平野レミの早わざレシピ!2025初春〜
新年のお昼、石川・能登から全国の家庭に元気を届ける特別番組『平野レミの早わざレシピ!2025初春〜出張レシピin能登〜』が放送されました!料理愛好家・平野レミさんが、食材の宝庫・能登を訪れ、地元の生産者や高校生とともに繰り広げる料理ショーは、新年の食卓を彩るヒントが満載。
文化学院在学中にシャンソン歌手デビュー。 TBSラジオ出演を経てタレントとして活動。 72年、イラストレーターの和田誠と結婚。 NHK『きょうの料理』に初出演以降、料理愛好家(料理研究家)として数々の料理番組に出演、料理関連の書籍も多数出版している。
番組概要
『早わざレシピ!』でおなじみの平野レミさんが、石川・能登へ“出張”し、地元の魅力を生かした「能登レシピ」を披露します。自然豊かな能登の山海の恵みを活かしたレシピや、地元生産者との心温まる交流が見どころです。さらに、高校生たちとともに生産者をもてなす場面では、レミさんならではのアイデアとユーモアが光ります。
今回の特別番組では、地元の旬の食材をふんだんに使ったレシピが紹介され、家庭でも気軽に作れる実用的なアイデアがたっぷり詰まっています。また、平野レミさんの料理の魅力は単なる調理法だけではありません。見ているだけで元気が出るような明るい雰囲気や、生産者との心温まる交流の様子も楽しめます。
牡蠣と白ねぎの活気づくグラタンの材料(2人分)
- かき(能登かき・加熱用):200g(塩と片栗粉をまぶして水洗いする)
- ねぎ(能登白ねぎ・1cm幅の小口切り):2本(150g)
- バター:30g
- 小麦粉:大さじ2
- 牛乳:300ml
- A
- オイスターソース:小さじ1
- 塩:少々
- 白ワイン:大さじ2
- 黒こしょう:適量
- ピザ用チーズ:ひとつかみ
- ねぎ(トッピング用・飾り包丁を入れる):10cm分
ねぎを炒めて香りを引き出す
フライパンにバターを入れて中火で熱し、バターが完全に溶けて泡立ち始めたら、1cm幅に切った白ねぎを加える。ねぎは全体がしっかりとしんなりし、甘い香りが立つまで炒める。ここでねぎに火を通しすぎないように注意することがポイント。
牡蠣を加えて旨味を引き出す
炒めたねぎに、下処理済みの牡蠣を加える。牡蠣がふっくらとしてきたら小麦粉を振り入れる。この時、小麦粉を一気に加えず、少しずつ振り入れてダマにならないように混ぜる。全体が均一になじむまで丁寧に炒める。
牛乳と調味料で濃厚なソースを作る
小麦粉が全体に馴染んだら、牛乳を少しずつ加えながら混ぜる。ダマにならないよう、泡立て器や木べらを使って丁寧に混ぜ続けることが重要。【A】のオイスターソース、塩、白ワイン、黒こしょうを加え、弱火でとろみがつくまでじっくりと煮込む。
耐熱皿に盛り付けて仕上げる
とろみがついたソースを耐熱皿に移し、全体にピザ用チーズをたっぷりとのせる。トースターで焼き色がつくまで加熱し、チーズがこんがりと黄金色になるまで様子を見ながら焼き続ける。
トッピングで見た目と風味をプラス
焼き上がったグラタンに、飾り包丁を入れたトッピング用のねぎを挿して仕上げる。ねぎの緑が映えるよう、バランスよく配置することで見た目の美しさを演出。温かいうちに召し上がれ。
能登のサラダで酢の材料(作りやすい量)
- ころ柿:2コ(ヘタを取り、横に切り込みを入れて棒状に切る・種を除く)
- 赤大根(能登むすめ・スライス):150g(約25枚分)
- A
- 酢:大さじ3
- 塩:小さじ1/4
- 柚子(皮・せん切り):適量
- 中島菜(ザク切り):適量
ころ柿の下準備と味付け
