ロバート秋山が全力応援!石川県宝達志水町の“オムライス町おこし”に密着
2025年6月2日(月)23:00からNHK総合で放送される『緊急!町民オーディション』では、知名度の低さに悩む石川県宝達志水町(ほうだつしみずちょう)を舞台に、ロバート秋山さんが「町の魅力を発信するPR動画=まちブイ」を制作する様子が紹介されます。今回はこの町が進める「オムライスの町おこし」を全面的に取り上げ、地元の人たちと一緒に取り組む様子を放送予定です。放送後、詳しい内容が分かり次第、最新情報を反映いたします。
バイクで登場!町を知るオープニングとオムライスの町おこし
番組の冒頭では、ロバート秋山さんがバイクに乗って登場。場所は石川県にある「千里浜なぎさドライブウェイ」という全長約8キロにもおよぶ砂浜の道路です。ここは全国でも珍しく、車やバイクで海岸線をそのまま走れる観光スポットとして知られており、能登半島の玄関口として多くの観光客に親しまれています。晴れた日のドライブは、波打ち際をすぐ横に見ながら走る爽快感が魅力で、秋山さんの登場シーンにもぴったりなロケーションとなっていました。
今回この町が番組の舞台になったきっかけは、地元の商工会青年部に所属する武内さんが番組に応募したことによるものでした。武内さんは「宝達志水町の魅力をもっと全国に伝えたい」と考え、番組に熱意あるメッセージを送ったそうです。その気持ちに応えるように、番組では町の魅力が丁寧に掘り下げられていきました。
紹介された魅力のひとつが、「オムライスの町おこし」です。宝達志水町は、オムライスを最初に考案したとされる北橋茂男さんの出身地であることから、オムライスをテーマに地域活性化が進められています。町内にはオムライスを看板メニューとする飲食店がいくつもあり、訪れた人に“ご当地の味”を伝えています。
秋山さんが最初に訪れたのは、昔ながらの老舗食堂。ここでは、地元産の卵やコシヒカリを使った定番のオムライスが提供されており、ふわとろの卵とほんのり甘いケチャップライスが絶妙なバランスで仕上げられていました。
続いて案内されたのが、武内さんが「ぜひ紹介したい」と話していたすし割烹のお店です。このお店では、町からの依頼を受けて考案されたという「おむらい寿し」が名物料理になっています。
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おむらい寿しは、オムライスの要素と寿司の技法を融合させた創作料理
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酢飯には、紅ズワイガニやノドグロなど能登ならではの高級食材を使用
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卵のとろみと海鮮の旨みが合わさり、見た目にも鮮やかな一皿
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味付けはさっぱりと上品で、和食の技術を活かした風味が特徴
このように、オムライスという親しみやすい料理が、宝達志水町の誇る食文化として多彩な形で発展している様子が丁寧に紹介されていました。番組では単に料理を紹介するだけでなく、地域の人々がオムライスに込める想いも伝えられ、町おこしの取り組みが多くの視聴者に響く内容となっていました。
町民たちの個性が炸裂!オーディションがスタート
番組の中盤からは、宝達志水町の魅力を発信するPR動画「まちブイ」に出演する町民を選ぶためのオーディションがスタートしました。ステージに登場するのはプロの芸能人ではなく、すべて地元の人たち。それぞれが持つ特技や情熱を武器に、自分たちの町をアピールする姿が次々と紹介されていきました。
最初の登場は、第1グループの「商工戦隊なぎさレンジャー」。このユニークなヒーロー集団は、地元の商工会に所属するメンバーたちが扮しており、自分たちの職業にちなんだ“必殺技”を披露するスタイルで活動しています。
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なぎさレンジャーは地元のイベントや保育園に出動
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子どもたちに元気と笑顔を届ける町のヒーロー
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職業に由来する衣装や動きで町の産業もアピール
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秋山さんからは「オムライスらしさを出して」と細かな演出指示が出される
厳しい注文にもかかわらず、真剣に応えようとする町民の姿が微笑ましく、温かな空気が画面越しにも伝わってきました。
次に登場した第2グループは、ダンサーで振付師のKOZUさん。毎年夏になると、地元の海の家でダンスパーティーを開催している人気者で、若者から大人まで幅広い世代と一緒に盛り上がるイベントを手がけています。この日は、ダンスのリズムに乗って「オムタン」と呼ばれるマスコットを交えたパフォーマンスを披露。
さらにステージを明るくしてくれたのが、102歳の藤井カツさん。元気よく体操を披露する姿には驚きと感動があり、町の元気な高齢者像を体現していました。年齢を超えた挑戦と笑顔に、見ている人たちの背筋も伸びるような力強さがありました。
第3グループでは、詩吟歴17年の今井真生さんが登場。詩吟で表現されたのは、町の自然や人々への想い。その音と響きは、地域の伝統と文化をしっかりと伝えるものでした。続いて紹介されたのは、ラーメン店の店主・能瀬さんが率いるバンド「チームAJ」。常連客とともに活動しているこのアマチュアバンドは、オリジナルの楽曲で町の魅力や日常をユーモラスに表現し、観客に笑顔を届けました。
第4グループは、東京で俳優やモデルをしていた経験を持つ原真治さん。12年前に地元に戻り、現在は唐揚げ店を営んでいるとのことです。都市での経験を地元での仕事に活かしながら、地域に根ざした暮らしを送る姿勢は、Uターン就職や移住を考える人にも響くエピソードでした。
また、小学生の蔵谷奏士朗くんと大島かんくんが登場し、それぞれ得意な技を披露。一生懸命な姿と緊張しながらも元気よく表現する様子は、観る人の心をつかむものがありました。
そして最後に登場したのが、ご当地非公認ロボット「石川もんG」。10年前に誕生したこのロボットは、石川県の各地のイベントに現れ、正体は不明のまま、踊りで地域を盛り上げる存在として人気を集めています。この日は秋山さんが即興でヒーローショーをプロデュースし、「なぎさレンジャー」や「オムタン」などとともに即席のヒーローショーを展開。子どもたちに人気のご当地キャラと、町民による熱演が一体となって、笑いと感動のオーディションシーンとなりました。
全員合格!町の魅力を詰め込んだ「まちブイ」が完成
全てのグループの発表が終わり、ついに審査結果の発表。なんと全員合格というサプライズな展開で、町民たちの努力と団結力がしっかりと評価されました。
最後には、ロバート秋山さんプロデュースのPR動画「まちブイ」が完成。町の自然、食文化、人々の笑顔がぎゅっと詰まった映像で、宝達志水町の魅力が多くの視聴者に伝わる素敵な仕上がりとなっていました。
石川県宝達志水町という小さな町で、ひとりひとりが主役になった今回の「緊急!町民オーディション」。笑いと感動が交差するなかで、地域に根ざした温かさや、地元を愛する心がひしひしと伝わってきた回でした。今後のまちブイの展開にも期待が高まります。
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