肉の量が半分でも!鶏肉で作っても激うま!驚きのハンバーグ新常識まとめ
2025年4月15日(火)放送予定のNHK『あさイチ』(午前8時15分~9時55分)では、ハンバーグをテーマにした特集「肉の量が半分でも…鶏肉で作っても…激うま!ハンバーグ新常識」が紹介されました。定番メニューでありながら、作るのが大変だったり、カロリーやコストが気になったりと悩みも多いハンバーグ。今回の特集では、誰でも簡単に、しかもおいしく、そして節約&ヘルシーに楽しめる新常識がたっぷり詰まった内容が放送されました。ハンバーグが好きな方はもちろん、毎日の食卓に悩んでいる方にとっても大きなヒントとなる情報ばかりです。
樋口直哉さんの「10分ハンバーグ」レシピ
料理研究家の樋口直哉さんが、忙しい日にもぴったりな「10分ハンバーグ」の作り方を紹介しました。短い時間でもジューシーでおいしく仕上がるこのレシピは、手順もとてもシンプル。毎日の食卓にすぐ取り入れたくなる新常識が詰まっていました。
まず材料はどれも手に入りやすく、特別なものは必要ありません。
材料(作りやすい量)
・ひき肉
・塩
・すりおろしタマネギ
・パン粉
・油
・日本酒
作り方の第一ステップは、ボウルにひき肉・塩・すりおろしたタマネギ・パン粉を入れて混ぜることから始まります。この時のポイントはとても重要です。
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塩は肉をつなぐ働きがあり、こね始めの段階で入れることが必須です。これによってタネがバラけず、焼いた時にきれいにまとまります。
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タマネギは炒めず、すりおろして加えることで水分が入り、ふっくら仕上がります。加熱時間も短くなるので時短にもつながります。
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こねすぎはNGです。混ぜすぎると肉が硬くなってしまうので、軽くなじませる程度にとどめます。
次に成形します。ポイントは空気を抜きながら、やさしく形を整えることです。
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手のひらでキャッチボールのように軽く叩きつけて空気を抜くことで、焼いたときの割れや崩れを防げます。
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厚さは2cmほどがちょうどよく、火の通りも早くなります。
焼き工程に入ったら、まずフライパンに油を入れて中火で加熱。成形したハンバーグを入れ、片面を3分焼いてしっかりと焼き色をつけます。焼き色がついたらひっくり返し、弱火にして日本酒を加え、すぐに蓋をして5分蒸し焼きにします。
ここでのポイントも非常に大事です。
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日本酒を加えることで蒸気が発生し、ハンバーグ全体にまんべんなく熱が伝わります。
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蓋をしっかりすることで肉の水分が外に逃げず、ふっくらジューシーに仕上がるのです。
この方法なら、トータル10分でハンバーグが完成します。準備から焼き上がりまでが非常にスピーディで、忙しい日や急な夕食作りにも最適です。
なお、番組内ではソースの作り方には触れられていませんが、シンプルにケチャップと中濃ソースを合わせたものや、ポン酢、おろしソースなどをかけるだけでも十分においしくいただけます。ごはんにもパンにも合うので、どんな食事にも合わせやすい一品です。
「10分ハンバーグ」は、時短とおいしさを両立した画期的なレシピです。ポイントを押さえれば失敗しにくく、料理初心者でも安心して挑戦できます。家庭でもこの技を取り入れて、ハンバーグの新しい定番としてぜひ試してみてください。
ジョーさん。の「豆腐ハンバーグ」レシピ
料理研究家ジョーさん。による「豆腐ハンバーグ」のレシピが紹介されました。肉の量を抑えながらも、まるで本物のお肉のような食べ応えがある、ヘルシーで節約にもなる新しいハンバーグのかたちです。冷めてもかたくなりにくいので、お弁当にもぴったりです。
材料(2人分)
・合いびき肉:200g
・木綿豆腐:200g
・タマネギ:1/4個
・パン粉:大さじ2
・塩:小さじ1/4
・こしょう:少々
ソース
・ケチャップ:大さじ1と1/2
・ウスターソース:大さじ1と1/2
・みりん:小さじ2
作り方のポイントは、豆腐を冷凍してから使うことで水分が抜けて、食感がしっかりするということです。まず、木綿豆腐は水気を軽く切ってラップに包み、保存袋に入れて冷凍します。解凍は電子レンジで2分加熱。加熱後はよく冷まして、キッチンペーパーなどでしっかりと水分を除いておくのが大事です。
次に、タマネギをみじん切りにして耐熱皿にのせ、600Wの電子レンジで約1分30秒加熱します。全体が透き通っていればOKです。こうすることで、炒める手間が省けて時短になります。
