お風呂タイムをワンランクアップ!快適&リラックスのワザSP|2月25日放送
お風呂は、一日の疲れを癒し、体を温めるだけでなく、リラックスや美容のためにも大切な時間です。しかし、寒い季節はヒートショックの危険や、お湯がすぐに冷める悩み、お風呂上がりの肌の乾燥、ドライヤーの時間が長いことによる負担など、さまざまな課題があります。今回の「あさイチ」では、こうした悩みを解決し、お風呂タイムをより快適でリラックスできるものにするための方法を紹介します。
寒い時期でも安心して入浴を楽しむための工夫や、肌をしっとり保つスキンケア、お風呂上がりのドライヤー時間を短縮するテクニック、お湯が冷めにくくなるアイテムなど、今日からすぐに実践できるアイデアが満載です。
ヒートショックを防ぐためのポイント
寒い季節の入浴は、一日の疲れを癒し体を温める大切な時間ですが、急激な温度変化により血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担をかけるヒートショックが起こる危険があります。特に高齢者や高血圧・低血圧の人にとっては、失神や脳卒中、心筋梗塞のリスクも高まるため、しっかりと対策をして安全に入浴することが大切です。
・脱衣所や浴室を事前に暖める
浴室と脱衣所の温度差をできるだけ小さくすることで、入浴時の血圧の急変を防ぐことができます。
- 浴室の温度を上げるための工夫として、お湯を張る前にシャワーを高い位置から注ぐと、湯気で浴室全体が温まりやすくなります。
- 脱衣所には暖房器具を設置すると、入浴時の寒暖差が軽減できます。特に小型のセラミックヒーターや、電気ストーブが便利です。
- お風呂のふたを開けておくと、湯気で浴室内の温度が上がりやすくなります。
・お湯の温度は41℃以下、入浴時間は10分以内にする
高温のお湯に長時間浸かると、血圧が急激に上昇し、心臓に大きな負担をかけるため、40℃程度のぬるめの湯に設定し、10分以内の短時間入浴を心がけることが大切です。
- 半身浴を取り入れると、血圧の変動を抑えながらじんわりと体を温めることができます。
- 体をお湯に慣らしてから入ることも重要です。入浴前にシャワーで手足や肩にぬるま湯をかけることで、急な温度変化を防ぎます。
・入浴前後の水分補給を忘れずに
入浴中はたくさん汗をかき、体の水分が失われます。水分補給を怠ると血液がドロドロになり、血栓ができやすくなるため、入浴前後にコップ1杯の水を飲むことを習慣づけると安全です。
- 白湯や常温の水を飲むと、体を冷やさずに済みます。
- 利尿作用のあるカフェイン飲料(コーヒー・緑茶)やアルコールは避けるのが理想的です。
・食後や飲酒後の入浴を避ける
食事の直後やお酒を飲んだ後は、血圧が変動しやすく、入浴によって血流がさらに変化するため意識障害や失神のリスクが高まります。
- 食後1時間以上経ってから入浴するのが理想的です。
- 飲酒後の入浴は絶対に避けることが大切です。アルコールが入ると血圧が不安定になり、浴室内で意識を失う可能性が高くなります。
・湯船から出るときはゆっくりと
湯船に浸かった後、急に立ち上がると血圧が急低下し、立ちくらみや転倒のリスクが高まります。
- 浴槽の縁につかまりながら、ゆっくりと動作することが大切です。
- 浴槽の中で軽く足を動かしながらゆっくり立ち上がると、血流の急変を防ぐことができます。
- 風呂上がりに椅子に座って休むことで、血圧の急変を抑えられます。
・寒い日はカーテンを閉め、窓の隙間を塞ぐ
浴室に窓がある場合、冷気が入り込みやすくなります。
- 窓の隙間をタオルなどで塞ぐと、外気の侵入を防げます。
- カーテンや浴室用の断熱シートを活用すると、浴室全体の保温効果が高まり、温度差を軽減できます。
・お風呂上がりの冷え対策
湯船から出た後、急に冷えると血圧が乱れやすくなります。
- バスローブや厚手のタオルをすぐに羽織ると、体温の低下を防げます。
- 靴下やレッグウォーマーを履くと、足元の冷えを防ぎ、血流を安定させることができます。
ヒートショックは、ちょっとした工夫で防ぐことができます。寒い季節こそ安全な入浴方法を意識して、快適なお風呂時間を楽しみましょう。
お風呂でリラックスするためのワザ
お風呂は体を温めるだけでなく、心と体の疲れを癒すための大切な時間です。少しの工夫で、バスタイムがよりリラックスできる特別な時間になります。入浴の仕方や環境を整えることで、リフレッシュ効果や安眠効果も期待できます。
・お湯の温度は40℃前後が理想
40℃程度のぬるめのお湯に浸かることで、副交感神経が活発になり、心と体が落ち着く効果があります。42℃以上の熱いお湯に入ると、交感神経が刺激され、リラックスするどころか目が冴えてしまい、寝つきが悪くなることもあるため注意が必要です。