ころ柿のヘタをしっかりと取り除き、横に切り込みを入れて開きます。種を取り除いた後、棒状に切ります。この作業は食べやすさを考慮し、均一な形に切ることがポイントです。切り終わったころ柿に【A】の酢と塩を加えてしっかりとあえ、味をなじませるために7〜8分間そのまま置きます。この工程で、ころ柿の甘さと酢の酸味が絶妙に混ざり合い、さっぱりとした味わいを引き出します。
赤大根のスライスと塩水処理
赤大根(能登むすめ)の皮を薄くむき、厚さ1mm程度の薄いスライスにします。その後、半月形になるように切ります。この薄さに切ることで、歯ごたえと見た目の美しさを両立します。切り終わった赤大根は、塩水(水500mlに塩小さじ2を溶かしたもの)に7〜8分間浸けます。塩水処理をすることで大根の余分な水分を抜き、シャキシャキとした食感を保ちます。浸け終わった後は、水気をしっかりと切ることが重要です。
材料を合わせて仕上げる
ころ柿と水気を切った赤大根をボウルに入れ、全体を優しくあえます。この時、無理に混ぜすぎないように注意し、素材の形が崩れないようにします。しっかりと混ざったら、中島菜を敷いた器に盛り付けます。この工程で、中島菜の鮮やかな緑がサラダ全体を引き立て、彩り豊かな仕上がりとなります。
柚子の皮で香りと彩りをプラス
最後に、せん切りにした柚子の皮を全体に散らします。柚子の爽やかな香りがアクセントとなり、さらに食欲を引き立てます。柚子の皮は少量で十分ですが、均等に散らすことで見た目が美しく仕上がります。このサラダは新鮮さを楽しむ料理なので、作り立てをそのまま召し上がるのがおすすめです。
能登ざん米の材料(作りやすい量)
- 干物のしょうゆ漬け(真ふぐ・いか):各1パック
- たまねぎ:1/2個
- ミニトマト(ヘタを取る):8個
- 米:3合
- A
- 酒:大さじ2
- しょうゆ:大さじ2+1/2
- バター:30g
- 中島菜(ゆでて小口切り):適量
- 黒こしょう:適量
たまねぎの下準備
たまねぎを半分に切り、切り込みを格子状に入れます。これはたまねぎが炊き上がる際に味が染み込みやすく、甘みが引き立つための工夫です。切り込みは深すぎず、形が崩れない程度に浅めに入れることがポイントです。
炊飯器に材料をセット
炊飯器にといだ米を入れ、【A】の酒としょうゆを上から順に加えて全体を軽く混ぜます。調味料が米全体に行き渡るようにしっかりと混ぜることが、均一な味わいを作る鍵です。その上に、下準備したたまねぎ、しょうゆ漬けの干物、ヘタを取ったミニトマトを順に並べます。具材を上に置くことで炊き上がり時の見た目が美しく、味もバランスよく仕上がります。
炊き上げと仕上げ
炊飯器で通常通りに炊き上げます。炊き上がったら、いかの干物を取り出し、食べやすい大きさに切ります。切ったいかを再び炊飯器に戻し、全体に混ぜ込むことで、いかの旨味が全体に広がります。さらに、バターを加えて全体を優しく混ぜ合わせます。バターのコクが加わることで、味に深みが生まれます。
盛り付けと仕上げのトッピング
炊き上がったご飯を器に盛り付け、ゆでて小口切りにした中島菜を添えます。中島菜の鮮やかな緑が料理全体を引き立て、見た目にも食欲をそそります。仕上げに黒こしょうをふりかけることで、香りと味にアクセントを加えます。このひと手間で、能登ざん米がさらに魅力的な一品に仕上がります。温かいうちに召し上がれ。
かきの皮ったかき揚げの材料(つくりやすい分量・2枚分)
- A
- 柿の皮(渋柿/ザク切り):100g
- しょうが(せん切り):10g
- てんぷら粉:大さじ3
- 水:大さじ2
- 米油:大さじ3~4
- 塩:少々
