Mrs.GREEN APPLEの10年をじっくり味わう、特別な90分
このページでは『Mrs. GREEN APPLE〜10 YEARS SPECIAL〜完全版(2025年12月14日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
デビューから10年という節目を迎えたMrs. GREEN APPLEが、どんな時間を積み重ね、どんな選択をして今ここに立っているのか。ライブパフォーマンスとトークを通して、その歩みが一つひとつ丁寧に映し出された特別番組でした。
デビュー10周年の歩みとフェーズ1・フェーズ2の物語
Mrs. GREEN APPLEは2013年に結成され、2015年に『StaRt』でメジャーデビューしました。
この曲には「ここから始まる」という強い意志が込められており、まさにバンドの原点ともいえる楽曲です。番組でも『StaRt』は重要な位置づけで披露され、NHK放送センターという特別な場所で鳴らされることで、デビュー当時の勢いと10年分の重みが重なっていました。
デビュー後は『青と夏』『僕のこと』などの楽曲が広く知られるようになり、青春のきらめきや不安、前に進もうとする気持ちをまっすぐな言葉で表現するスタイルが、多くの若者の共感を集めました。
NHK紅白歌合戦や『SONGS』、NHKの『18祭』への参加、『Soranji』や『ダーリン』など話題作の発表、日本レコード大賞での評価など、10年の間に積み上げてきた実績は数多くあります。
2020年、Mrs. GREEN APPLEは「フェーズ1完結」を宣言し、活動を休止しました。
この決断は、順調に見えていた活動の裏で、音楽が次々と消費されていく感覚や、制作体制の中で無理が生じていた現実と向き合った結果でした。大森元貴は「このまま進んでしまうから止まった」と語り、勢いのまま進むことよりも、自分たちの音楽を守る選択をしたことがはっきりと伝わってきます。
休止期間はコロナ禍と重なり、外に出ることもままならない状況でした。そんな中でメンバーは同居を選び、朝ご飯を作り合いながら生活を共にします。この時間は、バンドとしてだけでなく、人として互いを深く知るきっかけになりました。
5人で活動していた時代を大切に思うファンの存在も忘れず、「前の方が好きだった人のために」という思いから「フェーズ1」という呼び名を残したという話は、10年続けてきたからこそ生まれる視点だと感じられます。
2022年に始まったフェーズ2は、形を変えながらもMrs. GREEN APPLEらしさを失わない新しいスタートでした。1年8か月ぶりの活動再開は大きな話題となり、今年7月には正式にデビュー10周年を迎えました。
名曲でたどるミセスの10年 スペシャルライブパフォーマンス
完全版の大きな魅力は、10年分の楽曲を一気に体感できるライブ構成です。
オープニングの『我逢人』は、人と人が出会う意味を静かに問いかける一曲で、この番組のテーマを象徴するような始まりでした。
続く『StaRt』では原点を、『パブリック』では社会と個人の関係を、『青と夏』では青春の一瞬を鮮やかに描きます。
『インフェルノ』ではアニメ『炎炎ノ消防隊』主題歌として知られる激しいサウンドが会場を一気に熱くし、Mrs. GREEN APPLEのロックバンドとしての強さを印象づけました。
後半では『ケセラセラ』『ライラック』『Dear』『ダーリン』『クスシキ』と、フェーズ2以降の楽曲が並びます。これらの曲には、過去を否定せず、今の自分を受け入れながら前に進もうとする姿勢が色濃く表れています。
『Theater』『Attitude』では表現者としての覚悟が伝わり、ラストの『天国』は10年の時間を静かに振り返るような余韻を残しました。
全13曲は単なるヒット曲集ではなく、Mrs. GREEN APPLEがどんな順番で音楽と向き合ってきたのかを感じさせる流れになっていました。
内村光良と語るミセスの素顔と関係性トーク
トークパートでは内村光良が聞き手となり、3人の素顔を引き出しました。
内村は自身の子どもがMrs. GREEN APPLEの大ファンであることを明かし、小学生の下の子に好きな曲を聞いたところ『ビターバカンス』と即答されたという話を披露します。「もっと大人になってから刺さる歌だと思っていたのに」と感心する言葉から、ミセスの楽曲が年齢を超えて届いていることが自然に伝わります。
メンバー同士の関係性については、大森元貴と若井滉斗が中学時代からの仲であること、藤澤涼架と若井はMrs. GREEN APPLEとして出会い、この10年で関係を深めてきたことが語られました。
初ライブの思い出では、藤澤がキーボード初挑戦でアンケートに厳しい言葉を書かれた話や、若井が状況も分からずとにかく動き回っていた話があり、今の姿からは想像しにくいエピソードが笑いを誘いました。
