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NHK【うまいッ!】北海道厚沢部町のアスパラが絶品すぎる!甘さの秘密と驚きのレシピ紹介|2025年6月8日放送

うまいッ!

北海道厚沢部町のアスパラガスがすごい!ホイル焼き・天ぷら・ゼリーまで感動の美味しさ

2025年6月8日放送のNHK「うまいッ!」では、北海道厚沢部町のアスパラガスが特集されました。日本一のアスパラ生産地である北海道の中でも、特に「甘くて太くてみずみずしい」と評判の厚沢部町のアスパラ。番組では、栽培の工夫や保存のコツ、地元で人気の食べ方、そして驚きのスイーツまで、アスパラの魅力をたっぷりと伝えていました。今回は、その内容をすべて紹介します。

甘さとジューシーさの秘密は1年前から始まっている

厚沢部町は、人口3200人ほどの小さな町で、周囲を山と森林に囲まれた自然豊かな場所です。ここでは、アスパラ専用のハウスが23棟も並び、3月から9月まで出荷されるアスパラガスが育てられています。農家の前田さんは21年間アスパラを栽培しており、祖父の代からその技術と工夫を受け継いできました。

アスパラは、地中の根っこから茎が生えてくる野菜で、食べているのは茎と穂先の部分です。春になると根にたまった糖分を使って成長し、その糖が茎全体に行きわたります。特に太くてまっすぐに育った茎を「親株」として収穫せずに残すことで、葉が茂り、光合成が活発になって糖分を再び根にためこむようになります。この仕組みが、翌年のアスパラをさらに甘くする重要なポイントです。

また、アスパラの甘さやみずみずしさを保つためには、収穫後のスピードが大切です。常温のままだと糖を消費してしまうため、すぐに水を張ったコンテナに立てて入れ、冷蔵庫で保管します。立てたまま保存することで、養分の消費を最小限に抑える工夫もされています。

シンプルだけど感動!アスパラのホイル焼き

番組で紹介されたアスパラ料理の中でも、もっとも手軽で人気なのが「バターのせホイル焼き」です。アスパラをアルミホイルで包み、上にバターを乗せて焼くだけですが、中までじっくり火が通ることで、自然な甘さがさらに引き立ちます。バターの風味も加わって、塩を使わなくても美味しくいただける一品です。

●ポイント
・ホイルで包んで蒸し焼きにすることで、水分を逃がさずふっくら仕上がる
・アスパラの甘みが際立つので、調味料は最小限でOK

根元と穂先で味が違う!アスパラの不思議な構造

アスパラの美味しさは、部位によって異なる味わいを持つことでも注目されています。根元部分は糖分が多く、甘みが強く感じられるのに対して、穂先は成長の際に糖分がアミノ酸に変化するため、旨味成分が多く含まれています。一本のアスパラの中で、違う味わいを楽しめるのは驚きです。

●穂先:アミノ酸が豊富でうま味が強い
●根元:糖が多く、甘みを感じやすい

丸ごと揚げる!アスパラの1本まるまる天ぷら

地元で人気のもう一つの料理が「アスパラの1本まるまる天ぷら」です。長さを活かしてそのまま揚げることで、見た目にもインパクトがあり、食べ応えも抜群です。

●調理のポイント
・根元に切れ目を入れて筋を残さないようにする
・揚げる時は中まで火を通すのが大切
箸で押したときの音で火の通り具合を判断(水分が抜けると音が大きくなる)

この調理法は、地域おこし協力隊の協力で伝えられており、観光客にも人気の体験メニューとなっています。

アスパラがスイーツに!?新感覚のコンポートゼリー

最後に紹介されたのは、アスパラを使った**スイーツ「アスパラのコンポートゼリー」**です。一見意外な組み合わせですが、アスパラのほのかな香りとやさしい甘みが、白ワインやレモンと相性抜群です。

●材料(2カップ分)
A)アスパラのコンポートジュレ
・アスパラ(斜め切り):100g
・白ワイン:35g
・砂糖:10g
・レモン(輪切り):1枚
・水:100ml
・ゼラチン:3g

B)白ワインのミルクムース
・白ワイン:50g
・砂糖:20g
・生クリーム:50g
・水:25g
・ゼラチン:4g

●作り方
A)アスパラのコンポートジュレ
・白ワインと砂糖、レモンを煮立ててアルコールを飛ばす
・レモンを取り出し、アスパラを入れて弱火で煮る
・やわらかくなったらアスパラを取り出す
・ゼラチンと水を加え、冷やしてジュレにする
・カップの底にアスパラを並べてジュレ液を注ぎ、冷蔵庫で冷やす

B)白ワインのミルクムース
・白ワインと砂糖を加熱し、アルコールを飛ばす
・ゼラチンと水を加えて冷やす
・軽く泡立てた生クリームと合わせてなじませる
・ジュレの上に流し入れ、冷蔵庫で2~3時間冷やす

このスイーツは、厚沢部町ならではの新しいアスパラの楽しみ方として注目を集めています。

北海道のアスパラは努力の積み重ねでできている

今回の「うまいッ!」では、アスパラガスの甘さやジューシーさが生産者の1年以上にわたる努力の結果であることが強調されていました。収穫までの栽培管理や収穫後の処理、調理方法まで、どれもアスパラの美味しさを最大限に引き出す工夫に満ちていました。定番料理からスイーツまで幅広く楽しめる厚沢部町のアスパラ。これからの季節、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

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