タサン志麻の小さな台所|新生活に役立つ春の簡単レシピ【2024年3月5日放送】
料理家タサン志麻さんが、四季を楽しみながら作る料理のコツを伝えるシリーズ「タサン志麻の小さな台所」。今回は、新生活が始まる春にぴったりのレシピが紹介されました。少ない材料でもボリュームアップできる節約おかずや、お弁当にもおすすめのから揚げ、親子で楽しめるオムライスなど、忙しい毎日でも手軽に作れるメニューばかりです。新しい生活リズムに慣れるのが大変な時期でも、無理なくおいしいご飯が作れるアイデアが満載です。
ボリューム満点!厚揚げとキャベツの豚巻き
材料(3~4人分)
- キャベツ(外葉) 2~3枚(約170g)
- 厚揚げ 2枚(約350g)
- 豚バラ肉(薄切り) 400~500g
- サラダ油 大さじ1
- みりん 大さじ5
- 砂糖 大さじ2
- しょうゆ 大さじ3
作り方
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キャベツの下準備
キャベツはサッと洗い、ラップで包んで600Wの電子レンジで3分加熱します。
→ しんなりすると巻きやすくなるので、加熱後はすぐに取り出して水気を拭き取ります。 -
厚揚げの準備
厚揚げは棒状に切る(目安は約25cm長さ、約5cm幅)。 -
キャベツで包む
- キャベツのラップを外し、軸を切り落として広げる。
- まな板の上でキャベツを少し重ねながら並べ、厚揚げをのせる。
- キャベツの両端と手前を折り、くるっと奥へ転がすようにして厚揚げを包む。
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豚肉で巻く
- まな板の上に豚肉1枚を縦長に置き、残りも少し重ねながら横に並べる。
- キャベツで巻いた厚揚げを横長に置き、手前の豚肉を折りたたんで包む。
- 両端の豚肉も折り込んで、手でしっかり押さえてとめる。
- 形が崩れやすいので、しっかり手で押さえてなじませるのがポイント!
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焼く
- フライパンにサラダ油をひき、巻き終わりを下にしてのせる。
- 中火で焼き、時々転がしながら全面に焼き色をつける。
- 豚肉の脂が出るので、余分な脂はキッチンペーパーで拭き取ると味がなじみやすい。
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照り焼きダレを絡める
- 豚肉に火が通ったら、みりん・砂糖を加えて強めの中火で煮詰める。
- 砂糖が溶けたらしょうゆを加え、スプーンでタレをかけながら煮詰める。
- とろみがついたら火を止め、取り出して食べやすく切る。
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仕上げ
- 器に盛り、残ったタレをたっぷりかける。
- 切り口を上にして盛ると見た目がきれい!
- お好みで白ごまや刻みネギを散らすと、彩りもアップ。
ご飯が進むボリューム満点のおかずです!キャベツの甘みと厚揚げのジューシーさが豚肉の旨みと相性抜群。冷めても美味しいので、お弁当にもおすすめです。
冷めてもおいしい!タサン志麻流から揚げ
材料(約24コ分)
- 鶏もも肉 4枚(1~1.2kg)
- にんにく(すりおろす) 1かけ分
- A(衣)
- 小麦粉・かたくり粉 各50g
- 塩 小さじ2弱(鶏肉の重量の約1%)
- 黒こしょう(粗びき) 適量
- 調味料
- 酒 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1/2
- 揚げ油 適量
作り方
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鶏肉の下準備
鶏もも肉は水気を拭き取り、大きめのひと口大に切る。まな板に広げ、塩・黒こしょうをふり、手でしっかりもみ込む。
→ 塩の量は鶏肉の重量の約1%がポイント!ちょうどよい塩加減になる。 -
味をなじませる
- ボウルに移し、酒を加えてさらにもみ込む。
- 冷蔵庫に15~30分おくと、肉がしっとり仕上がる。
- にんにく・しょうゆを加え、さらにもみ込む。
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衣を準備する
別のボウルにA(小麦粉・かたくり粉 各50g)を合わせて入れ、よく混ぜておく。 -
鶏肉に衣をつける
- 鍋に揚げ油を中火で熱する。
- 鶏肉を1切れずつ、皮が外側になるようにして丸める。
- Aの粉を全体にまぶし、手でギュッと握って粉を押しつける。
- 皮側を下にして鍋に入れる。
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揚げる
- 鍋の大きさに合わせて1/3~1/2量ずつ揚げると、温度が下がらずカリッと仕上がる。
- 揚げ色がつくまでは触らない! 無理に動かすと衣がはがれるので注意。
- 縁が色づいて固まってきたら、菜箸でそっと上下を返す。
- さらに1~2分揚げ、強火にする。
- 全体がこんがりときつね色になったら、油をしっかり切って取り出す。
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仕上げ
- 揚げたてはサクサクで最高!