- シナモンパウダー:適宜
- バニラアイス:適宜
柿の皮としょうがを準備する
渋柿の皮をザク切りにします。柿の皮は適度な大きさにすることで揚げたときに程よい歯ごたえが生まれます。しょうがは細かいせん切りにしておきます。しょうがの香りが柿の甘みを引き立てる重要なポイントです。両方の材料をボウルに入れて混ぜ合わせ、全体が均一になるようにします。
てんぷら粉をまぶして下ごしらえ
混ぜた材料にてんぷら粉をまぶします。てんぷら粉は一度に加えず、少しずつ振り入れて全体にまんべんなく行き渡らせます。この工程で、揚げたときにサクサクとした食感を生み出します。粉が均一になじんだら、水を少量ずつ加えてさっくりと混ぜ合わせます。混ぜすぎると粘りが出てしまうため、軽く混ぜる程度にとどめます。
フライパンで揚げ焼きにする
小さめのフライパンに米油を入れ、中火で熱します。油が適度に温まったら、ボウルの半量をフライパンに広げて入れます。材料を薄く広げることで、均一に火が通りやすくなり、食感も軽やかに仕上がります。片面がきつね色になるまで揚げ焼きにし、裏返してもう片面も同様に仕上げます。同じ工程で残りの半量も揚げ焼きにします。
盛り付けと仕上げ
揚げ焼きにしたかき揚げを器に盛り付け、仕上げに塩を軽く振ります。塩を少量にすることで柿の自然な甘みを引き立てます。
デザートアレンジ
お好みでシナモンパウダーをふりかけ、バニラアイスを添えます。シナモンの香りが柿の風味をさらに引き立て、甘さとスパイシーさのバランスが絶妙なデザートに仕上がります。熱々のかき揚げと冷たいアイスの組み合わせが、口の中で絶妙なハーモニーを奏でます。食事としてもデザートとしても楽しめる一品です。
食べころ柿のティラミスの材料(2人分)
- A
- ころ柿(粗みじん切り):1コ分
- コーヒーリキュール(またはコーヒー):大さじ1
- B
- クリームチーズ(常温に戻す):100g
- 生クリーム(乳脂肪分35%):大さじ1+1/2
- C
- インスタントコーヒー:小さじ2
- 水:小さじ2
- トッピング
- ころ柿(厚さ半分に切る):適量
- ミント:適量
ころ柿の下準備と漬け込み
ころ柿を粗みじん切りにし、ボウルに入れます。【A】のコーヒーリキュール(またはコーヒー)を加え、全体をよく混ぜ合わせます。これを約10分間漬けておくことで、ころ柿にコーヒーの香りがしっかり染み込み、ティラミスにふさわしい風味が加わります。漬け込み時間を守ることで、ころ柿が適度にしっとりし、滑らかな仕上がりになります。
クリームチーズと生クリームを混ぜる
別のボウルに、常温に戻したクリームチーズを入れます。クリームチーズが固い場合は、ゴムベラなどで軽くほぐしておくと混ぜやすくなります。ここに【B】の生クリームを加え、滑らかになるまでしっかりと混ぜ合わせます。クリームの状態が均一になることで、ティラミス全体の口当たりが良くなります。
ころ柿を加えてベースを仕上げる
漬け込んだころ柿をボウルのクリームチーズ生地に加えます。全体をさっくりと混ぜ、ころ柿が均等に行き渡るようにします。この工程では、混ぜすぎないように注意し、ころ柿の食感を損なわないように仕上げます。ころ柿の甘みがクリームに加わり、自然な甘さが引き立ちます。
インスタントコーヒーソースを用意する
【C】のインスタントコーヒーと水を混ぜ合わせます。完全に溶けるまでしっかりと混ぜ、濃厚なコーヒーソースを作ります。このソースがティラミス全体に香ばしい風味を加え、味のバランスを整えます。
盛り付けと仕上げ
