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【所さん!事件ですよ】リゾも夢中!アメリカ発ご当地納豆革命と世界進出の真実|2025年4月26日放送

所さん!事件ですよ

全米で話題沸騰!世界が驚いたNATTO革命

2025年4月26日(土)に放送されたNHK「所さん!事件ですよ」では、日本の伝統食品「納豆」がアメリカをはじめ世界中で話題になっている現象が特集されました。番組では、リゾという人気歌手をきっかけにSNSで広がった“納豆ブーム”や、アメリカで生まれたご当地納豆の進化、さらにフランスや中国、カナダでのユニークな納豆料理、納豆の健康効果に関する最前線の研究、そして納豆マニアによる極上の食べ方まで、幅広く深掘りされました。

SNSから火がついた“全米納豆祭り”

番組の冒頭で紹介されたのは、アメリカで人気のグラミー賞受賞シンガーリゾが納豆に夢中になっているという話題でした。彼女がSNSに納豆を食べる動画を投稿したところ、それをきっかけに多くのインフルエンサーたちが納豆を取り上げるようになり、“納豆祭り”とも呼ばれる現象が全米で広がりました。リゾの影響力の大きさと、食に対する関心の高さがこのムーブメントを生んだといえます。

その波は都市部だけにとどまらず、ハワイ、ボストン、オレゴン州、ニューヨーク、バーモント州など、アメリカ全土に拡大。これまで日本から冷凍で輸入されていた納豆が、現地で新鮮なまま生産・流通される「ご当地納豆」へと進化していったのです。

アメリカで広がる「ご当地納豆」の魅力

番組内では、各地で製造されているご当地納豆の例が紹介されました。

  • カリフォルニア州では「Megumi Natto」が人気。冷凍ではなく冷蔵で届ける製法により、納豆本来の香りと味が楽しめると話題です。

  • ニューヨーク・ブルックリンの「NYrture」では、オーガニック大豆を使い、顧客の約9割が非日本人という点が注目されています。

  • バーモント州にある「Rhapsody Natural Foods」では、カナダ産の有機大豆を使用し、地産地消とサステナブルを掲げた納豆が販売されています。

  • さらに、ニューヨーク発の「三兄弟納豆(Sankyodai Natto)」では、オンラインで注文できる手作り納豆が若者やベジタリアン層に支持されています。

これらの納豆は、地域の食文化や健康志向に合わせて開発されており、冷凍に頼らずフレッシュなまま提供するという点が共通点です。

納豆がもつ驚くべき健康パワー

番組では、納豆が健康面でも大きな注目を集めていることが紹介されました。京都大学などの研究によると、納豆はがんのリスクを下げ、認知症予防、寿命延伸に関係する可能性があるということが明らかになっています。

納豆に含まれるナットウキナーゼには、血栓を溶かす作用があるとされ、心臓病や脳梗塞の予防に寄与することも示されています。また、ビタミンKや食物繊維が豊富で、腸内環境を整えたり、骨の健康にも役立つ栄養素が詰まっています。

このように、納豆は単なる日本の伝統食品という枠を超え、“世界が注目するスーパーフード”としての地位を確立しつつあるのです。

世界各国で進化を遂げる納豆料理

番組では、納豆が海外でどのように料理に使われているかも紹介されました。

  • フランス・パリでは、「納豆クロックマダム」という洋風メニューが登場。納豆が卵とパン、チーズと融合した贅沢な前菜として提供されています。

  • 中国では、納豆を使った「納豆ナマズ」や、唐辛子やにんにくなどを加えたスパイシーなスープ料理として展開。現地の家庭料理にも使われるようになっています。

  • カナダでは、メープルシロップをかけた納豆ご飯というユニークな食べ方が誕生。甘さと発酵のバランスがクセになるとして話題に。

これらの事例は、納豆がそれぞれの地域で“再解釈されて食文化と融合”していることを示しています。

納豆業界が挑む「100円の壁」

納豆は「安くて手軽」というイメージがありますが、その裏には「100円の壁」と呼ばれる業界の常識が存在します。しかし番組では、京都の納豆メーカーがその壁を打ち破ろうとする挑戦が紹介されました。

このメーカーは、西日本の一部地域でしか栽培されない「赤大豆」を使って、3パックで300~600円という高価格帯の納豆を開発。しかも販売場所はスーパーではなく本屋。これが「面白い」「珍しい」と話題を呼び、売れ行きは好調だったといいます。

この成功の裏には、「良い商品であれば価格に関係なく選ばれる」という確信がありました。これは、“質重視の食文化”への変化を象徴する事例です。

納豆マニアが教える極上の食べ方

最後に登場したのは、納豆マニアの石井泰二さんによるおすすめの食べ方。一般的にはタレやしょうゆで味つけする納豆ですが、石井さんは塩とわさびで食べるのが一番おいしいと紹介しました。納豆本来の風味が引き立ち、大豆のうま味がしっかり感じられるとのことです。

また、井上咲楽さんが紹介したのは、「ぬか漬け納豆」。納豆をお茶用パックに入れてぬか床に漬け込むという方法で、発酵の力が重なり合い、香りとコクがさらに深まる独自の味わいになるといいます。

こうした食べ方は、家庭でも簡単に試すことができ、納豆の新たな楽しみ方として注目されています。

納豆は「世界をつなぐ発酵食」へ

今回の放送を通して、納豆はただの日本食ではなく、健康・文化・価値観をつなぐ“国際的な食材”になりつつあることが伝わってきました。SNSでの拡散、現地製造の普及、健康研究、価格改革、食べ方の工夫……納豆は今、多くの人々の暮らしや食卓に影響を与えています。

これからも納豆は、日本の誇る発酵食品として、“グローバル・スタンダード”へと進化していく可能性を秘めているといえるでしょう。

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