いま話題の“極冷えアンチエイジング”を一気にまとめて知りたい人へ
2025年11月15日放送の『所さん!事件ですよ』では、世界中で注目される“最新アンチエイジング”が特集されました。氷のような冷たさのサウナから、年間数億円をつぎ込む大富豪の生活、小学生まで広がる美容ブームまで、驚きの内容がぎゅっと詰まった回です。
この記事では、放送で紹介されたすべてのエピソードをやさしく整理し、どこよりも分かりやすくまとめます。アンチエイジングの流行背景・最前線の技術・注意点などが一気に理解できます。
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セレブが夢中になる氷風呂ブームの理由
番組の冒頭で紹介されたのは、67歳のマドンナをはじめ世界中のスターがハマる“アイスバス”。
これは凍りつく直前の冷たさの水風呂に入り、体に強い刺激を与えることで新陳代謝を高めるとされる美容法です。
SNSでも注目されており、キム・カーダシアン、クリス・ヘムズワース、ジャスティン・ビーバー、レディー・ガガなどが頻繁に投稿。
氷水の刺激が褐色脂肪細胞を活性化させ、基礎代謝アップや体温維持に良いとされることから“若返りの新習慣”として広がっています。
ただし、体が冷えすぎることで凍傷の危険があるため、専門的な知識や設備が必要で、やみくもにはできない点が強調されていました。
褐色脂肪細胞は鎖骨周りに多いことも紹介され、体の仕組みを知った上で行う必要性が語られています。
-196℃の“極冷えサウナ”が登場。たった3分2万円の世界
次に紹介されたのが、東京・麻布十番で人気を集めている“極冷えアンチエイジングマシン”。
使用されるのはなんと-196℃の液体窒素。
その極低温の空気を全身に数分浴びることで肌の引き締め効果が期待され、「3分2万円」という価格にもかかわらず毎月200人以上が利用しているとのことです。
ただし心臓疾患や高血圧の人は利用できないという強い制限があり、誰でも気軽に体験できるわけではありません。
“刺激の強さゆえに高い効果を期待できるが、安全管理が必須”という特徴が伝わってきます。
市場規模は1兆円。大病院の参入で美容医療は新時代へ
アンチエイジング製品の市場は急成長を続けており、2025年時点の規模は1兆円。
さらには2033年に1.6倍へ拡大する見込みで、もはや一大産業として確立しています(出典はIMARC)。
その中で特に注目されたのが、慶應義塾大学病院がスタートさせた“たるみ解消手術”。
まぶた、頬、お腹などさまざまな部位に対応しており、費用は29~110万円と医療機関ならではの幅広い対応が可能です。
美容医療が大学病院レベルで扱われるようになったことは、アンチエイジングが“特別な美容”から“日常の延長にある医療”に変わってきた象徴として紹介されました。
男性専用アンチエイジング塾の徹底指導
番組はさらに、男性向けの美容需要が急増している現実にも迫ります。
紹介されたのは、男性専用のアンチエイジングコンサルタント。
ここでは髪型、体のパーツのバランス、食生活、さらにファッションアイテムまで徹底的にチェックされ、“似合う物だけを身につける”ための助言を受けられます。
料金は6か月で66万円と高額ですが、それでも申し込みが絶えないとのことで、男性美容の広がりを強く感じさせる内容でした。
年間3億円を美容に投じる大富豪の生活
そして視聴者をさらに驚かせたのが、年間3億円をアンチエイジングに使う大富豪、ブライアン・ジョンソンさんの生活。
朝4時半起床、午前11時以降は食事をとらず、カロリーは1日2250kcalで徹底管理。
さらに毎日50種類以上のサプリメントを摂取し、20種類以上のトレーニングをこなすという超ストイックなルーティンが紹介されました。
自律神経を整えるため耳に微弱電流を流し、血しょうを血液製剤に置き換える施術も行う徹底ぶり。
番組内で専門家の日比野佐和子さんは、「50種類のサプリはとり過ぎ。有酸素運動が最適」とコメント。
“見た目の若さより内側の元気を重視する必要性”が語られました。
アンチエイジング研究には、イーロン・マスク、サム・アルトマン、マーク・ザッカーバーグなど世界的なIT企業のトップも巨額を投じており、世界規模での大きな流れが描かれていました。
小学生まで広がる美容ブームとその落とし穴
番組はここから“子どもの美容事情”へと進みます。
紹介されたのは、小学1年生のてぃあらさん。
化粧水 → 美容液 → クリームと本格的なスキンケアを毎日行い、涙袋のケアまでこだわっている様子が映し出されました。
毎月の美容費は約2000円。
SNSの影響で、子どもの美容意識が急激に高まりつつある姿を象徴するようなエピソードです。
スタジオではIKKOさんが「今ある状態を楽しむという考え方もある」と語り、過度な美容への警戒感も示されました。
アメリカでは議会が動くほど深刻な問題に
美容の低年齢化は日本だけではありません。
アメリカでは、スカーレット・ゴダードさんがスキンケア製品でかゆみやブツブツを経験。
原因として香料やレチノール成分が疑われ、大人向けの製品が子どもに合わない危険性が指摘されました。
子どもの皮膚は大人の表皮の半分ほどしかなく、刺激に弱いという解説もありました。
これを受けて、カリフォルニア州議会では
『18歳未満へのアンチエイジング製品の販売を禁止する法案』
が提出されるまでに議論が進んでおり、社会全体の問題として扱われています。
人生100年時代に向けた“本当に大切なアンチエイジング”
番組の終盤では、紫外線が皮膚老化の約8割を占めることが強調されました。
SPFは“効果の持続時間”を表すものだと説明され、適切な使い分けが必要と語られていました。
また、成長期は代謝が活発で自己治癒能力が高い一方、大人は外部要因から肌を守るケアが不可欠になるという、年齢に応じたアプローチの重要性も示されました。
“アンチエイジング=見た目を若くするだけではない。体の内側の健康こそが鍵”という番組のメッセージが、最後まで一貫していました。
まとめ
今回の放送は、アンチエイジングの世界がどれほど広がり、どれほど多様化しているかを深く実感できる内容でした。
● 極冷えサウナ・氷風呂の流行
● 1兆円市場と医療の参入
● 男性美容の加速
● 大富豪の極端な美容ルーティン
● 子どもの美容問題と国レベルの規制
これらすべてが同時に進んでいる今、私たちがどのように美容と向き合うべきかを考えるきっかけになる回でした。
“健康的に長く生きる”ためのヒントを、幅広い視点で受け取れる内容だったと言えます。
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