器にころ柿を混ぜたクリームチーズ生地を盛り付けます。上からコーヒーソースを均等にかけることで、見た目にも美しい層が生まれます。仕上げに厚さ半分に切ったころ柿を挿し、ミントを添えて彩りを加えます。ミントの爽やかな香りが全体の味わいを引き締めます。このデザートは冷やして食べるのがおすすめで、ころ柿とクリームの調和を存分に楽しめます。
【平野レミの最新著書】『平野レミの自炊ごはん せっかちなわたしが毎日作っている72品』
【書籍概要】時短と美味しさを追求した1人分レシピ集
2024年3月にダイヤモンド社から出版された『平野レミの自炊ごはん せっかちなわたしが毎日作っている72品』は、平野レミさん初となる1人分の料理に特化したレシピ集です。この書籍では、日々の料理を気軽に楽しむためのレシピが72品収録されています。料理初心者からベテランまで楽しめる内容で、特に忙しい人や自炊に慣れていない人にも手軽に取り組める工夫が満載です。
【特徴】平野レミらしい自由で独創的なアプローチ
本書の最大の特徴は、平野レミさんらしい「せっかちな」視点から生まれたアイディアが満載な点です。以下のような具体的な特徴が挙げられます。
- 調理時間の短縮
レンジだけで作る煮魚や角煮、フライパンひとつで完成するパスタなど、調理器具を最小限に抑えたレシピが多く収録されています。これにより、洗い物も減り、調理の手間を大幅に削減できます。 - シンプルでありながら美味しい
材料の数を絞りつつも、味わい深い料理が完成するレシピが多いです。「素材そのものの味を活かす」という平野レミさんのスタイルが存分に発揮されています。 - ユーモアあふれる料理名
「手間が半バーグ」など、ユニークな名前がつけられた料理が多く、読むだけで楽しい構成になっています。
【読者の反応】多様な意見が寄せられる
この本に対して、読者からさまざまな感想が寄せられています。
- 肯定的な意見
「冷蔵庫にある食材でパッと作れるものばかりなので助かる」「簡単で失敗しにくいレシピが多く、忙しい日の夕食に最適」などの声が多く、特に忙しい人に支持されています。また、「テレビで見た『手間が半バーグ』を作ったら家族に好評だった」といった具体的な体験談も寄せられています。 - 改善点の指摘
一方で、「野菜をそのまま使うレシピは簡単だが、あまり料理を楽しんでいる感じがしない」という意見や、「個性的すぎるレシピが好みに合わなかった」との声もありました。これらの意見は、料理に対するアプローチが人それぞれ異なることを反映しています。
【おすすめの利用法】忙しい日常に役立つヒント満載
『平野レミの自炊ごはん』は、次のような人に特におすすめです。
- 忙しい日常を送る方
限られた時間の中で、自炊を楽しみたい人に最適です。特にレンジやフライパンだけで作れる時短レシピは、仕事帰りの夜ご飯にも役立ちます。 - 1人分を効率よく作りたい方
1人分の料理に特化しているため、余らせる心配がなく、効率的な調理が可能です。特に一人暮らしの方にとって便利な内容です。 - 平野レミの料理スタイルを楽しみたい方
ユーモアあふれるネーミングや、自由で型にはまらない発想が好きな人には、読むだけで楽しめる内容です。
新年を彩るレシピを見逃さないために
新年のお昼時にピッタリの45分間、能登の美味しさと平野レミさんの魅力が詰まった番組をぜひお楽しみください。家族や友人と一緒に視聴し、新しい料理のアイデアを共有するのもおすすめです。また、放送を通じて能登の文化や食材の素晴らしさを全国に届けるという意義も大きいです。
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