記事内には、広告が含まれています。

NHK【あしたが変わるトリセツショー】尿もれ改善の新常識!「開くだけ・押すだけ」の驚きメソッド|2025年6月12日放送

あしたが変わるトリセツショー

これだけで解消!尿もれのトリセツ

2025年6月12日放送のNHK「あしたが変わるトリセツショー」では、「これだけで解消!尿もれのトリセツ」が特集されました。男女を問わず悩みの多い尿もれに対し、骨や筋肉、進化の観点から分かりやすく解説し、自宅でできるトレーニング法も紹介されました。

NHK【あしたが変わるトリセツショー】知らぬと損する!尿酸値の恐怖と対策徹底解説|2025年1月9日放送

人類の進化と尿もれの意外な関係

今回のトリセツショーでは、新潟医療福祉大学の奈良貴史教授による、人類の進化が尿もれに関係しているという驚きの研究が紹介されました。教授は長年にわたって、骨と人類の進化の関係を研究しており、特に「頭蓋骨の大きさ」と「骨盤の構造の変化」に着目しています。

人類は進化の過程で脳が発達し、それによって頭の大きさが大きくなりました。これが女性の身体に変化をもたらしました。

  • 赤ちゃんの頭が大きくなったことで、産道である骨盤の穴も大きくなる必要が出てきた

  • 骨盤の穴が大きくなると、そのぶん骨盤底の支えが弱くなりやすくなる

この骨盤底が緩むと、膀胱などの内臓を支える力が弱くなり、尿もれが起きやすくなる原因になるのです。

さらに、人類は四足歩行から二足歩行へ進化したことで、骨盤の働きが大きく変わりました。

  • 二足で立つことにより、重力がまっすぐ下にかかるようになった

  • そのため、膀胱や子宮、小腸などの重みが骨盤底筋に集中するようになった

  • 特に加齢や筋力の低下があると、骨盤底筋の力が弱くなり、支えることが難しくなる

こうした構造的な変化により、人間は進化の中で尿もれしやすい体になってしまったともいえるのです。

奈良教授は、他の哺乳類と人類を比較したとき、人類だけがこのような大きな骨盤の穴をもっていることに注目しています。つまり、人類は「知能の進化」と引き換えに、「骨盤の機能の変化」を受け入れてきたのです。

この話を聞くと、尿もれは単なる加齢や運動不足だけでなく、体の構造そのものに原因があるということがよくわかります。普段意識することのない骨盤底筋ですが、私たちの体を支える大切な役割を担っていることが改めて示された内容でした。

骨盤底筋トレーニングのコツとコツコツの大切さ

尿もれ対策として最も注目されたのが、骨盤底筋を鍛えるトレーニングです。骨盤底筋は、膀胱や子宮、腸などの内臓を下から支えている重要な筋肉ですが、見た目では確認できないうえに、意識して動かすことが難しいのが特徴です。だからこそ、日々の意識と継続的な取り組みがカギとなります。

番組では、骨盤底筋をうまく使えるようになるための工夫として、イメージトレーニングを取り入れることが大切だと紹介されました。具体的なイメージの例としては、次のようなものがあります。

  • 「お花を摘みあげるように」やさしく内側から引き上げる感覚

  • 「ゼリーを吸い上げるように」繊細な力で引っ張りあげる動き

  • 「骨盤底筋をスカーフと見立てて引き上げる」柔らかくゆっくり持ち上げるイメージ

  • 「エレベーターが閉まって3階まであがる」段階的に力を加えていくイメージ

これらの比喩表現を用いることで、頭の中で動きを想像しながら筋肉を意識できるようになります。筋肉を見えないまま動かすことが必要なので、こうした視覚的・感覚的な表現がとても役立ちます。

また、このトレーニングは正しい姿勢を保つこともポイントです。背筋をまっすぐにし、お腹を軽くへこませた状態で行うと、より効果的に骨盤底筋を使うことができます。

東京都立大学などで研究されているこの方法は、都市部の中野などでも実践者が増えており、日常生活の中でも手軽に取り入れられるトレーニングとして注目されています。座ったまま、通勤中、料理中、寝る前など、生活の中のすき間時間で取り組めるのもこの体操の魅力です。

