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【100カメ×大河ドラマべらぼう】横浜流星&小芝風花の熱演と巨大江戸セットの舞台裏に完全密着|2025年3月28日放送回の見どころとは?

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横浜流星が挑む江戸の熱狂!140人出演の“俄祭り”裏側に完全密着|2025年3月28日放送回

2025年3月28日(金)夜10時から放送された『100カメ』は、現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の撮影現場に100台のカメラを設置して、その舞台裏に密着したスペシャル回でした。今回の収録では、江戸の吉原をリアルに再現したスタジオセットで行われた撮影現場に迫り、猛暑の中での演技、140人超の出演者が集う“俄祭り”の様子、主演の横浜流星さんをはじめとする俳優陣の熱演、そして裏で現場を支える助監督やスタッフの動きまでが記録されました。作品に命を吹き込む現場の全てが詰まった45分間でした。

映画会社スタジオに再現された江戸・吉原の町

今回の撮影が行われたのは、2024年8月12日、東京都内の映画会社のスタジオ。そこでは、大河ドラマ『べらぼう』の舞台である「吉原」の町並みが、建物の形状や通りの幅に至るまで忠実に再現されていました。さらに背景にはリアルなCGが使われ、遠景まで江戸の雰囲気を再現するなど、立体的で奥行きのある映像表現が追求されています。

セットの中には複数のカメラが設置され、助監督や演出陣が別室の副調整室から映像を確認。演出家は現場ではなくモニター越しに細かな指示を出しており、大規模なスタジオ収録ならではの緻密なチームワークと段取りの良さが求められていました。

花魁道中に挑む小芝風花さんとチームの連携

この日最初に収録されたのは、花魁・花の井が客を迎えに行く「花魁道中」のシーンでした。花の井役を演じる小芝風花さんは、高下駄を履いて“八の字”で歩くという難しい動きに挑戦。この独特の歩き方には技術が必要で、優雅さと風格の両方を兼ね備えた動きを見せるために、繰り返し練習が重ねられていました。

その花魁に付き添うのは、付き人役の吉田帆乃華さん。彼女は実際に小芝さんのファンであり、撮影の合間にも自然に声をかけて場を和ませていました。さらに、チーフ助監督の野村さんは、シーンのチェックや代役まで担当。歩き方や表情の動きを再現してみせ、演技者とスタッフが一体となってシーンを作っている様子が印象的でした。

このシーンでは、歓声などの“声だけ”を別撮りで収録するなど、音の演出にも細かな工夫が加えられていました。

平蔵と花の井の出会いと中村隼人さんの登場

続いての収録は、長谷川平蔵が初めて吉原に足を踏み入れ、花の井に一目惚れする場面です。平蔵役には中村隼人さんが登場。カメラテストでは、再び助監督の野村さんが平蔵役の代役を務めて動きの確認が行われました。

このように、撮影前に何度もカメラアングルや演出意図を確認するプロセスがあるからこそ、放送で見る映像の完成度が高く保たれているのです。

真夏の蒸し風呂状態のなかでも集中力を切らさない俳優陣

この日の撮影は猛暑日の中で行われており、スタジオ内は35℃を超える蒸し風呂状態でした。冷房も十分に効かない環境のなか、小芝風花さんは崩れたおしろいの修正を受けながらも、一発でOKをもらう見事な演技を披露。照明や空調の制限がある中でも、集中力を保ち、結果を出す姿勢にスタッフも脱帽の様子でした。

江戸最大の行事「俄祭り」再現に向けた壮大な準備

今回の密着のハイライトは、吉原の秋の行事「俄祭り」の再現シーンです。女郎屋「大文字屋」の主役を務める伊藤淳史さん、本宮泰風さんらが登場し、江戸時代に実際に行われていた「雀踊り」を現代の形で再現するという大がかりな撮影が行われました。

  • 振付は制作指導の寿楽さんが担当し、伝統を大切にしながらも映像映えするようにアレンジ

  • 本宮さんは踊り未経験ながら、丁寧に振り付けを覚えて懸命に練習

  • 出演者たちは2日間かけて計76カットを撮影

この撮影には、総勢140人を超える出演者が集結し、衣装や髪型、役柄まで30種以上を準備する必要がありました。

助監督の植木さんは、出演者への指示出し、スケジュールの調整、支度の確認、事務所との連絡、新人の育成まで、あらゆる業務を同時並行でこなしながら進行を支えていました。

出番は1カットだけでも全力の尾美としのりさん

1日目の終盤には、流行作家・平沢常富を演じる尾美としのりさんが登場。今回は祭りの見物客としてわずか1カットだけの登場ですが、支度には2時間をかけて準備。午後6時に予定されていた出番は、進行の遅れで最終的に1時間50分押しての撮影開始となりました。

スタッフ間での連携ミスもあり、出番が繰り上がったことが他の人に伝わらず、スケジュールの調整が大きく影響しました。それでも尾美さんは怒ることなく、静かに状況を受け入れ、与えられた役割を全うしていました。

クライマックスは横浜流星さん演じる蔦重の感動シーン

2日目の収録では、蔦屋重三郎役の横浜流星さんが登場。蔦重が町の人々の祭りを見守るなか、平沢に「一緒に本を作ろう」と語りかける重要なラストシーンが撮影されました。

踊りの音とセリフが重ならないよう、途中で音楽を止める工夫も加えられ、祭りのクライマックスでは、町全体が仲良く踊りながら笑顔に包まれる演出となりました。横浜さんと尾美さんのこのやりとりは、物語における新たな絆の始まりを象徴する名場面です。

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