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Eテレ【ふるカフェ系 ハルさんの休日】逗子の古民家カフェ「あおいと、」|原節子も通った昭和サロンの記憶|2025年6月12日放送

ふるカフェ系 ハルさんの休日

神奈川・逗子|昭和サロンの記憶を受け継ぐ“おもてなシネマ”の古民家カフェ

神奈川県逗子市にある閑静な住宅街の一角。そこにひっそりとたたずむ古民家カフェが、2025年6月12日放送予定のNHK番組『ふるカフェ系 ハルさんの休日』で紹介されます。今回の舞台は、昭和の記憶を色濃く残す一軒家を改装した、まるで映画のワンシーンのようなカフェ。往年の映画スターが訪れた伝説を持ち、今では地域の人々が集う憩いの場として生まれ変わっています。

名優も訪れた昭和のサロンから、心のよりどころへ

今回番組に登場するカフェは、かつて映画関係者の集まる“サロン”だった昭和の一軒家がルーツです。この家は、映画の台本をタイプライターで清書していた女性が住んでいた場所で、当時からにぎやかな人付き合いが絶えませんでした。映画制作に関わる人たち、親せき、近所の住民が集まっては食事や会話を楽しむ、まさに“昭和のもてなし空間”がそこにはありました。そしてこの家には、なんと日本映画界を代表する名女優・原節子さんも訪れていたというエピソードも残されています。その歴史的背景もあり、この古民家は多くの人にとって特別な場所となっていたのです。

やがてその家を引き継いだのは、理学療法士として働いていた男性。彼は大おばの思いを大切にしながら、この古民家を地域の人が自然に集まれるカフェへとリニューアルしました。仕事と両立しながらの挑戦だったそうですが、その熱意が実り、今では多くの人々が訪れる場所になっています。

  • 古民家の趣を残しつつ改装

  • 家族やご近所、地域の高齢者も気軽に集まれる

  • 最近では合唱団まで結成され、音楽の場としても活用

このようにして、かつての“サロン”は、時代を超えて“つながる場所”として生まれ変わったのです。

「あおいと、」で味わえる、心と体が喜ぶ食の時間

紹介されるカフェの名は「あおいと、」。築80年以上の古民家を活かし、趣ある和の空間に整えられたこのカフェでは、食材にも空間づくりにも、こまやかな工夫が込められています。料理は一つひとつが手づくりで、素材の味を活かしたやさしい味わい。特に人気のメニューには以下のようなものがあります。

  • 和だしのオイル系パスタ
     旬の野菜を使用し、季節ごとに内容が変化します。1,300円で提供され、大盛りは+250円。あっさりした味の中に、和だしのコクが感じられる一品です。

  • スパイス野菜カレー
     しっかりとしたスパイスの風味がありながら、後味はさっぱり。動物性の素材を使わず、体にやさしいカレーです。

  • みりんを使ったドリンクや自家製ジンジャーシロップのドリンク
     「Soyシナモンジンジャー」など、どこか懐かしさを感じる味わいの中に、新しさもあり、健康にも配慮されたラインナップ。

  • ラムレーズンチーズケーキなどのスイーツ
     濃厚で満足感のある味が人気。日替わりで登場するため、何度も訪れたくなる楽しみがあります。

  • 夏季限定のかき氷
     混雑時には14:00〜15:30の提供で、ふわふわの氷と手作りのシロップが特徴。

すべての料理や飲み物には“おもてなし”の気持ちが込められていて、どれも丁寧に仕上げられています。

口コミが語る「あおいと、」の魅力

実際に訪れた人たちの声からも、このカフェの魅力が伝わってきます。雰囲気、料理、接客のすべてが評価され、リピーターも多いようです。

  • 「東ティモールのコーヒーがまろやかでおいしい。山葡萄ジュースも濃厚」

  • 「静かな住宅街に突然現れる、まるで映画の中にいるような空間」

  • 「店主が一人で切り盛りしていて丁寧。料理の彩りもきれい」

  • 「入口には控えめな“OPEN”の札だけ。知っている人だけが訪れるような隠れ家感」

このような口コミからも、お店の静かな魅力や人の温かさが多くの人の心をつかんでいることがわかります。

今後の放送に期待して

『ふるカフェ系 ハルさんの休日』では、こうした場所にある「人の思い」や「暮らしの記憶」に焦点を当てて丁寧に描かれます。今回の放送でも、おばの思いを受け継いだ理学療法士の男性が、どのように地域とつながる場所を作り上げてきたのか、その過程やこだわりが紹介される予定です。

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