ヤミーさんの“切り干し大根の春巻き”レシピ
2025年5月1日(木)放送のNHK『あさイチ』の人気コーナー「みんな!ゴハンだよ」では、料理研究家ヤミーさんが「切り干し大根の春巻き」を紹介しました。乾物の定番・切り干し大根と干ししいたけのうまみを最大限に引き出し、春巻きの皮で包んでカリッと揚げたこのレシピは、乾物のイメージを一新するような華やかさと、普段のおかずにもぴったりな親しみやすさを兼ね備えています。
今回紹介されたレシピは、炒めてとろみをつけた具材をしっかり冷まし、春巻きに包んで揚げ焼きにするという工程で、初心者でも安心して挑戦できる内容でした。具材にはひき肉を加えてコクを出しつつ、戻し汁を活用して素材の旨みを逃さない工夫がされています。さらに、揚げ焼きで仕上げることで、油の量を控えつつもカリッとした食感に仕上がります。以下に、材料と作り方を詳しく紹介します。
材料(10本分)
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切り干し大根:30g(サッと洗って戻す) 
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干ししいたけ:2枚(冷蔵庫で一晩かけて戻す) 
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戻し汁:合計200ml(切り干し大根としいたけの戻し汁を合わせたもの) 
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豚ひき肉:50g 
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しょうが(粗みじん切り):1かけ分 
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サラダ油(炒め用):大さじ1 
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塩・こしょう:各少々 
【A(調味料)】
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酒:大さじ1 
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しょうゆ:大さじ1 
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オイスターソース:大さじ1 
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砂糖:大さじ1 
【B(水溶き片栗粉)】
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片栗粉:大さじ1 
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水:大さじ1 
【春巻き用】
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春巻きの皮:10枚 
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小麦粉と水を混ぜたのり状のもの(巻き終わりを止める用):適量 
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サラダ油(揚げ焼き用):適量(フライパンの底から5mmほど) 
作り方
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乾物を戻して下ごしらえする 
 切り干し大根は水で軽く洗ってから、ひたひたの水で戻します。戻す時間はパッケージの表示を確認しましょう。戻したら水気をしっかり絞り、1~2cm程度のざく切りにします。
 干ししいたけはサッと洗ってから、ポリ袋に水と一緒に入れて空気を抜き、口を閉じて冷蔵庫で一晩かけてゆっくり戻します。石づきを除き、粗みじん切りにします。
 切り干し大根と干ししいたけの戻し汁は合わせて200ml用意します。
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具材を炒めて味をつける 
 フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚ひき肉を炒めます。色が変わったら、しょうが・切り干し大根・干ししいたけを加えてさらに炒めます。
 ここで塩・こしょうを少量ずつ加え、下味をつけた後、【A】の調味料(酒、しょうゆ、オイスターソース、砂糖)を加えて全体をなじませながら炒めます。
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とろみをつけて冷ます 
 調味料がなじんだら、戻し汁を加えて煮立たせます。火を弱めて【B】の水溶き片栗粉を回し入れ、すぐに全体をよく混ぜ、再び火を強めてしっかりととろみをつけます。
 このとろみが春巻きの中で具材をしっかり固定するので、巻きやすく、食べた時にも具が流れ出しにくくなります。できあがった具材はバットなどに移し、しっかりと冷まします。
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春巻きの皮で包む 
 春巻きの皮を、角が手前にくるようにまな板の上に置きます。冷ました具材を10等分にして、皮の中央よりやや手前に置きます。
 皮を手前から1回巻き、具にぴったりかぶせたら、もう一度巻いて中の空気を抜くように軽く押さえます。左右を折りたたみ、奥に向かってふんわり巻いていきます。巻き終わりに小麦粉と水を混ぜたのりを塗り、しっかり閉じます。
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揚げ焼きにする 
 フライパンに油を5mmほど入れて熱し、180℃になったら春巻きを並べて入れます。きつね色になるまで揚げ焼きにし、途中で上下を返しながら全体に焼き色がつくまでじっくり揚げます。油は少なめでも、揚げ焼きにすることでしっかりとカリッと仕上がります。
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仕上げと食べ方のアレンジ 
 揚げたてをそのまま食べてもおいしいですが、お好みで酢やからしを添えるとさらに風味が引き立ちます。酢の酸味が油をすっきりと流してくれ、からしの辛味がアクセントになります。
この春巻きは、乾物のうまみを活かした新しいアイディアレシピです。ひき肉のコクと野菜の甘み、オイスターソースの深い味わいが一体となり、食べごたえもありながら後味はすっきりしています。家庭に常備している乾物と調味料で手軽に作れるうえに、冷凍保存も可能なので作り置きにも便利です。ヤミーさんの工夫が詰まったこの一品、ぜひご家庭でもお試しください。
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