春野菜を楽しむ!新たまと豚肉のしょうが焼き|3月3日放送
春が訪れると、みずみずしい春野菜が出回り、料理の幅もぐんと広がります。NHK「きょうの料理」では、春野菜を存分に楽しむ特集の1日目として、「春めく じゃが・たま・にんじんレシピ」が放送されます。講師を務めるのは、和風おかずの名手・杵島直美さん。ご飯にもお酒にも合う、食卓が華やぐ春レシピを3品紹介します。
メインとなる「新たまと豚肉のしょうが焼き」は、新たまねぎをたっぷりと使った一品。新たまねぎの甘みと豚肉の旨みが絶妙に絡み合い、しょうがの香りが引き立てます。さらに、ミニトマトの酸味がアクセントになり、さっぱりとした味わいに仕上がります。春の食材を活かしたレシピを、ぜひ楽しんでみてください。
新たまと豚肉のしょうが焼き
調理時間:15分
エネルギー:310kcal
塩分:2.3g
材料(2人分)
- 新たまねぎ(小)…2個(300g)
- 豚バラ肉(薄切り)…100g
- ミニトマト…10個(150g)
- 【A】しょうゆ…大さじ1と1/2
- 【A】酒・みりん…各大さじ1
- 【A】しょうが(すりおろし)…小さじ1
- サラダ油・塩・こしょう
作り方
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下ごしらえをする
- 新たまねぎは1cm幅の半月切りにし、ほぐす。
- ミニトマトはヘタを取り、十文字に切り目を入れる。
- 豚肉は10cmの長さに切る。
- 【A】の調味料を混ぜ合わせておく。
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豚肉を炒める
- フライパンにサラダ油(大さじ1/2)を中火で熱し、豚肉を広げて炒める。
- 肉の色が白っぽくなったら、塩・こしょうをふり、フライパンの端に寄せる。
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新たまねぎとミニトマトを加える
- フライパンの空いた部分に新たまねぎを加えて炒める。
- ミニトマトを加え、全体を炒め合わせる。
- ミニトマトの皮がはじけてきたら、【A】を加えて味を絡める。
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仕上げ
- 具材を器に盛りつける。
- フライパンに残ったたれを煮立たせて、上から回しかける。
新じゃがと鶏ももの揚げ煮
新じゃがと鶏ももの揚げ煮は、じゃがいもと鶏肉を香ばしく揚げたあと、甘辛い煮汁でじっくり煮込む料理です。じゃがいもはホクホク、鶏肉はジューシーで、ごはんにもぴったり合います。作り方を詳しく見ていきましょう。
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新じゃがいもの下ごしらえ
- 皮ごと使うので、たわしでしっかりこすり洗いします。
- 水気はしっかり拭き取っておくと、油はねを防げます。
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鶏もも肉の準備
- 鶏もも肉は余分な脂を取り除き、8~10等分に切ります。
- ボウルに入れ、塩・こしょうを少々ふって下味をつける。
- かたくり粉(大さじ1)と水(大さじ1)を加えてもみ込み、全体にしっかりと馴染ませます。
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じゃがいもを素揚げする
- 160℃の揚げ油にじゃがいもを入れ、4~5分間揚げます。
- 菜箸で時々かき混ぜ、表面がうっすら色づいたらOK。
- 揚がったら、油をよく切っておきます。
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鶏肉を揚げる
- 同じ揚げ油に鶏肉を入れ、3~4分間揚げます。
- 途中で一度ひっくり返し、両面がカリッとするようにします。
- 揚がったら、油を切っておきます。
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煮汁でじゃがいもを煮る
- 鍋にA(だしカップ3/4、砂糖・みりん・酒 各大さじ1)を入れ、よく混ぜる。
- じゃがいもを加え、ふたをして中火で約10分間煮る。
- 竹串を刺してスッと通るくらいまで煮えたら次の工程へ。
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鶏肉を加えて仕上げる
- 煮えたじゃがいもの鍋に鶏肉を加え、しょうゆ(大さじ2)を回し入れる。
- 水分を飛ばしながら煮詰め、全体に照りを出す。
- 仕上げに細ねぎ(小口切り)を散らし、軽く混ぜたら完成。
ポイント
- 新じゃがいもは小ぶりなものを使うと火の通りが均一になりやすい。
- 鶏肉にかたくり粉をまぶすことで、揚げたときに表面がカリッとし、煮ると味がよく絡む。
- 煮るときは最初にふたをしてじゃがいもにしっかり味を含ませる。
- 最後の仕上げで煮汁を飛ばすと、照りが出て見た目も美味しそうに仕上がる。
器に盛りつけたら完成です。じゃがいもはホクホク、鶏肉はしっとりと仕上がり、冷めても美味しいのでお弁当にもぴったり。食卓に並べれば、家族みんなが喜ぶ一品です。
新にんじんの新たまドレッシング
新にんじんの新たまドレッシングは、シャキシャキとした食感の新にんじんと甘みのある新たまねぎを使った、春ならではの爽やかな一品です。レーズンの自然な甘みと、レモン&酢のほどよい酸味が合わさり、サラダ感覚で楽しめます。さっそく作り方を詳しく見ていきましょう。
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新にんじんの下ごしらえ
- 新にんじんは4cm長さ、3mm幅の細切りにします。
- ボウルに入れ、塩(小さじ1/3)をふって15分間おく。
- しんなりしたら、手でしっかり水気を絞る。
- こうすることで、にんじんの甘みが引き立ち、ドレッシングの味がなじみやすくなります。
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ドレッシング作り
- 別のボウルに、A(砂糖・塩・粒マスタード・オリーブ油・サラダ油・レモン汁・酢)を順番に入れる。
- 入れるたびによく混ぜることがポイント。こうすることで調味料がしっかりなじみます。
- 粒マスタードが全体に行き渡るよう、しっかりと混ぜる。
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新たまねぎとレーズンを加える
- 粗みじん切りにした新たまねぎ(1/2個分)を加える。
- レーズン(10g)も加え、全体を混ぜる。
- 新たまねぎの甘みとレーズンのコクが加わり、味わいに深みが出る。
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にんじんを加えて仕上げる
- 水気を絞ったにんじんを加え、ドレッシングとよく絡める。
- 全体をなじませたら、味を見て塩加減を調整すると、さらにおいしくなります。
- そのままでも食べられますが、10分ほどおくと味がしっかり染みて、より美味しくなります。
ポイント
- にんじんの水気をしっかり絞ることで、ドレッシングが薄まらず味がしっかり絡む。
- ドレッシングは少し時間をおくと、油と酢がなじんでよりまろやかな味わいに。
- 新たまねぎは辛みが少ないので、そのまま使ってもOK。ただし、辛みが気になる場合は水にさらしてから使うと◎。
- レーズンの甘みがアクセントになり、酸味とバランスが取れるので省かずに入れるのがおすすめ。
器に盛りつけたら完成です。そのまま食べても美味しいですが、パンに挟んだり、ローストした鶏肉や魚と一緒に食べてもよく合います。新たまねぎとにんじんの春の味わいを、ぜひ楽しんでみてください。
まとめ
春の訪れとともに楽しめる、新たまねぎや新じゃが、新にんじんを使ったレシピが登場します。特に「新たまと豚肉のしょうが焼き」は、甘みと旨みがぎゅっと詰まった絶品おかず。簡単に作れて、ご飯にもお酒にも合うので、ぜひ試してみてください。
忙しい朝に役立つ!『家族の朝ごはん 和と洋の朝食レシピ100』
出典:立東舎
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