ひき肉を活用!ボリューム満点の煮物2品で満足感アップ
2025年2月18日放送の「きょうの料理ビギナーズ」では、ひき肉を使ったボリューム満点の煮物が紹介されます。ひき肉は手ごろな価格で手に入り、工夫次第でしっかりと食べごたえのある料理に仕上がる便利な食材です。
今回の放送では、「肉だんごの中国風煮物」と「かぶと厚揚げのそぼろ煮」の2品が登場。どちらも普段より大きめの肉だんごやそぼろを作り、しっかり焼き目をつけてから煮込むことで、旨みを閉じ込め、満足感のある一品に仕上げます。
肉だんごの中国風煮物は、ハンバーグのような大きめの肉だんごを焼き、タレを絡めてじっくり煮込むことで、香ばしくジューシーな仕上がりになります。チンゲンサイを加えることで、食感にアクセントをつけながら、バランスの取れた一品に仕上げます。
かぶと厚揚げのそぼろ煮は、鶏ひき肉をあえて大きめに焼いてからほぐすことで、香ばしさと食感をプラス。かぶの甘みと厚揚げの食感が絶妙に絡み合い、あっさりとしながらも満足感のある煮物になります。
肉だんごの中国風煮物の作り方
肉だんごの中国風煮物は、こんがり焼いた肉だんごにたっぷりの旨みがしみ込んだ、食べごたえ抜群の一品です。春雨やチンゲンサイがスープを吸い込み、最後まで美味しく食べられます。煮込む時間は短めですが、味がしっかりなじむコツを押さえることで、より深みのある味わいに仕上がります。
美味しく仕上げるポイント
- 肉だんごは焼き色をしっかりつける
→ 表面を焼くことで香ばしさが加わり、煮込んでも崩れにくくなる。 - スープで短時間煮る
→ 煮込みすぎると肉が固くなるので、弱火でじっくり火を通す。 - 春雨は最後に加える
→ 早く入れるとスープを吸いすぎるので、適度に煮込むことで程よい食感に。 - チンゲンサイは軸と葉を分けて加える
→ 軸は煮込んで甘みを引き出し、葉は最後に加えて色よく仕上げる。
作り方
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チンゲンサイの下処理をする
- 根元を切り落とし、外側の葉を1枚ずつはがす。大きい葉は半分に切り、小さい葉は縦半分にカットする。
- 軸の部分は先に煮込み、葉は仕上げに加えるとシャキッとした食感が残る。
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肉だんごのタネを作る
- ねぎ(1/3本)・しょうが(10g)はみじん切りにする。
- ボウルに豚ひき肉(200g)、ねぎ、しょうが、A(酒・ごま油・かたくり粉・塩・こしょう)を入れて手でよく混ぜる。
- 粘りが出るまでしっかり練ることで、肉がふっくら仕上がる。
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肉だんごを成形する
- 4等分し、両手でキャッチボールをするようにして空気を抜く。これにより、煮崩れしにくい肉だんごになる。
- 形はだ円形にすると、フライパンで焼きやすい。
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焼き色をつける
- フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、肉だんごを並べ入れる。
- 焼き色がついたらひっくり返し、両面をこんがり焼く。この工程でしっかり焼くことで、旨みを閉じ込める。
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スープで煮込む
- スープ(カップ1と1/2)を加え、煮立ったら落としぶたをし、弱めの中火で約2分煮る。
- 落としぶたをすることで、煮汁が均等に染み込む。
- チンゲンサイの軸を加え、さらに煮ることで甘みを引き出す。
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春雨と調味料を加える
- 春雨はキッチンばさみで10cm長さに切り、スープに広げてのせる。
- B(酒・しょうゆ・砂糖)を加え、スープにコクをプラス。
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仕上げ
- チンゲンサイの葉を加え、再び落としぶたをして約3分間煮る。
- 葉は最後に加えることで、鮮やかな緑色をキープ。
- スープがほどよく染み込んだら火を止めて完成!
仕上げのコツ
- 肉だんごは煮込む前にしっかり焼くと香ばしさがアップする。
- 春雨は最後に加えることで、柔らかすぎずちょうどいい食感になる。
- チンゲンサイの葉を最後に加えることで、色鮮やかでシャキッとした仕上がりになる。
肉だんごの中国風煮物は、ジューシーな肉だんごとスープを吸った春雨が絶妙なバランスの一品です。煮込む時間は短めでも、旨みがしっかり染み込む工夫が詰まっているため、最後まで美味しく食べられます。簡単な工程ながら本格的な味わいが楽しめるので、ぜひ試してみてください!
