安田顕と宮城県名取市へ!心温まる出会い旅|2025年3月10日放送
2025年3月10日放送の「鶴瓶の家族に乾杯」では、俳優の安田顕さんがゲストとして登場。旅の舞台は宮城県名取市です。名取市は仙台市の南に位置し、海と自然に恵まれた町。東日本大震災では甚大な被害を受けましたが、今では復興が進み、活気を取り戻しています。今回は、そんな名取市で地元の方々と触れ合いながら旅をすることに。どんな出会いがあったのでしょうか。
【NHK鶴瓶の家族に乾杯】安田顕と宮城県名取市ぶっつけ本番旅|東日本大震災から14年、閖上の今をめぐる感動の出会い【2025年3月3日放送】
名取市・閖上で笹かまぼこ手焼き体験
旅の最初に訪れたのは、名取市の閖上地区にあるかまぼこ屋さん。名取市といえば、宮城県の名物でもある笹かまぼこが有名です。このお店では、笹かまぼこを自分で焼く体験ができるとのことで、安田顕さんも挑戦しました。店員の柴田光枝さんは、東京出身で35年前に名取市へ嫁いできたそうです。
笹かまぼこは、魚のすり身を使って作る宮城の伝統食品。香ばしく焼き上げることで、ふんわりとした食感の中に香ばしさが加わり、さらに美味しくなります。手焼き体験では、ヘラを使って形を整え、自分好みの焼き加減で仕上げることができます。安田顕さんも試行錯誤しながら、じっくりと焼いていました。地元の味に触れながら、名取市の文化を体験する貴重な時間となりました。
名取市のカーネーション農家を訪問
次に出会ったのは、カーネーションを育てている三浦太さんという農家の方。鶴瓶さんが歩いている途中、カーネーションが目に留まり、農園を訪れることになりました。
三浦太さんは3代目のカーネーション農家で、長年、花を育ててきました。息子の智和さんは一度大阪へ移り住んでいましたが、30歳くらいまで大阪で生活した後、地元に戻ることを決意。地元に戻ってからは、名取市で家族と一緒に農業を続け、奥さんとも出会ったそうです。
東日本大震災の際には、津波が家まで押し寄せ、大変な経験をしたとのこと。それでも、家族とともに力を合わせ、農業を続けてきました。カーネーションは贈り物として人気の花であり、名取市のカーネーションも全国に届けられています。
幸せいっぱいの若いカップルと出会う
名取市を歩いていると、千葉県から訪れたカップルに出会いました。金縄享介さんと稲葉陽奈さんの2人は、結婚を控えていて、宮城にいる陽奈さんのご両親に挨拶に来たそうです。
2人の馴れ初めやプロポーズの話も聞くことができました。金縄さんは、クルーズ船にあるプロポーズ専用の場所を予約し、そこで特別なプロポーズをしたのだとか。まるで映画のようなロマンチックなシーンが思い浮かびます。
陽奈さんは、「仲の良い家族を作りたい」と将来の夢を語ってくれました。名取市で生まれ育った陽奈さんにとって、大切な場所であることが伝わってきました。
復興のシンボル「かわまちてらす閖上」
震災で大きな被害を受けた閖上地区には、2019年に「かわまちてらす閖上」がオープンしました。ここは、商店が集まり、地元の人々が交流できる場所になっています。
・新鮮な海の幸が楽しめる飲食店
・いちごを使ったスイーツのお店
・名物の赤貝丼
このように、名取市ならではのグルメがそろっており、多くの人でにぎわっています。
地元を愛する美容師さんとの出会い
旅の途中で立ち寄ったカレー屋さんで、地元に詳しい美容師さんを紹介されました。中橋栄子さんは、なんと美容師歴48年。震災で美容室を失いましたが、移転を繰り返しながらも仕事を続けています。
・美容室を失い、移動を繰り返して6回目
・現在は45分かけて仙台市から通っている
・「ここが地元だから、ずっとこの場所で働きたい」
こうした思いで続けている美容師の仕事は、地元の人々にとっても大切な存在です。
名取市立閖上中学校の卓球部と対決
安田顕さんは、名取市立閖上中学校を訪問。孫が通っているという話を聞き、校長先生に会いに行くことになりました。しかし、孫の幸太郎くんは、この日体調を崩してお休み。その代わりに、ビデオメッセージが届いていました。「安田顕さんが好きで、ドラマをずっと観ています」という嬉しい言葉に、安田顕さんも感激していました。
さらに、体育館では卓球部を見学。なんと卓球部の部長とスリッパで対決することに。安田顕さんが本気で挑み、見事勝利!笑いに包まれる楽しい時間となりました。
美しいバラ園での出会い
鶴瓶さんは、名取市のバラ園へ。ここは、もともとカーネーションを育てていた農家でしたが、代替わりしてバラを育てるようになりました。
・おじいさんはカーネーション農家だった
・「カーネーションじゃモテないから」とバラ栽培へ
・水耕栽培を導入し、農林水産大臣賞を受賞
名取市で育つ美しいバラと、家族の歴史が詰まった農園でした。
旅の終わりに
最後に訪れたのは、震災で亡くなった中学生の慰霊碑。ここには、津波で犠牲となった14人の生徒の名前が刻まれています。
・「13歳、14歳の子たちと遊ばせてもらった」
・「すぐ近くに彼らの名前があるのが言葉にならない」
安田顕さんは、手を合わせながら、震災の記憶を忘れずに次の世代へ伝えていくことの大切さを感じていました。名取市での旅は、心に深く残るものとなりました。
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