はじめに
1月6日(月)22:00〜22:25にNHK東京教育で放送の「グレーテルのかまど」では、ドイツの新年に欠かせない縁起菓子“幸せの子ぶた”が登場します。マジパンで作られたピンク色のかわいい子ぶたは、幸運を呼び込む象徴としてドイツの新年を彩る伝統的なお菓子です。今回はヘンゼル役の瀬戸康史さんが、幸せな一年を願いながら、マジパン入りのクッキー作りにも挑戦します。
ドイツでは、マジパンでできたブタさんを『Gluecksschwein(グリュックス シュバイン)』“幸運の豚”と呼んで、新年のラッキーアイテムとして贈り合います。2017/01/10
ドイツの縁起菓子「幸せの子ぶた」とは?
「幸せの子ぶた」は、ドイツで新年の縁起物として親しまれている伝統的なお菓子です。ブタはドイツでは幸運の象徴とされ、ハムやソーセージだけでなく、スイーツとしても大人気です。特に新年には「幸せを運んでくれる存在」として、マジパンで作られたピンク色のかわいい子ぶたが贈られます。
この“幸せの子ぶた”の人気は非常に高く、ドイツにはブタにまつわるアイテムを世界中から集めた博物館まで存在するほどです。
「幸せの子ぶた(マジパン細工)」
マジパンで作るかわいらしい子ぶたは、新年の幸福を願う縁起の良いお菓子です。
材料(約6個分)
- マジパン:200g
- 粉砂糖:適量
- 食用色素(赤・青・黄):各適量
- ココアパウダー:適量
- アーモンドダイス(八割):12本
- アーモンドスライス(耳用):12枚(必要に応じて)
作り方
アーモンドの準備
アーモンドダイスとアーモンドスライスを香ばしく仕上げるため、あらかじめローストしておく。ローストすることで香りが立ち、見た目の美しさも引き立つ。
マジパンの着色
少量のマジパンに粉砂糖と食用色素を混ぜ込み、赤・黄・青の3色に着色する。ココアパウダーを加えて茶色も作る。粉砂糖の量はマジパンの柔らかさを調整しながら調節する。着色したマジパンは使いやすい硬さに整える。
ピンク生地の作成と耳の準備
赤と白のマジパンを混ぜ、30g分のピンク色のマジパンを作成。耳用に1/8程度を取り分けておく。耳の形に成形しておく。アーモンドスライスを耳として使用することも可能。
緑の生地作成
黄と青のマジパンを混ぜ合わせ、緑色の生地を作る。仕上げの飾り用に適したサイズにカットできるよう、やや薄めに伸ばしておく。
顔の成形
ピンクの生地で子ぶたの顔を作る。表面につやが出るまで手のひらで丸め、なみだ型に整える。形を整える際には、力を入れすぎないよう注意。
目と鼻の加工
目と鼻の部分をマジパンスティックで優しくくぼませる。丸く、深すぎないくぼみを意識して仕上げる。リアルな表情を出すポイント。
耳の取り付け
取り分けたピンク生地で作った耳をつけ、マジパンスティックでしっかり押さえる。アーモンドスライスを代用する場合は、同様に固定する。耳の位置を左右対称に整えるのがポイント。
足と口の仕上げ
口の部分をヘラやマジパンスティックで優しく開き、アーモンドダイスを使って足をつける。足の長さやバランスを揃えることで、全体のフォルムがきれいに仕上がる。
目の仕上げ
白と茶色のマジパンで目を作る。白い丸いマジパンの上に小さく丸めた茶色のマジパンを乗せ、目の位置に取り付ける。黒目部分は少し小さめに作ると、表情がかわいらしく仕上がる。
緑の飾りを作成
緑の生地を好みの形にカットし、子ぶたの下に添えて完成。クローバー型など幸運をイメージする形にすると、新年の縁起物らしさが引き立つ。
保存のポイント
冷暗所で保存し、3日以内に召し上がること。マジパンは乾燥しやすいため、密閉容器に入れて保管すると美しい状態が長持ちする。
【グレーテルのかまど】1月6日「マジパンクッキー」レシピ紹介