豆腐とタマネギの準備ができたら、ボウルに豆腐を崩して入れ、合いびき肉・パン粉・塩・こしょうを加えて混ぜ合わせます。混ぜるときはこねすぎないように、材料がなじむ程度で大丈夫です。
次に成形しますが、ここでのポイントは小さめに作ることです。
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お年寄りや子どもでも食べやすいサイズにすることで食感がやさしくなります。
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小さいサイズにすると、焼いているときに崩れにくく、扱いやすくなります。
フライパンに油を熱し、中火で両面を4分ずつ焼きます。このときの注意点は、蓋をしないこと。
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蓋をしてしまうと蒸気で水分がこもり、焼き目がつかず、豆腐の水分が残りやすくなります。
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蓋をせずに焼くことで水分がしっかり飛び、こんがり焼き目がつきます。
焼きあがったら一度ハンバーグを取り出し、空いたフライパンにケチャップ・ウスターソース・みりんを加えて煮詰めます。煮詰めすぎないように注意し、軽くとろみが出たら火を止めてOKです。仕上げにハンバーグにソースをたっぷりかけて完成です。
豆腐を使っているので、冷めても硬くなりにくく、お弁当にもおすすめです。お肉だけのハンバーグよりも軽やかな口当たりで、ヘルシー志向の方にもぴったりな一品です。節約にもなり、毎日の食卓にも活用しやすいレシピです。
バーグマン田形さんの「絶品オニオンソース」レシピ
ハンバーグ愛にあふれる料理人・バーグマン田形さんが「絶品オニオンソース」の作り方を紹介しました。静岡県民に長年親しまれてきた味わいを、自宅でも再現できるようアレンジされたレシピで、甘みとコク、さっぱり感のバランスが絶妙な万能ソースです。ハンバーグはもちろん、ステーキや魚料理にも合う万能さが魅力です。
材料(作りやすい量)
・タマネギ:1/2個
・しょうゆ:大さじ2
・酢:大さじ2
・酒:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・ニンニク(すりおろし):小さじ1/2
・レモン汁:小さじ1/3
・サラダ油:適量
まず、タマネギはできるだけ細かくみじん切りにします。玉ねぎの食感が苦手な方は、やや長めに炒めるとよりなじみやすくなります。
フライパンにサラダ油を適量入れて中火で熱し、刻んだタマネギを入れて約2分炒めます。
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タマネギにしっかり火を通して甘みを引き出すことがポイントです。
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焦げないように注意しながら、じんわりと透明になるまで炒めましょう。
次に、しょうゆ・酢・酒・砂糖・ニンニクを加え、蓋をして軽く煮詰めます。
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蓋をすることで調味料が飛びすぎず、全体にしっかり味がなじみます。
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この煮詰め工程で、素材の旨みと香ばしさがしっかりソースに染み込みます。
火を止めたら、粗熱をとってからレモン汁を加えます。
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レモンのさわやかな酸味が全体を引き締めてくれるので、後味がさっぱりします。
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加熱中に入れてしまうと香りが飛んでしまうため、必ず火を止めた後に入れるのがポイントです。
このソースは、ジューシーなハンバーグにたっぷりかけて食べると絶品ですが、豚肉ソテーや白身魚のグリルにも相性抜群です。酸味と甘みのバランスが良く、食欲をそそる仕上がりになっているので、冷蔵庫で保存しておけばさまざまな料理に使えます。
家庭にある調味料だけで作れるのに、一口食べれば“お店の味”に早変わりするような本格派ソース。バーグマン田形さんのこだわりが詰まったレシピは、日常の料理をぐっと格上げしてくれるはずです。
市川紗椰さんの「ヘルシーハンバーグ」レシピ
ファッションモデルでありタレントとしても活躍する市川紗椰さんが考案した「ヘルシーハンバーグ」のレシピが紹介されました。今回のハンバーグの特徴は、たっぷりのキャベツを使ってカロリーを抑えつつ、しっかりと食べごたえのある仕上がりになっている点です。肉のボリュームを感じながらも野菜の甘みややさしさが加わり、満足感がありながらヘルシーに楽しめる一品です。
材料(2人分)
