニショベルカー

オランダへ輸出されるコンテナの中には、小型のミニショベルカーが収納されていました。

・重量6トン以下の小型建設機械で、ヨーロッパでは特に需要が増加
・15年前と比較して、ヨーロッパでの需要が3倍以上に拡大

コンテナへの積み込み作業は慎重に行われており、運転手と誘導員2人が連携しながら、わずかな隙間も残さないように調整されています。ミニショベルカーは、道路工事や都市部での建設作業に適しており、特にヨーロッパでは人気が高まっています。

台湾へ向かうコンテナ:日本のアイス

台湾へ輸出されるリーファーコンテナの中には、日本のアイスが積まれていました。このコンテナは、マイナス30℃からプラス30℃まで、0.1℃単位で温度管理が可能な特殊なものです。

・日本のアイスの輸出量は10年前の約6倍に増加
・アジアへの輸出が特に多く、台湾がその4割近くを占める

台湾では日本のアイスが人気で、クレーンゲームの景品としても扱われるほどです。

四日市港のスーパーマシンを見学

番組では俳優の千葉雄大さんが四日市港を訪れ、巨大な港湾機械を見学しました。

・ガントリークレーン:コンテナの積み下ろしを行う大型クレーン
・ストラドルキャリア:コンテナを移動させるための特殊車両

これらの機械は、コンテナの積み込み作業を効率的に進めるために不可欠な存在です。

ベトナムからのコンテナ:ガーデニング用の砂利

ベトナムから到着したコンテナには、ガーデニング用の砂利が積まれていました。庭園デザイナーの石原さんによると、ベトナムの砂利は明るい白色をしており、花の色を引き立てる効果があるそうです。

・日本の庭園では白い砂利が好まれるため、需要が高い
・チェルシー・フラワー・ショーなどの世界的なイベントでも使用されている

庭作りに適した素材として、多くの国で利用されています。

カナダへ向かうコンテナ:ビーガンサーモン

カナダへ輸出されるコンテナの中には、ビーガンサーモンが入っていました。ビーガンとは、動物性食品を一切使用しないライフスタイルのことです。このビーガンサーモンは、こんにゃくを主原料とし、魚の食感や味を再現しています。

・ビーガン人口は年々増加しており、市場規模は2024年には約6兆円に達すると予測されている
・ビーガンサーモンは寿司や巻きずしの具材としても人気

ビーガン市場の拡大に伴い、日本のビーガン食品も海外で注目を集めています。

まとめ

四日市港には、世界各国とつながるさまざまな貿易品が集まっています。繊維産業の時代から時を経て、今では食品や建設機械、ビーガン食品に至るまで幅広い品目が取り扱われています。四日市港は、日本の物流において重要な役割を果たし続けていることが、今回の番組を通して改めて分かりました。

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