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【あさイチ】セリーヌ・ディオンとの交流も!葉加瀬太郎・情熱大陸”を生演奏!病と向き合う姿|2025年4月25日放送

あさイチ

葉加瀬太郎が語る35年の音楽人生と“情熱大陸”舞台裏

2025年4月25日(金)のNHK『あさイチ』では、プレミアムトークに世界的ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが出演しました。デビュー35周年を迎えた葉加瀬さんは、自身のこれまでの音楽人生や、セリーヌ・ディオンをはじめとする海外アーティストとの共演、そして病と闘いながらも音楽を続ける現在の姿について語りました。番組では「情熱大陸」や「ひまわり」など代表曲の演奏に加え、震災時のミニコンサート、そして初心者向けヴァイオリン体験コーナーまで、感動と温かさに満ちた時間が展開されました。

音楽と共に歩んだ35年〜世界とつながるヴァイオリニストの軌跡

1989年にクライズラー&カンパニーとしてメジャーデビューを果たした葉加瀬さん。その後、ソロとして活動を本格化し、テレビ番組「情熱大陸」のテーマ曲をはじめ、日本人にとっても馴染みの深いメロディを数多く生み出してきました。35周年を迎えた今、彼の活動はさらに進化しています。

・代表曲「情熱大陸」を披露。番組オープニングを飾る圧巻のパフォーマンス
・NHK朝ドラ『てっぱん』のテーマ曲「ひまわり」も演奏し、明るく力強い音色が響き渡りました
・スタジオでは葉加瀬さんが「演奏中に下半身が大きく動く」という個性的な演奏スタイルについても紹介され、視覚的にも印象的なシーンに

彼の演奏は“音を出す”という行為にとどまらず、“音で空気を変える”ような感覚をもたらしていました。演奏を通して場の空気が柔らかくなり、出演者もスタッフもその魅力に引き込まれていました。

病との闘いと、それでも続けたツアー

葉加瀬さんは2024年8月、ラムゼイ・ハント症候群を発症し、顔の左半分が麻痺する状態になりました。この病気は、顔面神経にウイルスが影響を及ぼすもので、音楽家にとっては特に影響が大きいものです。しかし彼は、予定していた全国40公演のツアーを一度も中止することなく決行しました。

・公演当日は開演5時間半前に会場入り
・1時間半から2時間に及ぶマッサージを受けてから、音のチェックやリハーサルをこなし、直前まで細かな修正を重ねていく
・「作曲家のベートーベンも譜面は現場で直していた」と語り、常に“今”の最適な音を探し続けている姿勢が印象的でした

また、現在の体調については「医師からはかなり良くなっていると言われている」とのことで、リハビリを続けながらも演奏を止めることは一度もなかったそうです。

セリーヌ・ディオンや坂本冬美との共演エピソード

番組では、葉加瀬さんが共演してきた世界的なアーティストたちとの交流エピソードも紹介されました。なかでもセリーヌ・ディオンとの出会いは深い印象を残しています。

・「To Love You More」は葉加瀬さんのヴァイオリンとセリーヌ・ディオンの歌声が融合した世界的ヒット曲
・そのステージ映像が番組内で紹介され、世界水準のコラボレーションの様子が放送されました
・国内の共演者として坂本冬美さんの名前も挙がり、「自分の世界で演奏してくれることで、歌いやすい」と語ったエピソードも

また、坂本さんとの間で交わされたユーモアのある伝言「そろそろ梅干しが切れそう」がスタジオでも取り上げられ、葉加瀬さんの人柄と親密な関係性が伝わりました。

SNSで話題の共演者や、コンサートの舞台裏にも密着

葉加瀬さんのSNSでは、共演者たちの裏話や写真も人気コンテンツとなっています。今回のツアーでは、信頼を寄せる音楽仲間たちも多数参加しています。

・オーボエ奏者の最上峰行さんも話題になり、演奏シーンが紹介されました
・羽毛田丈史さん、水野蒼生さんなど、長年の仲間たちとの息の合ったステージ
・水野さんには先輩たちから誕生日プレゼントとして衣装が贈られ、仲間同士の温かさも番組内で紹介されました

ツアーではクラシック音楽の枠にとらわれず、観客と一体となって盛り上がる自由な演奏スタイルが特徴的で、「情熱大陸」の演奏ではスタジオでもペンライトを振るシーンが映し出され、会場の熱気がそのまま伝わるような内容でした。

東日本大震災後のミニコンサートと「ひまわり」に込めた想い

忘れてはならないのが、葉加瀬さんが語った東日本大震災後の演奏活動です。被災地での支援を目的としたコンサートでは、手弁当で移動を続け、短期間で7か所を演奏して回ったといいます。

・百貨店の鞄売り場や駅の構内、避難所など場所を問わず演奏
・その活動を陰で支えたのが、当時11歳だった娘の向日葵さんでした
・以後、「ひまわり」は日本を応援する曲として、今もなお演奏され続けています

このエピソードは、多くの視聴者にとって心に響くものであり、「音楽には人を励ます力がある」ことを再確認させてくれました。

初心者でも楽しめるヴァイオリン体験と葉加瀬さんの言葉

スタジオでは、葉加瀬さんが用意した“初心者でも音が出しやすいヴァイオリン”が登場し、鈴木奈穂子アナウンサーが実際に演奏体験をしました。

・一緒に音を合わせることで、演奏する楽しさを伝える演出
・「大人になってからでも遅くない」という葉加瀬さんの言葉が紹介され、視聴者に新しい一歩を促す内容になっていました

演奏だけでなく、音楽を「届ける」「始める」ことに対しても柔らかく背中を押してくれる葉加瀬さんの姿が印象に残りました。

花と器で“色遊び”!家庭で楽しめるアレンジの紹介も

後半のコーナー「みんな!グリーンだよ」では、葉加瀬さんの話題から一転、家庭でできる花束アレンジのアイデアが紹介されました。

・ラッピングを外し、茎が見える状態で活ける
・2つの器を重ね、外側に紙を敷き、内側の器に水を入れて活けることで“着せ替え花瓶”が完成
・色の組み合わせは「赤・青・黄」を基本に、隣り合う色(紫・オレンジ・緑)を加えると失敗しにくい
・無彩色(白・グレー・黒)を使ってバランスを整えると上品に仕上がる

スタジオでは博多華丸・大吉の2人も挑戦し、自然と笑顔があふれるコーナーになっていました。

音楽と人の力が重なった、心あたたまる時間

今回の『あさイチ』は、葉加瀬太郎さんというひとりの音楽家の情熱、優しさ、そしてあきらめない強さがまっすぐに伝わる放送回でした。演奏だけでなく、人生の歩みや仲間との関係、震災への想いなど、多くのメッセージが詰まっていました。朝から深く、優しい気持ちになれる時間を届けてくれたこの回は、多くの視聴者の心に残ったことでしょう。

※放送内容と一部異なる場合があります。ご了承ください。

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