静岡・磐田の団らんカフェ「角打ち茶屋」お茶のぬくもりと歴史がつまった場所
2025年4月6日放送の『ふるカフェ系 ハルさんの休日』(再放送)では、静岡県磐田市にある「角打ち茶屋(かくうちちゃや)」が紹介されました。舞台となったのは、かつて宿場町として栄えた「見付(みつけ)」という歴史ある町。明治時代から続く老舗のお茶屋さん「お茶のかねまつ」が、築100年以上の住居を活用してオープンしたカフェです。番組では、古き良き建物の魅力と、お茶を通じた人と人とのつながりが丁寧に描かれていました。放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
歴史感じる佇まいに出迎えられる癒しの空間
番組が始まってまず映し出されたのは、東海道沿いにたたずむ立派な建物。玄関を開けると、大きな茶壺がどーんと出迎えてくれます。この茶壺は、明治から続くお茶屋さんとしての誇りを象徴するものです。お店の中に入ると、目に飛び込んでくるのが立派なこて絵の仏壇と美しい猫間障子。どちらも当時の職人技が詰まった意匠で、ただの古民家ではなく、格式ある住まいであったことが伝わってきます。
床の間には代々大切にされてきた品々が並び、窓からは手入れの行き届いた庭園が見渡せます。香り高いお香が焚かれ、空間全体が心落ち着く雰囲気に包まれています。築100年以上の歴史が、決して重くなく、どこかほっとする空気として感じられる場所です。
お茶を通して広がる味と時間の楽しみ
「角打ち茶屋」の魅力は、なんといってもお茶を主役にした豊かなメニューです。店内では、静岡を代表するやぶきた茶をはじめ、てん茶や抹茶のフォンデュなど、ここでしか味わえないお茶体験ができます。
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やぶきた茶:香り高く、渋みと甘みのバランスがとれた一杯
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抹茶フォンデュ:濃厚な抹茶ソースに季節の果物や和菓子をディップして楽しむ、見た目も華やかな人気メニュー
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てん茶:まるでお出汁のように旨みが濃く、食中茶や和菓子ともよく合う珍しい品種
また、かき氷やラテなどの抹茶スイーツも充実しており、どれも丁寧に点てられたお茶の風味をしっかりと感じられる内容です。観光の途中で一息つくのにも、静かにお茶と向き合いたいときにもぴったりな空間です。
自ら茶畑を耕し、お茶の未来を見つめる店主の思い
カフェの運営者である店主は、実はただのお茶屋さんではありません。茶畑での栽培から製造・販売、提供まですべてを一貫して行うこだわりの持ち主です。番組内でも、自ら茶畑で茶葉を育てる姿や、新しいメニューの開発に取り組む様子が紹介されていました。
お茶をただ売るのではなく、お茶がもたらす人のつながり、家族の団らん、地域の記憶といった、目に見えない価値を守り続ける姿勢に、強い感動を覚えます。「お茶があれば人が集まり、心がゆるむ」、そんな空間を大切にしているのです。
お茶を囲んで集う場所としての「角打ち茶屋」
このカフェが誕生した背景には、店主の原体験があります。もともとこの場所は、親戚が集うたびにお茶を囲んで団らんが生まれた家でした。お茶はいつも真ん中にあって、会話が生まれ、笑顔が広がっていく。そんな記憶を現代のかたちで残したいという思いから、「角打ち茶屋」は誕生しました。
メニューや空間づくりにはその想いが丁寧に込められており、訪れる人たちが自然と笑顔になるような工夫が感じられます。
店舗情報まとめ(2024年4月現在)
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店名:角打ち茶屋(かくうちちゃや)
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住所:静岡県磐田市岩井2043
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電話番号:0538-32-4621
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営業日:水曜〜金曜・土曜・祝日
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営業時間:9:30〜11:45、13:30〜16:30(ラストオーダーは各30分前)
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定休日:月曜・火曜・日曜(臨時休業あり)
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アクセス:JR東海道本線「御厨駅」から徒歩約24分(約1.9km)
※駐車場についての記載は公式サイトで確認をおすすめします。
実際に訪れた人の口コミ
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スイーツがとても美味しく、スタッフの対応も親切。予約して行くと安心。
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濃厚な抹茶の味が最後まで楽しめて満足感が高い。
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古民家の落ち着いた雰囲気とお香の香りに癒された。
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「いわた抹茶金時」は甘さ控えめの抹茶シロップが絶品。
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営業日が限られているため、LINE予約がおすすめ。
混雑を避けたい方は、公式LINEからの事前予約が安心です。特に土曜や祝日は人気なので、早めのチェックをおすすめします。
まとめ
『ふるカフェ系 ハルさんの休日』静岡・磐田編では、お茶の文化を大切に受け継ぎ、現代にも心を和ませてくれる空間として再生された古民家カフェが紹介されました。「角打ち茶屋」は、ただお茶を楽しむ場所ではなく、人と人とのつながりを深め、日常の中にある特別なひとときを提供してくれる場所です。
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