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NHK【所さん!事件ですよ】怪談が令和で大進化!実話怪談・タクシーツアー・調査の現場へ|2025年6月7日放送

所さん!事件ですよ

2千人が行列!今なぜ怪談ブーム?心霊ツアーや事故物件調査の最前線

2025年6月7日(土)18:05から放送予定のNHK『所さん!事件ですよ』では、いま大きな話題となっている“怪談ブーム”の実態に迫ります。番組では、全国で巻き起こっている怪談イベントの熱気や、実話怪談を語る人々、さらにはタクシー会社が開催する心霊スポットツアー事故物件の「オバケ調査」まで、多角的に取り上げられる予定です。放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。

かつては夏だけのもの?実話怪談が今や年中人気に

「怪談」といえば、昔はお盆や夏の夜に聞く涼しさを求めた風習の一つでした。しかし今では、実話怪談が一年を通じて楽しめる文化へと進化しています。春や秋、さらには寒さが厳しい冬にも怪談イベントが開催され、人々がその場に足を運ぶようになりました。その背景には、ただ怖がるためではなく、「語りたい」「共感したい」「不思議を共有したい」という欲求の高まりがあります。

  • 実話怪談とは、作り話ではなく、実際に体験した不可解な出来事や感覚を本人や関係者が語るスタイルであり、リアリティが強く心に残るのが特徴です。

  • 特にSNSやYouTube、ポッドキャストなどの普及によって、怪談師だけでなく、一般の人々が自分の恐怖体験を語る機会も増えています

  • その語りを通じて、同じような体験をした人がコメントを寄せたり、自分も話してみたいと感じたりすることで、怪談が一方通行の娯楽ではなく、双方向の文化へと変化してきました。

また、こうした人気を支えているのが全国各地で行われるイベントです。規模も拡大傾向にあり、有名怪談師が登場する会場では、2千人もの参加者が列をなすこともあります。

  • 実際にあるイベントでは、開場前から人が詰めかけ、整列の列が近隣の公園まで続いたという報告もありました。

  • 前列や限定企画付きのプレミアム席は、2万円という価格にもかかわらず即完売。通常席すら手に入らず、キャンセル待ちが出るケースもあるそうです。

  • 中には、初めて怪談イベントに来たという人も「思ったより深くて、ただ怖いだけじゃなかった」と語るなど、感情や人生観に影響を与える体験として受け止める動きも見られています。

このように、怪談は単なる“肝試し”の対象ではなくなり、人間の記憶や感情に触れる表現の一つとして、多くの人の心に残る文化として定着しつつあります。日常で話しにくいことを“怪談”という形式で語ることで、聞き手と語り手の間に見えない絆が生まれることも少なくありません。これからも、怪談は季節に関係なく広がりを見せていくでしょう。

タクシー業界が挑んだ“心霊スポット巡礼ツアー”

番組で取り上げられるのは、タクシー会社・三和交通が立ち上げたユニークな企画「心霊スポット巡礼ツアー」です。これは単なる話題づくりではなく、人手不足の解消やタクシー業界のイメージ向上、若者への訴求といった明確な目的をもって始められました。

訪れるのは、神奈川、埼玉、多摩、千葉といった関東近郊の“心霊で有名な場所”。いずれも地元で噂される場所ばかりで、参加者の緊張感を高める工夫が随所に盛り込まれています。

  • 出発は夜8時、終了は翌朝5時という長時間のオールナイト構成で、まさに“闇に潜む恐怖”をリアルに体感できる設定です。

  • コースには墓地やトンネル、廃墟なども含まれており、静まり返った深夜の空間に身を置く体験そのものが強烈なインパクトを与えます。

参加希望者は年々増加しており、2023年には募集枠40組に対して約2,500件の応募がありました。倍率は実に約62倍という競争率で、単なる“お化けツアー”の枠を超えた社会現象といえる人気ぶりです。

このツアーを特別なものにしているのは、案内役であるタクシー乗務員たちの語りです。

  • 彼ら自身が実際に体験した心霊現象を語りながら案内するため、ただの“ガイド”ではなく“語り部”としての魅力も備えています。

  • 乗客との距離が近いタクシーという空間だからこそ、個人的な体験談がよりリアルに伝わりやすく、緊張感と親近感が同時に生まれるのも特徴です。

さらに、ツアーを通して「タクシー運転手ってこんなに面白い仕事だったのか」と感じた参加者も多く、業界に対する関心のきっかけとしての効果も表れています。

この取り組みは、移動サービスにとどまらず、エンターテインメントと接客力を融合させた新しい形の地域密着型コンテンツとして今後も注目されそうです。恐怖を感じながらも笑いや驚きもある、そんな“非日常の夜”を体験できるツアーとして、都市部を中心に話題を集め続けています。

