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【所さん!事件ですよ】SNS社会の意外な落とし穴!?“著作権”にご用心|2025年2月8日放送

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SNS時代の著作権トラブルが急増!知らぬ間に加害者になるリスクも

SNSや動画投稿サイトが発達し、誰でも自由に写真や動画を発信できる時代になりました。しかし、その便利さの裏には思わぬ落とし穴が潜んでいます。著作権の知識がないまま画像や音声を使用すると、知らないうちに著作権侵害となり、高額な賠償金を請求されるケースも増えています。さらに、AI技術の進化により、顔や声が無断で使われるという新たな問題も発生。2025年2月8日放送の「所さん!事件ですよ」では、そんな現代社会に潜む著作権トラブルの実態を詳しく紹介しました。本記事では番組内容をもとに、特に注意すべきポイントを詳しく解説します。

証明写真機での自撮りがブーム!しかし、顔写真の無断使用が問題に

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最近、証明写真機での自撮りが若者の間で流行しています。スマートフォンのアプリで加工することが一般的な中、修正ができない証明写真ならではのリアルな写りが新鮮だと感じる人が増えています。しかし、こうした写真が知らぬ間に他人に利用されることもあるのです。

  • フリー素材モデルの大川竜弥さんは、自身の顔写真が街の広告やポスターに使用されているのをよく見かける。
  • フリー素材は基本的に誰でも無料で使用可能だが、最低限のルールは存在する。しかし、そのルールが守られないケースも少なくない。
  • 大川さんはフリー素材モデルを始めて12年、撮影テーマはさまざまで、この日は「花粉症」をテーマに撮影。
  • 活動を続けるうちに、大手企業からの依頼も増え、収入も安定してきた。
  • 彼の最終目標は「生涯現役」。死後も自身の写真をフリー素材として使ってほしいと考えている。

証明写真のように個人の写真が勝手に使用されるケースは、一般人にとっても無関係ではありません。SNSにアップした写真がいつの間にか広告に使われていた…という事態を防ぐためにも、写真の扱いには慎重になるべきです。

著名人の無断使用が横行!「なりすまし広告」に注意

芸能人や著名人の写真が、本人の許可なく広告に使われるケースが増えています。ダイエット商品や美容関連の広告に、まったく関係のない芸能人の写真が無断で使用される事例も少なくありません。

  • 所ジョージさんも「無断で使われるのは当たり前」と語るほど、著名人にとっては避けられない問題。
  • タレントの菊地亜美さんもダイエット企画に参加したが、全く関係のない漢方茶の広告に勝手に写真を使われた経験がある。
  • 「なりすまし広告」とは、本人がまったく関与していないのに、広告に名前や写真が使われることを指す。

これらの広告は、消費者を騙すだけでなく、著名人のイメージにも影響を及ぼすため、非常に悪質です。しかし、海外のサーバーを利用して運営されていることが多く、取り締まりが難しいのが現状です。

AIが“声”を盗む時代!生成AIによる無断利用が急増中

技術の進化により、AIが声を生成し、本人が発言していない音声を作り出すことが可能になっています。2024年10月には、人気声優26人がAIによる声の無断使用に抗議する声明を発表しました。

  • 声優が演じたキャラクターの声をAIに学習させ、実際には歌っていない楽曲を歌わせる
  • 有名歌手の声を使い、別のアーティストの楽曲をAIカバー
  • 広告収入を目的に「AIカバー動画」が大量にアップされる

現在、日本では声そのものに著作権は存在しないため、規制が追いついていません。一方で、韓国では「著名人の声の無断使用は不正競争防止法違反」として罰則が設けられています。今後、日本でもルール作りが求められる分野といえるでしょう。

著作権侵害で訴えられる自治体も!知らずに違反してしまうケースとは?

著作権侵害の問題は企業や個人だけでなく、自治体でも発生しています。大分県では、職員がネット上の魚の写真を広報誌に掲載したところ、写真家から訴えられ、49万円の賠償金を支払うことになった事例がありました。

  • ネット上の画像を社内の資料に使用しただけでも違反になる可能性がある
  • 学校の授業プリントに漫画のキャラクターを載せるのはセーフ
  • 学校のHPや保護者向けの資料に掲載するとアウト

何気なく使った画像が思わぬトラブルに発展する可能性があるため、著作権のルールを正しく理解しておくことが重要です。

「著作権侵害しているぞ」詐欺メールの手口とは?

著作権侵害を口実にした詐欺メールも増加しています。弁護士事務所の名前を騙ったメールが拡散され、多くの人が被害に遭っています。

  • 2024年8月、東京の弁護士事務所に「著作権侵害している」との詐欺メールを受け取った人から電話が殺到
  • 実際には関与していないにもかかわらず、20以上の弁護士事務所の名前が詐欺に悪用された
  • テレビ局やレコード会社を名乗り、「14日以内に保証金を支払え」と金銭を要求する手口も確認

このような詐欺を防ぐために、公式サイトで情報を確認し、不審なメールには注意することが大切です。

まとめ

SNSや動画投稿サイトの普及により、著作権トラブルはますます身近な問題になっています。以下のポイントを押さえて、トラブルを未然に防ぎましょう。

  • ネット上の画像は自由に使えない。使用条件を必ず確認する。
  • 著名人の写真や声の無断使用は違法。悪質ななりすまし広告に注意。
  • AIを使った声の無断利用が増加。今後のルール整備が求められる。
  • 著作権侵害を装った詐欺が横行。公式サイトで事実確認を行うことが重要。

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