・合いびき肉:200g
・キャベツ:200g
・卵:1個
・塩・こしょう:各適量
作り方のポイントは、まずキャベツを千切りにして塩もみすることから始まります。
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キャベツ200gはできるだけ細く千切りにして、塩小さじ1/2をまぶします。
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10分ほど置くことでキャベツから水分が出て、焼いたときにべちゃっとならず、食感もよくなります。
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塩もみが終わったら、しっかり手で水気を絞っておくことが大切です。
次に、ボウルに合いびき肉・水気を切ったキャベツ・卵・塩・こしょうを加えて練り混ぜます。このときは手早く、全体がなじむ程度に混ぜるだけでOKです。
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キャベツがたっぷり入ることで、肉の量は変えずにボリュームが出るうえに食感もふんわり仕上がります。
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また、加熱したときにキャベツの甘みが引き出されて、ソースなしでもおいしくいただける味になります。
練り上げたタネは、楕円形に整えてフライパンで両面を焼きます。
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焼き時間は番組内では明確には紹介されませんでしたが、中火で片面を3〜4分ずつが目安です。
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キャベツがたっぷり入っている分、火の通りも早く、中までふっくら火が通りやすくなります。
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表面がこんがり焼けたら完成です。お好みでポン酢やおろしソースをかけてもよく合います。
このレシピは、肉だけで作るハンバーグと比べて、ヘルシーでカロリー控えめ。キャベツのうま味と軽やかさが加わり、食後の重さもなく、ダイエット中や野菜不足が気になる方にもおすすめです。冷めても美味しいので、お弁当にもぴったり。市川紗椰さんらしい、美容と健康を意識したレシピとなっています。
樋口直哉さんの「チキンハンバーグ(鶏ひき肉×牛脂ハンバーグ)」レシピ
料理研究家・樋口直哉さんによる「チキンハンバーグ(鶏ひき肉×牛脂ハンバーグ)」のレシピが紹介されました。このハンバーグは鶏ももひき肉をベースに、牛脂とみそを加えることで、まるで牛肉のようなコクと旨みを引き出すのが最大の特徴です。カロリーを抑えながらも肉の満足感をしっかり感じられる、まさに“新しい鶏ハンバーグ”です。
材料(2人分)
・鶏ひき肉(もも):250g
・タマネギ:1/4個
・パン粉:15g
・塩:小さじ1/4
・牛脂:15g
・みそ:10g
ソース
・ケチャップ:大さじ3
・みりん:大さじ3
・中濃ソース:大さじ1
・しょうゆ:小さじ1
まずはタネ作りです。ボウルに鶏ひき肉、すりおろしたタマネギ、パン粉、みそ、そして刻んだ牛脂を加え、全体がよくなじむまで混ぜます。
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牛脂は包丁で細かく刻んで使うことで、肉ダネ全体に脂が均一に広がり、コクがアップします。
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みそを加えることで発酵の旨みとやわらかな塩味が加わり、鶏肉特有の淡白さをカバーします。
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タマネギはみじん切りではなくすりおろしで加えることで水分と甘みが広がり、なめらかな食感に仕上がります。
混ぜたタネは2cm厚程度の楕円形に成形し、フライパンで焼きます。
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中火でまず片面を3分焼いて香ばしい焼き色をつけます。
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裏返したら、日本酒大さじ1を加え、蓋をして5分間蒸し焼きにします。
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日本酒を加えることでふっくら蒸し上がり、鶏肉のうま味が引き立ちます。
焼いている間にソースを準備します。ケチャップ・みりん・中濃ソース・しょうゆを混ぜ合わせておきます。
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このソースは甘みと酸味、コクのバランスがよく、鶏肉との相性が抜群です。
