はじめに
2025年1月14日(火)のNHK【あさイチ】「みんな!ゴハンだよ」のコーナーで、西澤辰男さんが「たらとえび芋の鍋仕立て」の作り方を紹介しました。このレシピは、冬にぴったりの温まる一品で、たらの旨味とえび芋のホクホク感が絶妙に組み合わさった鍋仕立てです。えび芋は電子レンジで柔らかく加熱し、手軽に調理できるのが特徴です。たらの下処理や煮汁の味付けの工夫など、丁寧な工程で仕上げるこの鍋料理は、家庭でも再現しやすく、見た目も美しい一皿になります。この記事では、材料から作り方まで、より詳しく丁寧に解説していきます。
たらとえび芋の鍋仕立ての材料(2人分)
このレシピで使用される材料は、シンプルながらも季節感あふれる食材が中心です。えび芋の代わりに里芋でも代用できます。
- たら(切り身) 2切れ(半分に切る)
- えび芋 1個(350g、または同量の里芋でも可)
- にんじん 2cm(1cm厚さに切り、型で抜くか半月型)
- せり 1/2束(根をよく洗い、食べやすい長さに切る)
- 大根おろし 80g(軽く水けをきる)
- ゆずの皮 1/3個分
A(煮汁の調味料)
- だし 500ml
- うす口しょうゆ 50ml
- みりん 50ml
- 砂糖 小さじ2/3
- 塩 適量
その他
- 小麦粉 適量(たらとえび芋の衣用)
- サラダ油 適量(揚げ焼き用)
このシンプルな材料で、えび芋の甘みとたらの旨味を引き立てる鍋仕立てを作ります。えび芋のねっとりとした食感と、香り豊かなゆずの風味が味のアクセントになります。
たらとえび芋の鍋仕立ての作り方
一つひとつの工程を丁寧に説明していきます。
えび芋の下ごしらえ
えび芋は皮が厚く、そのまま煮ると火が通りにくいため、電子レンジで下処理をします。まず、上下を切り落としてから皮を厚めにむきます。えび芋は縦半分にカットし、それぞれをラップで包みます。電子レンジ(600W)で4分間加熱し、串を刺してスッと通るか確認します。もし固ければ、さらに1分ずつ追加で加熱してください。
たらの下ごしらえ
たらの臭みを取り除くため、塩を薄くふって10分ほど置きます。こうすることで余分な水分と一緒に臭みが抜けます。その後、キッチンペーパーで表面の水分を丁寧に拭き取ります。たらの身が崩れやすいため、扱いは優しく丁寧に行いましょう。
ゆずと大根おろしの準備
ゆずの皮は白いわたの部分が苦味の原因になるため、皮の黄色い部分だけを薄くそぎ取ります。その後、細かく刻んで大根おろしと混ぜ合わせます。大根おろしの水分は軽く絞っておきましょう。ゆずの香りが爽やかに仕上げてくれる大事なポイントです。
煮汁の準備と野菜の下煮
鍋にだし500ml、うす口しょうゆ50ml、みりん50ml、砂糖小さじ2/3を入れて火にかけます。にんじんを加え、沸騰したら中火にして5分間煮ます。えび芋を取り出し、食べやすい半月型に切ります。にんじんは引き続き鍋で弱火のまま煮続け、柔らかく火を通します。
えび芋とたらの揚げ焼き
フライパンにサラダ油を2cmの深さまで入れて170℃に熱します。えび芋とたらの表面に小麦粉を薄くまぶします。えび芋は断面を下にしてフライパンに入れ、たらと一緒に約2分間揚げ焼きにします。表面がカリッときつね色になったら取り出します。油の温度が下がらないように、一度に揚げすぎないことがポイントです。
仕上げ
煮汁が入った鍋に、揚げ焼きしたえび芋とたらを戻し入れます。せりを加えてひと煮立ちさせます。せりは火を入れすぎると香りが飛んでしまうので、サッと火を通す程度で仕上げます。器に盛り付け、大根おろしとゆずをのせたら完成です。
まとめ
たらとえび芋の鍋仕立ては、えび芋のホクホク感とたらの旨味、爽やかなゆずの香りが見事に調和した冬のごちそうです。電子レンジで下ごしらえをすることで、時間をかけずにえび芋を柔らかく仕上げられるのがポイントです。揚げ焼きすることで、香ばしさと煮汁の旨味がさらに引き立ちます。寒い季節の食卓に、ぜひ取り入れてみてください。
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