科学の力で「オバケ調査」!?事故物件の不安を解消

番組では、怪談ブームの背景として注目されるもう一つの動き、事故物件に対する“科学的アプローチ”も紹介されます。舞台となるのは、不動産業界で「心理的瑕疵物件」とされる、過去に事件や死亡事故があったとされる住宅です。そうした物件の不安を払拭する目的で、株式会社カチモードが提供する「オバケ調査」サービスが注目を集めています。

このサービスの特徴は、“気のせい”では終わらせない本格的な科学調査です。

  • 調査員が実際に一晩泊まり込み、体験を伴いながら調査を実施。

  • 使用される機材は、赤外線カメラ、音声録音機、電磁波センサー、温度湿度計、風速計など多岐にわたり、目に見えない異常や変化を客観的に記録します。

  • 調査終了後には、詳細な報告書と“異常なし”の証明書が発行されるため、物件オーナーや管理会社にとって信頼性の高い安心材料となります。

実際にこの調査が行われたある物件では、夜中にセンサーが異常な数値を記録し、風のない空間で突如として風速が上がるといった現象も観測されたとのことです。こうした場面では、調査員も緊張を隠せず、記録機材の映像に微細な変化が映し出されることもあります。

  • 調査員は、精神的・身体的な安全にも配慮しながら、“誰かがそこにいるかもしれない”空間に真正面から向き合います

  • 一晩を通じての調査は、オーナー自身が足を踏み入れにくい場所に、代わって“安心”を持ち帰るための行為といえます。

このような取り組みは、事故物件に対する社会の不安や偏見を少しずつ和らげる効果も期待されています。心理的な不安を“科学”という視点で解消し、入居希望者が物件を前向きに選ぶきっかけをつくる。怪談や噂に隠された背景に、こうした実務的な取り組みが存在していることも、令和の怪談ブームの一面として非常に興味深い事例です。

なぜ今、怪談が求められるのか

今回の放送では、「怪談」がただの娯楽や怖がらせるための語りではなく、現代社会における心のはけ口や、語り合うための“場”としての価値が注目されます。現代は、SNSやネットの普及で言葉があふれている一方で、本音や不安、孤独を素直に言葉にしづらい時代でもあります。そうした中で、“不思議な体験”や“説明のつかない出来事”を語る怪談は、誰にも直接傷つけず、暗黙の了解のもとで本音を吐き出せる特別な形式として機能しているのです。

  • 怪談は、明確な答えのない不安や恐れを語ることで、安心や共感を得る手段になっています。

  • また、聴く側にとっても、日常とは異なる“非日常”を安全な場所で体験できることが魅力です。

出演するのは、バラエティと知性を兼ね備えた多彩な顔ぶれです。

  • 【司会】はベテランタレントの所ジョージさんと女優の木村佳乃さん。冷静かつユーモラスな視点で、怪談の持つ意味に迫ります。

  • 【ゲスト】には、落語家の蝶花楼桃花さん、怪談・都市伝説研究家の吉田悠軌さん、精神科医の春日武彦さん、そしてアイドルグループで活躍中の鹿目凛さんが登場します。

特に吉田悠軌さんは、現代の怪談を“文化としての語り”として捉え、古事記からTikTokまで怪談がどう受け継がれてきたかを研究する第一人者。また、春日武彦さんは精神科医の視点から、人間の心の奥底に潜む“怖さ”と“安心”の関係を解き明かす立場として登場します。

このように、番組では単なる怪談紹介ではなく、人はなぜ“怖い話”に引きつけられるのか、語ることの意味とは何かという本質に切り込んでいきます。令和の怪談ブームは、一見して“怖い”のに、どこか心が軽くなる。そんな矛盾を含んだ現代の語りのかたちとして、多くの共感を呼ぶ内容になることが期待されます。

放送予定と視聴方法

  • 番組名:所さん!事件ですよ「2千人が行列!なぜ今“怪談ブーム”?」

  • 放送日:2024年6月7日(土)

  • 時間:18:05~18:34(29分間)

  • 放送局:NHK総合(Ch.1)

放送後、詳しい内容が分かり次第、この記事は随時更新予定です。

※放送の内容と異なる場合があります。
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