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甘めの味付けなので、子どもから大人まで幅広く楽しめる味わいに仕上がります。
ハンバーグが焼きあがったら一度取り出し、同じフライパンに用意しておいたソースを入れて煮詰めます。
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焼き油と肉のうま味が残ったフライパンをそのまま使うことで、より深みのあるソースに仕上がります。
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少しとろみが出たら火を止めて、焼き上がったハンバーグにたっぷりとかけて完成です。
このレシピは、鶏肉でヘルシーなのに、食べごたえと満足感がしっかりあるのが魅力です。牛脂の使い方やみそのコクを活かす工夫など、樋口直哉さんならではのアイデアが詰まっており、まさに“鶏なのに牛のようなハンバーグ”。家庭でも再現しやすく、節約・健康・おいしさの三拍子がそろったレシピです。ぜひ一度お試しください。
樋口直哉さんの「きのこハンバーグ」レシピ
料理研究家の樋口直哉さんによる「きのこハンバーグ」が紹介されました。きのこのうまみを活かして、肉のボリュームを抑えつつ、風味豊かで満足感のある和風ハンバーグに仕上げるレシピです。きのこ好きはもちろん、食費やカロリーを抑えたい人にもぴったりな一品です。
材料(2人分)
【A】
・合いびき肉:160g
・きのこ(えのき・しめじ・ひらたけなど合わせて):150g
・パン粉:10g
・塩:小さじ1/4
・酒:大さじ1
・サラダ油:小さじ1
【B】
・みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・しょうゆ:大さじ2
まず、きのこはそれぞれを小さく裂いておくのがポイントです。えのきは石づきを取って手でほぐし、しめじやひらたけも手で裂くことで繊維を生かしたまま食感を残すことができます。
裂いたきのこはサラダ油をひいたフライパンに平たく並べて中火にかけ、音がしてきたら弱火に落として両面をじっくり焼きます。
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きのこは数種類を使うことで、それぞれのうまみが合わさって深みのある味わいになります。
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焦げないように注意しながら約5分焼き、水分を飛ばして香ばしさを引き出します。
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焼き終えたら包丁で細かく刻み、冷蔵庫で冷やしておくのが大切な工程です。冷やすことでタネに混ぜたとき温度が下がり、焼いたときに肉汁が逃げにくくなります。
次にボウルにひき肉と塩を先に入れてしっかり混ぜ、粘りを出します。その後、パン粉と冷やしたきのこを加えてさらに混ぜ合わせ、2cmくらいの厚みに成形します。
成形したハンバーグをフライパンに並べ中火にかけ、片面を2分ほど焼いて焼き色がついたら裏返します。
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裏返した後に酒大さじ1を加え、すぐに蓋をしてごく弱火で5分蒸し焼きにします。
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酒の蒸気で全体にじんわり火が通り、ふんわりジューシーな仕上がりになります。
焼き終えたら火を止めて2分蒸らし、余熱で中までしっかり仕上げます。蒸らしている間に【B】のみりん・砂糖・しょうゆを合わせてソースを作ります。フライパンに残った肉のうまみを活かして、そのままソースを入れて煮詰めれば、香ばしい香りの和風だれが完成します。
盛り付けたハンバーグにこのソースをたっぷりかければ、肉のうまみときのこの香ばしさが一体となった風味豊かなハンバーグに。ごはんにもぴったりで、おろしや青じそなどを添えても相性抜群です。
樋口さんならではの工程は、手間は少しあるものの、確実においしく仕上がるポイントが詰まっており、素材の持ち味を最大限引き出す工夫がされています。きのこが主役になるハンバーグ、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回の『あさイチ』は、「ハンバーグってこういうもの」という固定観念を打ち破る内容になりそうです。お肉が少なくても、鶏肉を使っても、さらには短時間で作れて節約にもなる…そんなハンバーグが手軽に誰でも再現できるヒントが満載です。日々のごはん作りに悩んでいる方、ハンバーグが好きな方、食費や健康が気になる方、すべての人にとって参考になる放送になるはずです。
放送後、紹介された具体的なレシピやポイントを元に、こちらの記事も最新情報へ更新していきます。
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