- 入浴時間は10〜15分程度が目安。長すぎると体の水分が失われ、逆に疲れてしまうことがあります。
- 湯船に入る前にかけ湯をすると、体が徐々に温まり、リラックスしやすくなります。
・入浴剤やアロマの香りを活用する
香りは心を落ち着かせ、ストレスを和らげる効果があります。特にラベンダーやカモミールはリラックス効果が高いとされ、心を落ち着けるのに最適です。
- 炭酸ガス系の入浴剤は血行を促進し、体を芯から温める効果があります。
- ミルク系の入浴剤は肌の保湿効果が高く、乾燥を防ぐのに役立ちます。
- 天然のエッセンシャルオイルを湯船に数滴垂らすと、心地よい香りに包まれながらリラックスできます。
・照明を落として間接照明を取り入れる
明るすぎる光は脳を覚醒させるため、お風呂でリラックスするには少し暗めの照明にするのが理想的です。
- 浴室の照明を間接照明やキャンドルにすると、より落ち着いた雰囲気を作ることができます。
- 防水仕様のLEDライトを浴槽の近くに置くと、おしゃれな空間が演出でき、心も癒されます。
- 窓がある浴室なら夜は外の光だけで入浴するのもリラックス効果が高まります。
・ヒーリングミュージックを流す
音楽は入浴時のリラックス度をさらに高めてくれます。心地よい音楽を流すことで、よりリラックスした状態になり、ストレス解消にもつながります。
- お風呂専用の防水スピーカーを活用して、好きなヒーリングミュージックや自然音(波の音や小川のせせらぎ)を流すと、心が落ち着きます。
- クラシックやジャズ、ヨガミュージックなど、自分の好きな音楽を選ぶとより効果的です。
- スマホを使う場合は、防水ケースに入れてお風呂の外に置くことで、音楽を楽しみながらも安心してリラックスできます。
・入浴前後のストレッチでさらにリラックス
お風呂で温まると筋肉がほぐれるため、入浴前後に軽いストレッチを行うと、よりリラックスできます。
- 湯船に浸かりながら、ゆっくり深呼吸をすると自律神経が整い、心身の緊張が和らぎます。
- 入浴後は、肩や首をゆっくり回したり、足を伸ばしたりすると、体がスムーズにほぐれます。
・入浴後の過ごし方も大切
お風呂から上がった後も、リラックスした状態を保つことが大切です。
- バスローブを着て体温をキープし、湯冷めを防ぐとリラックスした状態が続きます。
- 白湯やハーブティーを飲むことで、体の内側からも温まり、リラックス効果が高まります。
- 入浴後は、スマホやテレビの光を避け、ゆっくり読書をしたり、軽くストレッチをするのもおすすめです。
ちょっとした工夫を取り入れるだけで、お風呂の時間がより快適になり、心と体の疲れをしっかり癒すことができます。忙しい日々の中でも、お風呂の時間を大切にして、リラックスできる空間を作りましょう。
風呂上がりの乾燥対策
お風呂上がりの肌は、水分が急速に蒸発しやすい状態になっています。入浴によって肌の汚れや余分な皮脂は落ちますが、同時に肌に必要なうるおい成分まで流れ落ちてしまうため、適切なスキンケアを行わないと乾燥が進みます。特に冬場やエアコンの効いた室内では乾燥しやすいため、入浴後のケアを素早く行うことが重要です。
・タオルで優しく押さえるように拭く
お風呂上がりにタオルでゴシゴシとこするのはNG。摩擦によって角質が傷つき、肌のバリア機能が低下してしまいます。
- 吸水性の高い柔らかいタオルを使用すると、摩擦を減らしながらしっかり水分を拭き取れます。
- タオルで軽く押さえるようにして水分を吸収し、肌への負担を減らすことが大切です。
- タオルを使わずに、バスローブを羽織ると、自然に水分を吸収しつつ、摩擦を避けることができます。
・5分以内に保湿剤を塗る
お風呂上がりの肌は、10分以内に急速に水分が蒸発し始めるため、できるだけ早く保湿ケアをすることが大切です。
- お風呂から出たらすぐに化粧水やボディローションを塗ることで、水分の蒸発を防ぎます。
- 「お風呂→スキンケア→着替え」の順番にすると、無駄なく保湿ができます。
- スプレータイプの化粧水やミストを活用すると、素早く肌にうるおいを与えられます。
・保湿剤は手のひらで温めてから塗る
冷たいままのクリームやローションを肌に塗ると、馴染みにくくなり、十分な保湿効果が得られません。
- 手のひらで温めてから塗ることで、体温で保湿剤がやわらかくなり、肌に浸透しやすくなります。
- ボディクリームは、手のひらにのばしてから大きく円を描くように塗ると、肌全体に均一に馴染みます。
- 化粧水をつけるときは、手のひらで包み込むようにして馴染ませると、肌の奥まで浸透しやすくなります。
・乾燥しやすい部分は重ね塗りをする
ひじ、ひざ、かかと、すねなどは、特に乾燥しやすいため、念入りなケアが必要です。