2025年1月6日放送のNHK「グレーテルのかまど」では、「マジパンクッキー」の作り方が紹介されました。マジパンローマッセを使った風味豊かなクッキーで、見た目も可愛らしい一品です。
材料(約16個分)
- マジパンローマッセ:70g
- 無塩バター:50g(常温に戻す)
- 卵黄:20g(Mサイズ1個分)
- グラニュー糖:40g
- 薄力粉:120g(ふるっておく)
- 打ち粉:適量
- 全卵:適量
作り方
生地の準備
無塩バターは常温に戻し、柔らかくしておく。薄力粉はダマにならないようにふるっておく。オーブンを180℃に予熱しておく。
生地作り
ボウルにマジパンローマッセと柔らかくした無塩バターを入れ、クリーム状になるまでしっかりすり混ぜる。次に卵黄を加えてよく混ぜ、さらにグラニュー糖を加え、全体が均一になるまで混ぜ合わせる。
粉類の混ぜ込み
ふるっておいた薄力粉を加え、ゴムベラで切るように混ぜる。粉気がなくなったら手でひとまとめにし、ラップで包んで冷蔵庫で30分間休ませる。冷やすことで生地が扱いやすくなり、焼き上がりの形がきれいに保たれる。
成形
打ち粉をふった台の上で、生地を3mm厚さに伸ばす。大小の楕円形の抜き型で型抜きし、残りの生地から三角形の耳用パーツを切り出しておく。耳のサイズは楕円の大きさに合わせて調整する。
組み立て
大きい楕円の生地の上部に耳パーツをつけ、接着部分に全卵を塗ってしっかり固定する。次に小さい楕円の生地を重ね、同様に全卵を塗る。マジパンスティックなどで目と鼻の跡を優しく押し付ける。目の位置を均等に整えると仕上がりがきれいに。
焼成
180℃に予熱したオーブンで15分間焼く。焼き色がほんのりつき、表面が香ばしく仕上がるのが目安。焼きすぎに注意し、きつね色程度で取り出す。
仕上げと保存
焼き上がったクッキーは粗熱をとり、完全に冷めたら冷暗所で保管する。乾燥を防ぐため密閉容器で保存し、3日以内に食べきるのがおすすめ。
ポイント
- バターは常温に戻す:柔らかくすることで生地が滑らかに仕上がる
- 薄力粉はふるう:粉っぽさを防ぎ、均一に混ざる
- 冷蔵庫で生地を休ませる:生地が固まり、型抜きしやすくなる
『グレーテルのかまど』の最新書籍『あの人が愛した、とっておきのスイーツレシピ』
(画像元:大和書房)
NHK Eテレの人気番組『グレーテルのかまど』から出版された最新の書籍『あの人が愛した、とっておきのスイーツレシピ』が注目されています。本書は、番組内で紹介されたスイーツのレシピとその背景を一冊にまとめた内容です。
書籍の特徴と内容
本書には、番組内で紹介されたさまざまなスイーツのレシピが収録されています。特に、著名人が愛したスイーツや映画に登場したスイーツが中心です。
・向田邦子や手塚治虫などの著名人が愛したスイーツ
・映画『アメリ』などに登場する印象的なデザート
・各スイーツにまつわるエピソードと文化的背景の紹介
レシピだけでなく、スイーツに関連するエピソードや著名人のストーリーも記載されており、読み物としても楽しめる構成です。
レシピの監修と再現性
この書籍のレシピは、料理教育で有名な辻調グループが監修しています。
・専門的な技術を家庭向けにアレンジ
・初心者でも作りやすい手順の解説
・材料の詳細と代替案の紹介
誰でも自宅で本格的なスイーツを作れるよう、丁寧な説明が特徴です。
おすすめのターゲット層
この書籍は以下のような方に特におすすめです。
・『グレーテルのかまど』の番組ファン
・スイーツ作りに挑戦したい初心者
・著名人の食文化に興味のある方
・映画や文学の世界観を味わいたい方
読み物としても、レシピ本としても幅広く楽しめる一冊です。
まとめ
「グレーテルのかまど」の1月6日放送回では、ドイツの新年に欠かせない縁起菓子“幸せの子ぶた”作りに瀬戸康史さんが挑戦します。マジパンで作られる可愛らしい子ぶたと、マジパン入りクッキーの出来栄えに注目です。
コメント