かぶと厚揚げのそぼろ煮の作り方
かぶと厚揚げのそぼろ煮は、鶏ひき肉の旨みをたっぷり吸ったほっとする味わいの煮物です。かぶの甘みと厚揚げのコクが煮汁にしっかりなじみ、ごはんのおかずにぴったりな一品になります。煮込み時間は短めでも、味がしっかりしみる工夫をすることで、食材の旨みを最大限に引き出します。
材料(2人分)
- 鶏ひき肉 150g(脂が少なめのものを選ぶとあっさり仕上がる)
- かぶ 2個(約240g、茎を2cm残して四つ割り)
- 厚揚げ(小) 1枚(150g、熱湯をかけて油抜きし、一口大にカット)
- サラダ油 小さじ2
- しょうが(すりおろし) 小さじ2
A(煮汁)
- 酒 大さじ1と1/2(臭みを取り、コクを加える)
- みりん 大さじ1と1/2(甘みと照りを出す)
- うす口しょうゆ 大さじ1と1/2(色を薄く仕上げながら、しっかりした味に)
- 水 カップ1
水溶きかたくり粉
- かたくり粉 大さじ1/2
- 水 大さじ1
※うす口しょうゆがない場合の代用方法
しょうゆ大さじ1/2 + 塩小さじ1/2を使用すると、風味を調えつつ、薄口しょうゆに近い味わいになります。
作り方
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かぶと厚揚げの下準備をする
- かぶは茎を2cm残して葉を落とし、四つ割りにする。茎を少し残すことで、煮崩れしにくくなります。
- 厚揚げは熱湯をかけ、油抜きして一口大にカットする。余分な油を取り除くことで、煮汁がよく染み込み、すっきりとした味わいに仕上がります。
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ひき肉を炒める
- フライパンにサラダ油(小さじ2)を熱し、鶏ひき肉(150g)を広げるように入れる。
- 焼き色がついたら、くずしながら返し、そぼろ状にする。焼き色をしっかりつけることで、香ばしさとコクがアップします。
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煮汁を加えて煮込む
- A(酒・みりん・うす口しょうゆ・水)を加え、1のかぶと厚揚げを投入。
- 強火で煮立てたら、落としぶたをし、弱めの中火にして8~10分煮る。
- 落としぶたをすることで、均一に味が染み込む。
- 煮る時間が短いので、火加減に注意しながら、かぶがやわらかくなるまでしっかり煮る。
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仕上げの調味
- かぶが柔らかくなったら、しょうが(すりおろし 小さじ2)を加え、全体に風味をなじませる。しょうがを入れることで、味に深みが出て、すっきりした後味になります。
- 水溶きかたくり粉をもう一度混ぜ、少しずつ加えながら全体を混ぜ、とろみをつける。
- とろみをつけることで、煮汁が具材によく絡み、最後までおいしく食べられる仕上がりに。
美味しく作るコツ
- かぶの甘みを活かすため、皮をむかずに調理すると自然な風味が引き立つ。
- 厚揚げは油抜きをしっかりすると、煮汁をよく吸い込んでより美味しくなる。
- 水溶きかたくり粉は一気に入れず、少しずつ加えながら混ぜるとダマにならず、なめらかに仕上がる。
- しょうがは最後に入れることで風味がしっかり残り、食欲をそそる香りになる。
かぶと厚揚げのそぼろ煮は、鶏ひき肉の旨みがたっぷりしみ込んだ優しい味わいの煮物です。煮込み時間は短めでも、しっかりとしたコクが楽しめるのが魅力。しょうがの風味がアクセントとなり、飽きのこない味に仕上がります。ぜひ、家庭で手軽に作ってみてください!
まとめ
今回の「きょうの料理ビギナーズ」では、ひき肉を使った食べごたえのある煮物2品が紹介されます。
肉だんごの中国風煮物は、大きめの肉だんごを焼いてから煮込むことで、ジューシーで香ばしい仕上がりに。しっかりした味つけでご飯が進む一品になります。
かぶと厚揚げのそぼろ煮は、鶏ひき肉を大きめに焼いてからほぐし、そぼろの香ばしさと食感をプラス。かぶの甘みと厚揚げの旨みが合わさり、和風の優しい味わいに仕上がります。
どちらも手軽に作れて、満足感のあるおかずになります。ひき肉を活用して、手軽で美味しい煮物を楽しんでみてください。
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