- ひじ・ひざは円を描くようにして保湿剤をなじませると、乾燥しやすい部分にもムラなく塗ることができます。
- かかとは、入浴後にクリームを塗り、靴下を履いて寝ると、しっかり浸透して翌朝しっとりします。
- 手や指先は特に乾燥しやすいため、ハンドクリームを塗った後、軽くマッサージすると血行がよくなり、保湿効果が高まります。
・保湿効果を高める工夫
乾燥を防ぐためには、保湿剤だけでなく、環境を整えることも重要です。
- お風呂上がりに加湿器をつけると、室内の乾燥を防ぎ、肌の水分が逃げるのを防ぎます。
- 寝る前にワセリンを薄く塗ると、肌のバリア機能を補い、長時間うるおいをキープできます。
- シルクやコットン素材のパジャマを着ると、肌に優しく保湿をサポートできます。
ちょっとした工夫で、お風呂上がりの乾燥を防ぎ、しっとりとした肌をキープできます。毎日の入浴後の習慣に取り入れて、うるおいのある健康な肌を保ちましょう。
ドライヤーで髪を早く乾かす方法
お風呂上がりのドライヤー時間が長いと、手が疲れるだけでなく、髪が熱ダメージを受ける原因にもなります。効率よく乾かすことで、髪を傷めず、時短も可能になります。正しい乾かし方を実践し、負担を減らしながら美しい髪をキープしましょう。
・タオルドライをしっかり行う
ドライヤーの時間を短縮するためには、タオルでしっかり水分を取ることが重要です。
- 吸水性の高いタオルを使うと、髪の水分をより早く吸収できます。特にマイクロファイバータオルは、通常のタオルよりも水分を素早く吸収できるためおすすめです。
- タオルでゴシゴシこするのはNG。摩擦によってキューティクルが傷つき、髪のパサつきの原因になります。タオルで髪を包み、軽く押さえるようにして水分を吸い取るとダメージを防げます。
- タオルターバンを活用すると、タオルドライの間にスキンケアなどを済ませられ、効率的に乾かすことができます。
・ドライヤーは根元から乾かす
髪の毛の根元には水分がたまりやすく、毛先よりも乾きにくいため、ドライヤーを使うときは根元から乾かすのがポイントです。
- 頭を軽く下に向け、根元をかき分けながら乾かすと、風が髪全体に行き渡り、乾くスピードが上がります。
- 髪を小分けにしながら乾かすと、根元までしっかり乾き、ムラなく乾かすことができます。
・手ぐしを使いながら風を当てる
ドライヤーの風を髪全体に均等に当てることで、効率よく乾かせます。
- 髪を持ち上げながら風を当てると、風が通りやすくなり、内側までしっかり乾きます。
- 頭皮マッサージをするように手ぐしを通しながら乾かすと、血行が促進され、健康な髪の成長にもつながります。
- ブラシを使うと根元が立ち上がりやすくなり、ボリュームアップ効果も期待できます。
・温風と冷風を交互に使う
ドライヤーの温風だけを使い続けると、髪が乾燥しやすくなるため、冷風を上手に使うことが大切です。
- 8割ほど乾いたら冷風に切り替えることで、髪のキューティクルが引き締まり、ツヤが出やすくなります。
- 温風で乾かした後、冷風を当てることでスタイルがキープしやすくなるため、まとまりのある仕上がりになります。
- 根元を温風で乾かし、毛先は冷風で仕上げると、自然なツヤとまとまりのある髪に仕上がります。
・速乾スプレーを使う
ドライヤー前に速乾スプレーを使用することで、髪の水分が効率よく蒸発し、乾かす時間を短縮できます。
- 速乾成分が髪の水分を均一に広げるため、ドライヤーの風が当たりやすくなる効果があります。
- オイルタイプの速乾スプレーは、髪のまとまりを良くしながら乾燥時間を短縮できるため、髪が広がりやすい人にもおすすめです。
- ヘアミルクやミストタイプのトリートメントと併用することで、速乾しながらも髪のダメージを防げます。
・ドライヤーの風の方向にも注意する
ドライヤーの風の当て方によって、乾きやすさや髪のまとまりが変わります。
- 上から下に向かって風を当てると、キューティクルが整いやすくなり、ツヤのある仕上がりになります。
- 根元に対しては、左右から交互に風を当てると、自然な立ち上がりができ、ふんわりとした仕上がりになります。
ちょっとした工夫を取り入れることで、ドライヤー時間を短縮しながら、髪を傷めずに健康的な状態をキープできます。毎日の習慣として取り入れ、手軽に美しい髪を保ちましょう。
まとめ
お風呂タイムを快適にするためには、ちょっとした工夫が大切です。ヒートショックを防ぐ対策、リラックスするための方法、風呂上がりの乾燥対策、ドライヤーの時短テク、お湯が冷めにくいアイテムを取り入れて、毎日のバスタイムを充実させましょう。
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