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【あしたが変わるトリセツショー】視力が良くても要注意!緑内障の早期発見と脳の働き|2025年2月20日放送

健康

老眼や疲れ目じゃない?知らないうちに進行する「緑内障」のリスクと対策|2025年2月20日放送

2025年2月20日放送の『あしたが変わるトリセツショー』では、「それ、老眼・疲れ目じゃないかも?」をテーマに、気づかないうちに進行する緑内障について詳しく紹介されました。

緑内障は40歳以上の20人に1人、70歳以上では10人に1人以上が発症するといわれる身近な病気です。しかし、進行するまで自覚症状がほとんどなく、患者の約9割が気づかずに進行してしまうといわれています。視野が少しずつ欠けていき、一度失われた視覚情報は元に戻らないため、早期発見・早期治療がとても重要です。

今回は、番組で紹介された緑内障の原因や症状、セルフチェックの方法、検査や治療法について詳しく解説します。

緑内障とは?気づきにくい理由

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緑内障は視神経がダメージを受けることで、視野が徐々に欠けていく病気です。視力が悪くなるわけではなく、目の一部が見えにくくなるため、発症しても気づきにくいのが特徴です。

視野の一部が徐々に欠けるが、視力は変わらないことが多い
両目で補い合うため、視野の欠けに気づきにくい
人間の脳は「見えない部分を補う機能」があるため、初期段階では違和感を感じにくい

そのため、多くの人が「自分は関係ない」と思いがちですが、知らないうちに進行してしまう病気なのです。

緑内障の原因とリスク要因

緑内障の発症にはさまざまな要因が関係しています。特に注意すべきポイントを紹介します。

眼圧が高い
 - 目の中の房水(液体)の流れが悪くなり、眼球内の圧力が上がると、視神経に負担がかかりダメージを受ける

遺伝的要因
 - 家族に緑内障の人がいる場合、発症リスクが高まる

強度の近視や遠視
 - 近視の度が強いと視神経が弱くなりやすく、緑内障のリスクが上がる
 - 遠視の人(特に70歳以上の女性)もリスクが高い

年齢
 - 40歳以上で発症率が上がり、70歳以上では10人に1人が発症するといわれている

生活習慣
 - 長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用で目を酷使すると、眼圧が上がる可能性がある
 - 喫煙やストレスも影響を与える

緑内障を早く見つけるための「眼圧チェック」

緑内障に早く気づくために重要なポイントは「眼圧」です。

・眼の中の房水(液体)の流れが悪くなると、眼圧が上がり視神経に負担がかかる
・眼圧は個人差があり、正常範囲でも緑内障を発症する人がいるため、定期的な検査が大切

緑内障は進行すると網膜の神経線維が半分以上失われることもありますが、自覚症状が出るのはさらに進行してからが多いため、早めのチェックが重要です。

今すぐ確認!緑内障セルフチェック

番組では、今すぐ受診すべき人のための「緑内障セルフチェック」が紹介されました。以下の項目のうち、1つでも該当する場合は、眼科での検査を検討することが推奨されています。

緑内障になりやすい人の特徴
 - 眼圧が高いと言われたことがある
 - 家族に緑内障の人がいる
 - 強度の近視である
 - 遠視である(特に70歳以上の女性)

緑内障の疑いがある症状
 - 左右の目で見える範囲や明るさが違う
 - 視線をパッと動かした瞬間に見えにくい
 - パソコン作業中にマウスポインターを見失うことがある
 - メガネが合わず、いくつも買い替えている
 - メガネが汚れているように感じることが多い
 - 階段や乗り物のステップを踏み外すことがある

これらに該当する場合は、早めに眼科を受診しましょう。

緑内障の検査と治療

緑内障の検査には、以下のような方法があります。

眼圧検査:空気を当てて眼圧を測定
視野検査:視野の欠けがあるかをチェック
眼底検査:視神経のダメージを確認
光干渉断層計(OCT)検査:網膜の神経線維の状態を詳しく調べる

緑内障の治療は、眼圧を下げることが基本です。

目薬による治療:房水の流れを良くし、眼圧を下げる
レーザー治療:房水の排出を促進する
手術:薬やレーザーで効果が出ない場合に選択される

早期に発見し、治療を続けることで、緑内障の進行を抑えることができます。

まとめ

『あしたが変わるトリセツショー』では、知らないうちに進行する緑内障について詳しく解説されました。

視力ではなく、視野が徐々に欠けていく病気
約9割の患者が気づかないまま進行する
早期発見には「眼圧のチェック」と「定期的な検査」が重要
セルフチェックでリスクを確認し、少しでも当てはまるなら眼科の受診を!

緑内障は、進行すると視野が欠けて戻らない病気ですが、早期発見・早期治療で進行を抑えることができます。「まだ大丈夫」と思わず、定期的な眼科検診を受けることが大切です。

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