【NHKうまいッ！】甘みたっぷりの極上豚肉「萩むつみ豚」の秘密！山口・萩市の養豚場と絶品まかないレシピ｜3月16日放送

甘さたっぷり！極上の豚肉 〜山口・萩市〜｜2025年3月16日放送

山口県萩市で育てられる極上のブランド豚「萩むつみ豚」。この豚肉は、甘みのある脂と弾力のある肉質が特徴で、一度食べるとやみつきになるおいしさです。今回の「うまいッ！」では、この特別な豚肉を育てる養豚場を訪れ、そのおいしさの秘密に迫ります。養豚場では、豚にストレスを与えない広々とした環境や、独自配合のエサにこだわり、最高品質の豚肉を生産しています。また、番組では萩むつみ豚を使った地元のまかない料理も紹介。あまりのおいしさにアルバイト希望者が殺到するほどの絶品レシピも登場します！

萩むつみ豚の育て方に秘密あり！

萩市で1200頭の豚を育てる生産者・小野さんが手がける萩むつみ豚。その育て方には、おいしい豚肉を作るための工夫が詰まっています。

• 広々とした豚舎
  一般的な豚舎は1頭あたり約1平方メートルですが、小野さんの豚舎はその2倍の広さ。十分な運動スペースがあることで、豚に適度な筋肉がつき、肉の弾力が増します。

• 自然の力を利用した温度管理
  豚が快適に過ごせる室温は約18℃といわれています。小野さんの豚舎では、もみ殻や木の削りくずを床に敷き、発酵熱で豚舎全体を温めるという方法を採用。これにより冬場でも豚たちは快適に過ごせます。また、豚が床に穴を掘ることでストレスを発散できる環境も整えています。

• こだわりのエサ
  甘い脂と柔らかい肉質を生み出すエサは、約15種類の材料を独自に配合。パンやギョーザの皮、トウモロコシ、小麦粉、米粉、乳酸菌、海藻パウダーなどをバランスよく加えています。特に米粉は酒米の加工工場から引き取ったものを使用し、リサイクルの観点からも優れた仕組みが整っています。

• 循環型の養豚システム
  豚のふん尿と発酵床は、乾燥させて肥料として再利用。それを田んぼに撒き、その田んぼで育てた米から出る米粉がエサになる、という持続可能なサイクルが作られています。

豚肉の栄養パワーもすごい！

番組ではスタジオで萩むつみ豚の豚バラ焼きを試食し、そのおいしさだけでなく、豚肉に含まれる栄養成分についても紹介されました。豚肉はただの美味しい食材ではなく、健康維持に役立つ成分が豊富に含まれています。

• オレイン酸（脂に含まれる成分）
  豚肉の脂にはオレイン酸という成分が含まれています。これは悪玉コレステロール（LDL）の増加を抑える効果が期待されており、血管の健康を保つために重要な成分です。動脈硬化や心臓病のリスクを下げる働きがあるため、健康を意識している人にもおすすめの成分です。

  また、オレイン酸はオリーブオイルにも多く含まれることで知られており、地中海式食事法でも推奨されている成分です。油っぽいと思われがちな豚肉の脂ですが、実は適量を摂取することで健康に良い影響をもたらしてくれるのです。

• カルノシン（赤身に含まれる成分）
  豚肉の赤身にはカルノシンという成分が含まれており、脳の認知機能をサポートし、記憶力の向上に役立つとされています。特に高齢者の認知症予防にも良いとされ、最近の研究でも注目されている成分です。

  カルノシンには抗酸化作用もあり、体内の細胞を守る働きをします。運動をする人にとっても、筋肉の疲労回復を助ける効果が期待できるため、アスリートにもおすすめの栄養素です。

• ビタミンB群が豊富
  豚肉はビタミンB群の宝庫ともいえる食材です。中でもビタミンB1が特に多く含まれており、疲労回復に役立つ栄養素として知られています。

  • ビタミンB1：糖質をエネルギーに変換するのを助け、疲れにくい体を作る。
  • ビタミンB6：免疫力を高め、健康な皮膚や髪を維持する働きがある。
  • ビタミンB12：赤血球の生成を助け、貧血を防ぐ効果が期待できる。

  ビタミンB群は水溶性のため、体内に蓄積されにくく、こまめに摂取することが大切です。豚肉を定期的に食事に取り入れることで、効率よくビタミンB群を補うことができます。

• 鉄分も豊富で貧血予防に◎
  豚肉には鉄分も含まれており、特に吸収率の高い「ヘム鉄」が豊富です。鉄分は赤血球を作るために必要な成分で、不足すると貧血やめまいの原因になります。女性や成長期の子どもにとっても、しっかり摂取したい栄養素のひとつです。

