冬の仙台・真夜中の肉まんスタンド|2024年3月7日放送
仙台市の繁華街・国分町。夜が更けてもにぎわうこの街の一角に、深夜まで営業する肉まんスタンドがあります。お酒を楽しんだ人、仕事終わりの人、次の店へ向かう人——さまざまな人が温かい肉まんを求めて立ち寄るお店です。そんな冬の仙台の夜を支える肉まんスタンドに密着するのが、2024年3月7日放送の【ドキュメント72時間】です。寒空の下、熱々の肉まんを頬張る人々には、それぞれの物語があります。
仙台・国分町の肉まんスタンドとは?
仙台市青葉区国分町にある「茶寮 仙台国分町店」は、中華点心のテイクアウト専門店です。昭和の屋台文化を思わせるスタンド形式の販売スタイルで、気軽に立ち寄れるのが特徴です。特に肉まんの評判が高く、地元の人々だけでなく観光客や夜勤帰りの人々にも愛されています。お酒を飲んだ後のシメとしても人気があり、早朝5時まで営業しているため、夜通し営業する飲食店関係者やタクシー運転手、夜の仕事を終えた人たちにも重宝されています。
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営業時間
- 月~土曜日:11:00~翌5:00
- 日曜日:13:00~翌2:00
- (年末年始は定休日)
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アクセス
- 仙台市営地下鉄南北線「勾当台公園駅」から徒歩約4分
- 専用駐車場なし、近隣にコインパーキングあり
人気の肉まんとこだわりの味
「茶寮 仙台国分町店」の肉まんは、ふっくらとした生地と、たっぷり詰まった具材が特徴です。中には、とろとろの豚肉、シャキシャキのタケノコ、コリコリとしたキクラゲが入り、食感のバランスも楽しめます。スパイスの効いたコショウが味のアクセントとなり、一口食べると体がじんわりと温まる味わいです。
- おすすめメニュー
- 肉まん(約250円):看板メニュー。ボリューム満点で食べ応え抜群
- シュウマイ(約700円):ジューシーな肉と野菜の旨味がギュッと詰まった一品
- ちまき(約300円):もちもちの食感と具材の味がしっかり染み込んだ人気商品
リーズナブルな価格も魅力で、気軽に買えるのも嬉しいポイントです。
深夜の肉まんスタンドに集まる人々
仙台・国分町の夜は長く、さまざまな人がこの店に訪れます。
- 飲み会帰りのサラリーマンや学生:仕事終わりや友人との飲み会の帰り道、最後に立ち寄って温かい肉まんを食べる人が多いです。
- 2軒目へ向かう前の差し入れ:居酒屋やバーのスタッフが「これから行く店の人にも」と買っていくこともあります。
- 夜の仕事を終えた人たち:クラブの黒服やスナックのママ、キャバクラのスタッフが仕事終わりに立ち寄ることも多いです。
- タクシー運転手や夜勤の人:深夜まで働く人たちにとって、温かい肉まんはほっとする一品です。
一つの肉まんが、忙しい一日を終えた人々にとっての小さな幸せになっています。
口コミ・評判
「茶寮 仙台国分町店」の肉まんは、地元の人にも長年愛されていることがわかる口コミが多数あります。
- 「コショウがきいていてクセになる味!」
- 「飲んだ後にぴったり。小腹を満たすのに最高!」
- 「夜勤明けに買って帰るのが習慣になった」
- 「ふわふわの生地とジューシーな餡のバランスが絶妙!」
特に、「寒い夜に温かい肉まんを食べるのが最高に幸せ」という声が多く、冬の仙台では定番の存在となっています。
まとめ
仙台・国分町の寒い夜、熱々の肉まんが湯気を立てながら、人々の心と体を温めます。【ドキュメント72時間】では、そんな夜の街の情景と、そこに集まる人々の物語が映し出されます。
1月24日(金)—— 初日の深夜、さまざまな人が訪れる
撮影初日。冷え込む冬の夜に、肉まんを求めて集まる人々の姿があった。
- 仕事帰りの公務員の男性が家族へのお土産にと、肉まんを購入。家に持ち帰ると、きっと温かい食卓の会話が生まれるのだろう。
- 習い事の帰りに立ち寄った親子連れ。寒い夜道の帰り道に、ほかほかの肉まんは特別なご褒美になったはず。
- 建設業で働く28歳の男性が仕事帰りに立ち寄る。夜遅くまで働く人にとって、この肉まんが一日の締めくくりになるのかもしれない。
- バーの常連客の男性がふらりと訪れる。お酒を楽しんだ後、しっかりとした味わいの肉まんが欲しくなるのかもしれない。
夜11時半を過ぎると、店の前には行列ができ始めた。飲み会帰りの男性、クラブで働く人々、夜の街を楽しんだ人たちが次々と訪れる。中には、一人で静かに味わう人もいれば、友人と談笑しながら楽しむ人もいる。寒い中、手のひらで肉まんの温もりを感じるひとときが、彼らにとってのちょっとした幸せなのかもしれない。
閉店間際には、送別会帰りの男性2人が訪れた。別れの寂しさを紛らわせるように、熱々の肉まんを手に取る姿が印象的だった。きっとこの肉まんが、特別な思い出の味になったことだろう。
1月25日(土)—— 昼から深夜まで、人が行き交う
翌日、朝の開店後にも、多くの人が肉まんを求めてやってきた。
- 仕事帰りのフィリピン人女性が立ち寄り、一つの肉まんを手に取る。異国の地で暮らす彼女にとって、この肉まんの温かさが心を癒す瞬間になったかもしれない。
- 三味線の稽古に行くという女性2人組も立ち寄る。音楽の練習の前に、お腹を満たしておこうというのだろう。
- 夕方には若い女性3人組が来店。ショッピング帰りなのか、楽しそうに肉まんを選ぶ姿が見られた。
夜になると、客層がまた変わる。スナックのママとお客さんが訪れ、そのままママの店へ同行し、さらに詳しい話を聞くことができた。仙台の夜の街は、こうした自然な交流が生まれる場所なのだと感じさせられる。
深夜11時を過ぎると、再び店は賑わいを見せた。スナックのオーナー、工務員、建築士など、さまざまな職業の人が訪れ、それぞれの肉まんの楽しみ方をしていた。誰もが違う人生を送りながらも、ここでは同じ一つの肉まんを手にし、温もりを感じる——そんな不思議な空間が広がっていた。
1月26日(日)—— 昨日の客が再び訪れる
この日、前日に訪れたスナックのママが子どもを連れて再び来店した。夜の街を支える人々も、昼間は家族と過ごす時間を大切にしている。昨日はお店のママとして、今日は母親として、この場所を訪れた彼女の姿が印象的だった。
子どもが嬉しそうに頬張る肉まん。大人だけのものではなく、子どもたちにとっても、ほかほかの肉まんは特別なご馳走だ。こうして、さまざまな世代が同じ空間で温かさを分かち合っていることに気づかされる。
1月27日(月)—— 仕事帰りと、学びの途中に
この日は、30代の会社員の男性が仕事帰りに訪れた。疲れた体に、温かい肉まんは染み渡る。「今日も頑張ったな」と思える瞬間なのかもしれない。
さらに、地域学の調査をしていた学生たちも来店。仙台の街を歩きながら、その歴史や文化を学んでいたという。彼らにとっても、この肉まん店はただの食事処ではなく、学びの合間にほっと一息つける場所だったようだ。
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