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放送100周年×NHKでやらなさそうなアレ(仮)とは?やす子×DJKOO×武田真治らが異色コラボで挑む“NHKらしくない30分”の内容まとめ【2025年3月24日放送】

やす子が“動き・ことば・音”でたどる100年の旅|2025年3月24日放送まとめ

2025年3月24日(月)22時45分からNHK総合で放送された『放送100年×NHKでやらなさそうなアレ(仮)』は、NHKが100周年を記念して制作した、少し変わった特別番組です。タイトルからも分かるように「NHKでやらなさそうなこと」をあえて取り入れ、いつもとは違ったNHKの姿を見せてくれました。出演者は、元自衛官で今や国民的タレントとなったやす子さんをはじめ、個性豊かなメンバーたち。進行役はNHKアナウンサーの二宮直輝さんです。番組は「動き」「ことば」「音」の3つのテーマで構成され、やす子さんが体当たりでNHKの歴史にふれていきました。

オープニングから“らしくない”演出でスタート

番組のはじまりでは、やす子さんがNHKキャラクター「どーもくん」と同じ帽子をかぶって登場。スタジオではなく、まるで旅番組のような雰囲気で構成されており、視聴者にとっても親しみやすく感じられる工夫がされていました。

ナレーションでは、今回の旅のコースが紹介されました。

  • 長寿番組の“動き”仕立て

  • 宝石箱のような“ことば”をまとわせ

  • 放送100年を奏でた“音色”と共に

このように、NHKの歴史を「動き・ことば・音」という視点で掘り下げていくスタイルになっています。それぞれのコーナーで、やす子さんがリアルに体験しながら、視聴者に分かりやすく紹介していく構成でした。

やす子とめぐる放送100年の旅〜“動き”の歴史をたどる〜

まずやす子さんが訪れたのは、東京都港区にあるNHK放送博物館。NHKの放送機材や番組の資料など、貴重な展示がそろう場所です。ここで登場したのが俳優の武田真治さん。彼から「1928年に始まったNHKの長寿番組は?」というクイズが出題されました。やす子さんは「おかあさんといっしょ」と答えましたが、正解は「体操番組」でした。

その答えにちなんで、やす子さんはテレビ体操の収録現場に潜入します。ADの“うえちゃん”と一緒に、実際の撮影に挑戦することになりました。1958年に放送が始まり、今でも続いているこの番組は、音楽・コメント・字幕まですべて一発撮りで収録されるという、非常に緊張感のある現場です。NGは基本的に認められておらず、リハーサルも含めて本番さながらに進行されます。

やす子さんが挑戦したのはラジオ体操第1。一見簡単に見える動きも、リズムやテンポが合わなければ撮り直し。やす子さんは何度も先生から指導を受け、動きのポイントや姿勢を修正しながら、真剣に体操に取り組んでいました。最終的にはなんとか収録が成功し、視聴者にも体操の裏側や、スタッフ・出演者たちの努力が伝わる内容になっていました。

ことばのプロに聞いてみた〜“てぇてぇ”はNHKで使えるのか?

次のテーマは「ことば」。Z世代の若者言葉がNHKで使えるのかを調べるため、芸人コンビ**CUTIE STREET(キューティーストリート)が登場。彼らはNHKの放送文化研究所(文研)**に直接電話をかけて、「てぇてぇ」という言葉をNHKの番組で使用できるかを尋ねます。

文研の用語班からの回答は、「絶対にダメではないが、視聴者に意味が伝わるかどうかや、番組の雰囲気、年齢層とのバランスも考慮する必要がある」とのことでした。また、「てぇてぇ」の表記の「ぇ」も放送では扱いが難しいという意見もありました。

このやりとりをさらに掘り下げるため、CUTIE STREETは実際に用語班のオフィスを訪問。ことばのスペシャリスト塩田さんに話を聞きました。彼は番組名「NHKでやらなさそうなアレ(仮)」の「やらなさそうな」が気になっていたとのことで、放送前から「やらなそうな」との違いについて問い合わせがあったことも明かしました。2015年に行われた全国調査では、日本人のおよそ半分が「やらなさそう」と答えたそうで、言葉の選び方ひとつにも、きちんとした調査と議論があることが分かります。

取材中にも実際に問い合わせの電話が入り、スタッフ同士が素早く連携して対応する様子も映されました。文研がどれほど真剣に言葉と向き合っているかが感じられる内容でした。

音のプロとDJ KOOがコラボ!“音の100年”を体験

番組の最後は「音」をテーマにしたコーナー。登場したのは、TRFのメンバーであり、音楽イベントなどでも活躍しているDJ KOOさん。彼は、放送で使用される音の裏側にある職人技を体験するため、NHKの音響効果チームと共演します。

対応したのはベテランの吉田さん。DJ KOOさんのムチャぶりに、なんと「ほら貝」の音で応じるという驚きの対応を見せました。その後、番組から吉田さんへさらなる無茶ぶり企画が提示されます。それは「おじさんが走るだけの動画に、かっこいい音をつけてほしい」というもの。

吉田さんは、音響効果用の刀や木の道具など、本格的なアイテムを使って映像にリアルな音を追加していきます。完成した映像は、まるで映画のワンシーンのよう。単なる足音や効果音が加わるだけで、映像の雰囲気がガラッと変わることに驚かされます。音の力や、プロフェッショナルの技術のすごさを感じることができる内容でした。

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