豚肉は、おいしさだけでなく、健康維持や美容にも役立つ優秀な食材です。適量を取り入れることで、体にうれしい効果をたくさん得ることができます。

大人気！萩市の焼き肉店のまかない料理

萩むつみ豚の魅力を最大限に活かした地元焼き肉店のまかない料理が、今回の放送で紹介されました。お店のスタッフが毎日のように食べるまかない料理は、シンプルながらも素材の良さを引き出した絶品メニューばかりです。作り方も簡単で、家庭でも再現しやすいのがうれしいポイントです。今回は、「豚肉のジャーマンポテト」「豚肉の炊き込みごはん」「豚肉のうま塩スープ」の3品を紹介します。

• 豚肉のジャーマンポテト
  豚肉の脂の甘みを最大限に活かした一品です。じゃがいもに豚の旨みが染み込み、食べ応えのあるおかずになります。
  ① じゃがいもは食べやすい大きさに切り、レンジで加熱してほくほくの状態にする。
  ② 豚肉は大きめにカットし、油をひかずにフライパンで焼く。豚の脂で十分な旨みが出るので、余分な油は不要です。
  ③ 豚肉に焼き色がついたら、じゃがいもを加え、塩こしょう・マスタードで味を調える。マスタードのピリッとした酸味がアクセントになり、飽きのこないおいしさに仕上がります。

  • ポイント！
    • 豚肉の脂をしっかり活かすことで、よりコクのある味に。
    • じゃがいもをレンジで加熱することで時短＆ホクホク食感に。
    • マスタードを加えることで味に深みが生まれ、大人の味わいに。

• 豚肉の炊き込みごはん
  豚バラ肉の旨みがしっかりと染み込んだ、満足度の高い炊き込みごはんです。シンプルな調味料で仕上げることで、豚肉の甘みがより引き立ちます。
  ① 炊飯釜に米・水・酒・みりん・しょうゆ・粉末だしを入れる。これがベースの味付けになります。
  ② 豚バラ肉と細かく切ったにんじん・ごぼうなどの野菜を加える。豚の旨みが野菜にも染み込み、炊き上がったときの味わいが格別に。
  ③ 通常通り炊飯し、炊き上がったらしゃもじで優しく混ぜる。

  • ポイント！
    • 豚バラ肉の脂がごはん全体に広がることで、ふっくらとした炊き上がりに。
    • ごぼうやにんじんを加えることで栄養価もアップし、食感も楽しめる。
    • 炊飯後すぐに混ぜすぎないことで米粒がつぶれず、おいしく仕上がる。

• 豚肉のうま塩スープ
  豚肉と野菜の旨みがたっぷり詰まった、シンプルなのに深い味わいのスープです。寒い日や疲れた日にぴったりの一品。
  ① 豚の肩ロースをごま油とにんにくで香ばしく炒める。ここでしっかり焼き色をつけると、スープにコクが出る。
  ② はなっこりー・キャベツ・ごぼう・にんじんを加え、水を入れて煮込む。野菜の甘みがスープに溶け出し、やさしい味わいに。
  ③ 鶏がらスープの素・塩こしょう・粗びきこしょうで味を調え、ひと煮立ちさせる。シンプルな味付けながらも、豚肉の旨みがしっかり感じられるスープに。

  • ポイント！
    • ごま油で炒めることで、風味が増し、香ばしさがプラスされる。
    • はなっこりーを入れることでシャキシャキとした食感が楽しめる。
    • 最後に粗びきこしょうを加えることで、味が締まり、深みのある仕上がりに。

どの料理も萩むつみ豚の旨みを最大限に活かした、簡単なのに絶品のまかないレシピです。家庭でも手軽に作れるので、ぜひ試してみてください。

萩むつみ豚を自宅で味わうには？

萩むつみ豚は、地元のスーパーや精肉店のほか、オンラインショップやふるさと納税でも購入可能です。

• オンラインショップでは、部位ごとのセット販売や特製加工品も選べます。
• 道の駅や直売所では、新鮮な萩むつみ豚を手に入れることができます。
• ふるさと納税の返礼品としても人気があり、お得に味わうことができます。

まとめ

萩むつみ豚は、広々とした豚舎、特別なエサ、持続可能な循環型の養豚という3つのこだわりによって育てられています。その結果、甘くて柔らかい極上の豚肉が生まれます。さらに、地元の焼き肉店では、この豚肉を使ったまかない料理が絶品すぎてアルバイト希望者が殺到するほどの人気ぶり。萩むつみ豚は、健康にも良い栄養がたっぷり含まれており、お取り寄せやふるさと納税を活用すれば自宅でもおいしさを堪能できます。