2025年新春！ニッポン“ふるさと”リレー
2025年1月1日、NHK総合で放送された「2025年新春！ニッポン“ふるさと”リレー」は、日本全国の美しいふるさとの風景を生中継で紹介する特別番組でした。出演者には三宅裕司、佐藤あゆみ、石田明（NON STYLE）、小野まじめ（クールポコ。）、ビビる大木、はるな愛、せんちゃん（クールポコ。）、井上裕介（NON STYLE）、高山一実といった豪華な顔ぶれが集結し、日本各地の文化や伝統を視聴者に伝えました。本記事では、番組で取り上げられた各地の中継内容を詳細に解説します。
オープニング
番組冒頭では、壮大な富士山の映像とともに新年の挨拶が行われました。出演者が新年の抱負を語りつつ、日本のふるさとの風景を巡る生中継の趣旨が説明されました。
番組の魅力を引き立てる演出として、富士山の雄大な姿が映し出され、晴れ渡る空の下で迎える新年の美しさを視覚的に表現しました。
さらに、出演者全員が紹介され、番組の多彩な視点から各地の魅力を伝えることが予告されました。続いて、鹿児島市の桜島からの生中継が行われ、火山の噴煙が上がる様子が映し出されました。この迫力ある映像は、自然の壮大さを改めて感じさせ、新年の始まりを印象的に演出しました。
長野県 野沢温泉村の中継
長野県野沢温泉村からは、お笑いコンビWエンジンが現地リポーターとして登場しました。
野沢温泉村は全国的にも有名な温泉地であり、江戸時代から続く「外湯文化」が今も受け継がれています。
中継では、源泉かけ流しの熱湯が毎分500リットル湧き出している様子が紹介されました。この豊富な湯量を活かして、敷地内には「麻釜（おがま）」と呼ばれる熱湯で野菜を茹でるスペースが設置されており、観光客も自由に利用できる点が強調されました。
また、野沢温泉村は冬季になると外国人観光客にも人気のスキーリゾートとしても知られています。中継では、外国人観光客が楽しむスキーシーンや温泉街の風情ある街並みも映し出され、日本の伝統的な温泉文化と国際的な観光地としての一面の両方が紹介されました。
滋賀県 甲賀の里 忍術村の中継
滋賀県甲賀市にある「甲賀の里 忍術村」からは、TIM（ゴルゴ松本、レッド吉田）と地元キャラクター「にんじゃえもん」が中継を担当しました。
甲賀の里 忍術村は、かつて忍者が住んでいた隠れ里として知られており、忍術体験や資料館の見学など、忍者文化を体感できる施設です。
中継では、全国から忍者ファンが集まる「全日本忍者選手権大会」の様子が取り上げられました。
この大会は今回で第42回目を迎え、約100名の参加者が集結。参加者は忍者衣装に身を包み、手裏剣投げや綱渡りなどの競技で技を競い合いました。
さらに、今回は特別ゲストとしてゴルゴ松本さんがエキシビションマッチに参加し、ユーモアを交えながら真剣勝負を繰り広げる様子が伝えられました。
山口県 防府市 老松神社の中継
山口県防府市の老松神社からは、お笑いコンビおかずクラブが中継を担当しました。
老松神社は歴史ある神社で、毎年開催される「三田尻の女尻相撲大会」で知られています。
この伝統行事は女性限定の相撲大会で、参加者が紅白の衣装をまとい、土俵上で相撲を取る姿が特徴的です。
今回は特別に正月場所として開催され、取材中におかずクラブの2人も飛び入り参加。コミカルな相撲対決が繰り広げられ、スタジオからも笑いがこぼれる場面が放送されました。
東京都 新宿末廣亭の中継
東京都新宿区の「新宿末廣亭」からは、落語家の春風亭昇太が中継を担当しました。
新宿末廣亭は、都内で唯一現存する木造の寄席建築であり、日本の伝統芸能文化を今に伝える貴重な施設です。
番組では、この日の寄席の様子が紹介され、春風亭昇太が三部構成の第一部のトリとして出演することが伝えられました。
また、楽屋の様子や出演する芸人のネタ披露など、寄席の舞台裏の雰囲気も丁寧に紹介されました。
木造の趣ある建物内で、伝統的な落語が披露される様子は、日本の古き良き文化の一端を垣間見せる貴重な映像でした。
まとめ
「2025年新春！ニッポン“ふるさと”リレー」は、日本各地の伝統文化や自然の美しさを伝える充実した番組内容でした。
富士山の新年の映像から始まり、野沢温泉村の温泉文化、甲賀の忍者大会、防府市の女尻相撲大会、そして新宿末廣亭の寄席と、多彩な地域の魅力が紹介されました。
それぞれの地域が誇る歴史や文化が視覚的に丁寧に伝えられた本番組は、新年の幕開けにふさわしい内容となりました。
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