後半のトークでは、内村が若井を「本当に好青年」と評する一方、藤澤がライブですぐ前に出て客を煽ろうとすることを指摘し、大森も「もう自己顕示欲に気づいている」と同意します。
内村が「ポケットビスケッツの頃の自分に似ている」と語った場面は、世代を超えた共感が生まれた瞬間でした。
大森元貴が語るプロデューサーとしての決断と未来像
番組後半では、大森元貴がプロデューサーとしての視点を率直に語りました。
自分が曲を作り、全体を考えながら、同時にステージに立つことを「人間将棋をしているような感覚」と表現し、客観と主観を行き来する難しさを明かします。
活動休止の理由について内村光良から問われた際、「あのままいってしまうから止まった」という言葉は非常に印象的でした。
音楽に追われ、次へ次へと求められる状況の中で、このままではいけないと感じたこと、その違和感をごまかさずに行動に移したことが、フェーズ1完結の背景にありました。
今後のビジョンとしては、藤澤涼架や若井滉斗の存在をもっと前に出し、3人それぞれの魅力が伝わるバンドでありたいと語ります。
また、子どもから年配の人まで楽しめる音楽を作り続けたいという思いも強く、海外展開についても、無理に方向性を変えるのではなく、今のMrs. GREEN APPLEのトーンを好きな人に自然に届けたいという考えを示しました。
ラストに響いた「天国」が示すこれから
エンディングで披露された『天国』は、この10年の歩みを静かに締めくくる楽曲でした。
勢いだけではなく、迷い、立ち止まり、考え続けてきた時間があるからこそ、この曲の言葉とメロディは深く響きます。
『Mrs. GREEN APPLE〜10 YEARS SPECIAL〜完全版』は、記念番組でありながら、過去を並べるだけの内容ではありませんでした。
フェーズ1とフェーズ2を経て、今も変化の途中にあるMrs. GREEN APPLEが、これからどんな音楽を届けてくれるのか。その期待を自然に抱かせてくれる、10周年にふさわしい時間でした。
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10周年という節目が、ファンにとって持つ意味をあらためて整理します

ここでは、Mrs.GREEN APPLEの10周年が、ファンにどのような区切りとして受け止められているのかを整理します。10周年は単なる記念年ではなく、活動の広がりやファンとの関係性がはっきりと形になった年として、多くの意味を持つ節目になっています。
活動の節目として全方位で祝福されている10周年
10周年を迎えた年には、公式からベストアルバム『10』のリリースをはじめ、大規模な記念ライブ、ドキュメンタリー映画の制作、全国各地での展示イベント、コラボカフェなど、音楽の枠を超えた多彩な企画が展開されています。これらは単に過去を振り返るための企画ではなく、これまでの歩みを肯定し、今も続いている時間を祝う動きとして一体感を生んでいます。ファンにとっても、音源や映像だけでなく、空間や体験として10周年を実感できる年になっています。
JAM’Sとバンドの想いが重なった特別な一年
10周年は「MGA MAGICAL 10 YEARS」というコンセプトのもとで展開され、ファンの愛称であるJAM’Sとバンドの想いが強く重なる年として受け止められています。数々の企画は、記録を並べるためのものではなく、ファンと一緒に積み重ねてきた時間への感謝を形にしたものとして共有されています。そのため10周年は、祝われる側と祝う側が分かれるのではなく、同じ時間を分かち合う一年として印象づけられています。
再スタートと未来への期待が重なる節目
Mrs.GREEN APPLEは活動休止を経て、現在は3人体制で歩みを続けています。10周年は、これまでの楽曲や活動を振り返る区切りであると同時に、これから先の時間へ進んでいくための通過点としても受け止められています。過去の楽曲に支えられた思い出と、これから生まれていく新しい表現への期待が重なり、10周年は「終わり」ではなく「次へ向かう節目」として意味を持っています。
Mrs. GREEN APPLEの成り立ちとメンバーの歩みを深掘り解説
Mrs. GREEN APPLEのバンド名の由来に込められた思いや、大森元貴を中心とした結成までの背景をはじめ、現メンバーそれぞれの音楽的ルーツや活動の歩みを詳しくまとめた記事です。さらに、元メンバーである髙野清宗・山中綾華の加入から脱退、その後の進路についても丁寧に触れており、バンドの歴史を時系列で理解できる内容となっています。ミセスの音楽性や人となりを深く知りたい人にとって、読み応えのある解説記事です。
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