日村運転のバスで全国を巡る!400人の想い出を再訪する感動の再会旅|2025年3月29日放送
NHKの人気バラエティ番組「ひむバス!」が特別編として放送された『春の送迎まつり』。バナナマンの日村勇紀さんがバスの運転手となって日本全国を巡り、出会った人々を送迎してきたこの番組は、2021年から4年間で延べ400人以上の乗客を送迎してきました。今回はその中から印象的なエピソードをピックアップし、当時の名場面とその後の様子を紹介する総集編として放送されました。ナレーションを務めてきた白石麻衣さんも、今回初めて顔出しで登場し、心に残る送迎の思い出を語ってくれました。
熊本・天草での感動的な卒業の再会
番組では、熊本県天草市にある牛深高校郷土芸能部の生徒たちを、地元の祭り「牛深ハイヤ祭り」へ送迎した様子が紹介されました。彼らは「牛深ハイヤ節」を踊るために練習を重ね、最後の晴れ舞台に臨みました。それから1年後、彼らは卒業式を迎えます。送る会では顧問の佛坂先生が生徒一人ひとりに語りかけながら感謝を伝え、深い絆を感じさせる場面が描かれました。卒業生たちは、かつて踊った橋の上で再び牛深ハイヤ節を披露し、地域と生徒たちの成長を感じさせる美しいシーンとなりました。
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牛深高校郷土芸能部が1年前に披露した「牛深ハイヤ節」を再び披露
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顧問の先生からの言葉に涙する生徒たち
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最後の思い出の地で再び仲間と集う姿が放送されました
富山・五箇山の花嫁と家族の新たな門出
次に登場したのは、富山県の五箇山地域での送迎エピソードです。番組では、地元に住む藤井さんが新婚の奥さんを地域に紹介するため、春祭りで披露する送迎が取り上げられました。送迎から10か月後、藤井さんご夫妻からはビデオレターが届き、奥さんの妊娠がロケの1週間後に判明し、翌年1月に第一子の梨葵ちゃんが誕生したことが明かされました。地元の方々から多くの声をかけられたという話もあり、地域とのつながりを再確認する感動的な内容となりました。
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藤井さん夫婦が出演後の反響を紹介
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娘の誕生という新しい命の物語も追加
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日村さんとの再会を望む声も届けられました
白石麻衣さんが語る思い出の送迎
ナレーションを務めてきた白石麻衣さんが、特に印象深かった送迎エピソードを顔出しで紹介しました。いくつか思い出深い回がある中で、もっとも心に残っているのは南極観測船「しらせ」の乗組員の家族を送った回だったといいます。家族が見送る姿に思わず涙が出そうになったと語り、心温まる送迎の様子が再び注目されました。
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福井県での花嫁の送迎や乃木坂46のメンバーを祝う送迎なども印象的
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特に「しらせ」乗組員の家族の送迎は、別れの切なさと強い絆を感じさせるものでした
名古屋・女子野球部の3年後の成長
愛知県名古屋市にある啓明学館高校の女子野球部のエピソードでは、部員不足に悩んでいた当時の姿が紹介されました。部員は15人、試合経験も少ない状況でしたが、卒業生の先輩を招いた紅白戦のサプライズで元気づけられた様子が印象的でした。それから3年後、女子野球部は部員が42人に増え、試合経験も豊富になり、ついに公式戦で初勝利をあげるまでに成長しました。当時キャプテンだった牧野和花さんも、現在はスポーツ専門学校に通いながらクラブチームで野球を続けているとのことです。
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紅白戦で先輩と現役が交流する姿
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部員が増えて強くなったチームの今
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キャプテンのその後の活躍にも注目が集まりました
秋田・東成瀬村での最初の乗客との再会
番組の記念すべき初回の送迎は秋田県東成瀬村で、なべっこ遠足へ向かう4世代7家族の送迎でした。番組がスタートした当時の乗客だった半田さんご夫妻との再会も描かれました。夫の佳雄さんはその半年後に亡くなられていましたが、出演時の元気な様子が映像に残っていたことが、ご家族にとって大きな思い出となっているそうです。ミチさんからは、日村さんへの感謝を込めたネックレスのプレゼントもありました。サイズの関係で首にはつけられなかったものの、日村さんはバスの中に飾って大切にすることを決めました。
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番組初回の心温まる送迎エピソード
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家族との再会で明かされたその後の物語
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番組を通して生まれた深い交流が伝わってきました
南極観測船「しらせ」の現在地
以前、乗組員の家族を送迎した南極観測船「しらせ」についても現在の状況が紹介されました。出発から4か月が経ち、乗組員たちは南極に無事到着。現地からの写真も公開され、緊張感と誇らしさが伝わってきました。帰国は2025年4月22日を予定しており、任務の大変さと尊さを改めて感じさせられる内容となっています。
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家族との別れと南極での過酷な任務
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現地からの写真で状況を伝達
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番組が家族の絆を映し出す役割を果たしました
日村さんが語る「卒業」のさみしさと感謝
番組の最後には、日村さん自身がこれまでの送迎を振り返りながら、人との別れの切なさと、出会いのありがたさを語りました。とくに、乃木坂46メンバーの卒業の話題では、「さみしい」という思いを吐露し、かつて佛坂先生が泣いていた気持ちが今ではよく分かると話していました。送迎という一つの行為の中に、たくさんの感情が詰まっていたことが伝わるラストシーンでした。
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出会いと別れを繰り返す送迎の仕事
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番組を通して多くの人との絆が生まれた
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感謝と感動で締めくくられる30分間の特別編でした
おわりに
「ひむバス!春の送迎まつり」は、4年間で出会った人々のその後を丁寧に描いた総集編でした。全国各地で交わされたあたたかな交流と、そこから生まれた感動の物語。日村さんの真心が伝わる送迎の旅路を、これからも多くの人が心に残していくでしょう。番組の内容と異なる場合があります。ご感想や思い出があれば、ぜひコメントでお知らせください。
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