- 油を切ったらすぐにバットに広げて、蒸れないようにするのがコツ。
- 二度揚げすると、さらにカリッと仕上がるので、お好みで試してみるのもおすすめ。
外はカリッと、中はジューシーなから揚げの完成!シンプルな味付けで、塩気が効いたキリッとした味わい。冷めても美味しいので、お弁当にもぴったりです。
ふんわり卵が決め手!タサン志麻流オムライスの作り方
オムライスは、子どもから大人まで大人気の定番メニューです。たっぷりの具材を使ったケチャップライスに、ふわっと仕上げた卵をのせることで、満足感のある一品に仕上がります。シンプルながらも食べ応えがあり、新生活のスタートにぴったりなレシピです。
材料(3~4人分)
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ご飯(温かいもの)…茶碗4杯分
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鶏もも肉…1枚(300g)
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たまねぎ(小)…1個(150g)
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にんじん(小)…1/2本(75g)
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ピーマン…3個
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ウインナーソーセージ…5本
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卵…6個
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調味料・油
- サラダ油…適量
- 塩…適量
- 黒こしょう(粗びき)…適量
- トマトケチャップ…大さじ4~5
作り方
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具材の下準備をする
- たまねぎ、にんじんは1cm角に切る。
- ピーマンはヘタと種を取り除き、1cm角に切る。
- ソーセージは1cm幅に切る。
- 鶏もも肉は1~2cm角に切り、塩(小さじ1/2:鶏肉の重量の約1%)と黒こしょう適量をふる。
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ケチャップライスを作る
- フライパンにサラダ油(大さじ1)を入れ、弱火で熱する。
- たまねぎ、にんじんを加え、塩(1つまみ)をふってじっくり炒める。
- 野菜がしんなりしてきたら、鶏肉を加えて炒め、火が通るまで炒める。
- ソーセージ、ピーマンを加えてさらに炒める。
- ご飯を加え、塩・黒こしょう(適量)でほんのり味をつける。
- トマトケチャップ(大さじ4~5)を加え、全体に均一になじむまで炒め合わせる。
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卵を焼く
- 卵をボウルに割り入れ、溶きほぐす。
- 大きめのフライパンにサラダ油(大さじ1)を強めの中火で熱する。
- 卵を流し入れ、全体に広げる。
- 卵の縁が固まってきたら、菜箸で大きく混ぜながら半熟状に仕上げる。
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仕上げる
- 器にケチャップライスを盛り、焼いた卵をのせる。
- 好みでトマトケチャップをかけて仕上げる。
ポイント
- 鶏肉の下味をしっかりつけることで、味に深みが出る。
- 野菜はじっくり炒めると甘みが増し、ケチャップの酸味が和らぐ。
- 卵は半熟状態で仕上げると、ふわとろ食感になり、ご飯との一体感が増す。
- ケチャップの量は味をみながら調整すると、ちょうどいい甘さになる。
お弁当にもおすすめの一品です。食べるときにケチャップをかけたり、チーズをのせてアレンジしてもおいしく楽しめます。
まとめ
今回の「タサン志麻の小さな台所」では、ボリューム満点の厚揚げとキャベツの豚巻き、冷めてもおいしいから揚げ、親子で楽しめるオムライスが紹介されました。どのレシピも、忙しい毎日の中で手軽に作れて、食べる人を笑顔にする工夫が詰まっています。
新生活が始まる春は、慌ただしい毎日で食事作りも大変になりがちです。今回のレシピを活用すれば、手軽においしい料理を楽しみながら、栄養バランスの取れた食事が作れます。忙しい日々の中でも、料理を通じて楽しい時間を過ごしましょう。
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