骨盤底筋トレーニングは、すぐに効果を感じにくいかもしれませんが、毎日コツコツ続けることで確実に体が変わっていくと番組では強調されていました。年齢や性別に関係なく、正しく鍛えることで、尿もれだけでなく姿勢改善や冷えの予防にもつながると期待されています。

簡単にできる骨盤底筋体操

番組で紹介されたもうひとつのポイントは、誰でもすぐに始められる骨盤底筋の体操です。大阪医科薬科大学の二宮早苗准教授が提案したこの体操は、動きがシンプルで時間もかからず、習慣として取り入れやすい方法として注目されました。

この体操のやり方はとても簡単です。

  • つま先を90度に開いて立つ

  • お尻の筋肉をきゅっと寄せる

たったこれだけの動きで、骨盤底筋にしっかりと刺激を与えることができます。このとき、内ももやお尻の筋肉にも力が入ることで、骨盤底筋が自然に引き上げられる仕組みになっています。

この方法は、特別な道具やトレーニングウェアなども不要です。

  • 自宅のリビング

  • 職場の休憩時間

  • キッチンでの待ち時間

  • テレビを見ながら

など、日常のすき間時間に取り組めることが最大のメリットです。

実際に番組では、尿もれに悩む5人がこの方法を1週間実践しました。その結果、全員の尿もれ回数が減少するという成果が確認されました。大きな努力を必要としないシンプルな体操が、確かな効果を発揮したことは、多くの視聴者にとって希望につながる内容でした。

さらに、高槻市をはじめとする一部の自治体では、この運動法を住民向けに広める取り組みも行われています。地域全体で健康づくりに取り組む例としても紹介されており、世代や性別に関係なく取り組める運動として広がりを見せています。

この体操は、尿もれに限らず、骨盤まわりの安定や、姿勢の改善、冷えの予防、転倒防止といった幅広い健康効果も期待できます。始めやすく、続けやすく、効果も出やすい。まさに日常に取り入れるべきセルフケアのひとつとして、番組では強く推奨されていました。

男性に多い“ちょびもれ”の正体と対策法

尿もれは女性の悩みとして知られていますが、番組では男性にも多く見られる“ちょびもれ”について詳しく取り上げられました。特に中高年の男性に多いとされるこの症状には、体の構造的な原因があることが解説されました。

旭川医科大学病院の松本成史教授によれば、男性の尿道はS字型にカーブしているのが特徴です。尿はこのカーブを通って外に出るため、排尿後に完全に出しきったつもりでも、カーブの底部分に尿が残ってしまうことがあります。

  • 尿道のカーブ部分にたまった残尿が、あとから少しずつ出てくる

  • これが下着をぬらし、不快感や衛生面の問題につながる

加齢が進むと、尿道のまわりの筋肉や組織の弾力が失われ、尿の通りが悪くなります。これによって残尿がたまりやすくなり、ちょびもれが起こりやすくなるというのです。

この対策として紹介されたのが、排尿後に陰嚢の後ろ側を軽く押す方法です。

  • 押す場所は、会陰と呼ばれる陰嚢のすぐ後ろの部分

  • 軽く押すことで、尿道のカーブに残った尿を押し出すことができる

実際に番組では宮川大輔さんがこの方法をスタジオで試し、効果が実感できたと伝えられていました。方法はとてもシンプルで、場所を選ばずすぐに実行できるため、日常生活の中で無理なく取り入れられる工夫として高く評価されました。

また、この対策は排尿時だけでなく、トイレ後のケアとしても活用できる点がポイントです。外出先などでも手軽に行えるため、ちょびもれの悩みを抱える男性にとって、すぐに実践できる有効な対策となります。

このように、体の構造に即したシンプルな方法が大きな効果を発揮するということが、番組を通して丁寧に伝えられていました。恥ずかしがらずに知識を持ち、正しい対策を知ることが、健康と快適な生活への第一歩となります。

まとめ:毎日の意識と継続がカギ

今回のトリセツショーでは、尿もれの意外な原因と対策が科学的に分かりやすく紹介されました。人類の進化や骨格の構造に根ざした問題であること、そして特別な道具がなくても自宅でできるトレーニング法があることが明らかになりました。

大切なのは、毎日のちょっとした意識と継続です。恥ずかしがらずに向き合うことで、尿もれは改善できます。骨盤底筋トレーニングやちょびもれ対策を今日から取り入れてみるのがおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました