フライパンで簡単!豚バラ大根&豚肉と豆のトマト煮の作り方|2025年2月17日放送
2025年2月17日(月)放送のNHK Eテレ【きょうの料理ビギナーズ】では、フライパンひとつで作れる豚肉の煮物が紹介されました。今回のテーマは、「おなじみの煮物をもっとおいしく作るコツ」を学ぶこと。和風の定番「豚バラ大根」と、洋風の煮込み料理「豚肉と豆のトマト煮」の2品が登場しました。
「豚バラ大根」は、豚肉のコクがしみ込んだジューシーな味わいが特徴の定番煮物です。フライパンで手軽に作れるので、初心者でも失敗しにくいのがポイント。また、大根の甘みと豚バラの脂の旨味が相まって、ご飯が進む一品に仕上がります。
「豚肉と豆のトマト煮」は、厚めの豚肉を小麦粉でコーティングして焼き、うまみを閉じ込めた洋風の煮込み料理です。ホクホクのひよこ豆とトマトの酸味が絶妙にマッチし、豚肉のうまみを引き立てます。パンやパスタとも相性がよく、食卓のレパートリーを広げたいときにぴったりです。
豚バラ大根の作り方
材料(2人分)
- 豚バラ肉(塊)…200~250g
- 大根…350g
- しょうが…15g(薄切り)
- 昆布(7cm長さ)…1枚
- 水…カップ1(昆布の戻し汁として使用)
調味料(A)
- みりん…大さじ1
- しょうゆ…大さじ1と1/2
- 酒…カップ1/4
作り方
1. 昆布を戻す
- 昆布を水カップ1に約20分間つけて戻す。
- 取り出したら2cm四方に切る。
- 戻し汁は煮汁として使うので捨てないようにする。
✔ ポイント
- 昆布を戻すことで旨みが引き出され、煮汁に深みが出る。
- 戻し汁は煮込む際のベースとなるので、風味を逃がさないよう注意する。
2. 大根としょうがの下ごしらえ
- 大根は2cm厚さの輪切りにし、皮をむいて半分に切る(半月切り)。
- しょうがは薄切りにする。
✔ ポイント
- 大根は厚めに切ることで、煮込んだときに味がしみ込みやすくなる。
- しょうがを入れることで、豚肉の臭みを消し、風味をよくする。
3. 豚バラ肉の下処理
- 豚バラ肉は4~5cm幅に切る(煮ると縮むので少し大きめに)。
- 湯を沸かしたフライパンに入れ、弱めの中火で約3分間ゆでる。
- ゆでた豚肉を取り出し、湯を捨てる。
✔ ポイント
- 下茹ですることで、余分な脂やアクを取り除き、あっさりした仕上がりになる。
- お湯を捨てる際に、脂が固まる前に流すと、フライパンの掃除が楽になる。
4. 煮込む準備
- フライパンをサッと洗い、下茹でした豚肉、大根、しょうが、水カップ1、昆布、昆布の戻し汁、酒カップ1/4を入れる。
- 中火にかけ、煮立ったらオーブン用の紙で落としぶたをする。
- 弱めの中火で約5分間煮る。
✔ ポイント
- 落としぶたをすることで、煮汁が均等にいきわたり、具材にしっかり味がしみ込む。
- 酒を入れることで、豚肉が柔らかくなり、コクが増す。
5. 調味料を加えて煮込む
- みりん(大さじ1)→しょうゆ(大さじ1と1/2)の順で加える。
- 再び落としぶたをし、さらにふたをして25~30分間煮る。
✔ ポイント
- みりんを先に入れることで甘みがなじみ、照りが出やすくなる。
- しょうゆは後半に加えることで、香りが飛びにくく、風味がよくなる。
6. 仕上げ
- 大根が柔らかくなったら完成(竹串を刺してスッと通ればOK)。
- 器に盛り付け、煮汁をかけて仕上げる。
✔ ポイント
- 煮汁が余っている場合は、火を強めて少し煮詰めるとより濃厚な味に。
- 仕上げに刻みねぎや七味唐辛子をふると、風味が引き立つ。
じっくり煮込んだ豚バラと大根がトロトロになり、甘辛い味付けがしっかり染み込んだ一品。ご飯との相性抜群で、お酒のお供にもぴったりです。
豚肉と豆のトマト煮の作り方
材料(2人分)
- 豚肩ロース肉(豚カツ用)…2枚(200g)
- ひよこ豆(缶詰/ドライパック)…小1缶(100g)
- トマトの水煮(缶詰/カットタイプ)…1/2缶(200g)
- たまねぎ…1/2コ(100g)
- にんじん…1/3本(50g)
- にんにく(小)…1かけ
- オリーブ油…大さじ1
- スープ…カップ3/4(※顆粒チキンスープの素 小さじ1を水または湯カップ3/4で溶く)
- ローリエ…1枚
- 塩・こしょう…各少々
- 小麦粉…適量
作り方
1. 野菜の下ごしらえ
- たまねぎは1cm角に切る。
- にんじんは3~4mm厚さのいちょう切りにする。
- にんにくはみじん切りにする。
✔ ポイント
- 野菜の大きさをそろえることで火の通りを均一にする。
- にんじんは厚めに切ると、煮込んだときにほっくりとした食感が楽しめる。
2. 豚肉の下ごしらえ
- 豚肩ロース肉は半分に切る。
- 塩・こしょうをふり、全体に薄く小麦粉をまぶす。
✔ ポイント
- 小麦粉をまぶすことで、豚肉の旨みを閉じ込め、ソースの絡みがよくなる。
- 肉は常温に戻してから調理すると、焼いたときに柔らかく仕上がる。
3. 豚肉を焼く
- フライパンにオリーブ油を中火で熱し、豚肉を並べる。
- 焼き色がついたら裏返し、両面をこんがり焼く。
- 端に寄せておく。
✔ ポイント
- 最初にしっかりと焼き色をつけることで、香ばしさとコクが生まれる。
- あまり動かさず、片面をじっくり焼くのがコツ。
4. 野菜を炒める
- あいたスペースににんにくを入れて炒め、香りを出す。
- たまねぎとにんじんを加え、さらに炒める。
- たまねぎが透き通ってきたら次の工程へ。
✔ ポイント
- にんにくは焦がさないように弱火で炒めると、風味が引き立つ。
- 野菜にしっかり火を入れることで、甘みが出て味わいが深くなる。
5. 煮込む
- トマトの水煮、スープ、ローリエを加えて煮立たせる。
- 塩小さじ1/3、こしょう少々をふる。
- ひよこ豆を加えてふたをし、弱めの中火で15~20分間煮込む。
✔ ポイント
- ローリエを入れることで香りがよくなり、トマトの酸味が和らぐ。
- ひよこ豆は煮崩れしにくいので、長時間煮ても食感が楽しめる。
- 途中で一度かき混ぜ、具材が均一に煮えるようにする。
6. 仕上げ
- 煮汁が少しとろみがついたら火を止め、ローリエを取り除く。
- 器に盛り付け、お好みでパセリのみじん切りを散らして完成。
✔ ポイント
- 煮汁の濃度はお好みで調整。水分が多い場合は、ふたを外して煮詰める。
- 仕上げにパルメザンチーズをかけると、コクがアップする。
豚肉の旨みとトマトの酸味、ひよこ豆のホクホク感が絶妙にマッチした一品。シンプルながら、しっかりとコクのある味わいに仕上がります。バゲットを添えて食べるのもおすすめです。
まとめ
「豚バラ大根」と「豚肉と豆のトマト煮」は、フライパンひとつで手軽に作れる、和風と洋風の煮込み料理です。豚肉の旨味がしっかりと染み込み、大根や豆と一緒に食べることで栄養バランスも抜群です。和食と洋食、どちらも簡単に作れるので、日々の食卓のレパートリーに加えてみてください。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
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