冬の名画に学び、白川郷を描く30分!
2025年6月4日(水)に放送予定のEテレ番組『3か月でマスターする絵を描く(10)冬景色の秘密!〜名画に学ぶ明暗と色彩〜』では、名画を手本にした“冬の風景画”の描き方を学びます。今回は世界遺産・白川郷の雪景色に挑戦。講師の柴崎春通先生が、16世紀の画家ブリューゲルの名画『雪中の狩人』を参考に、構図や陰影、雪の表現技法まで解説する内容となっています。さらに、誰でも簡単にできる雪の降らせ方も紹介され、絵を描くことに慣れていない人でも挑戦しやすい回になると予想されます。出演はタレントの山之内すずさんで、初心者目線からの実演も楽しめる内容です。
白川郷の雪景色を描くポイント
・舞台となるのは、岐阜県の世界遺産・白川郷の冬の風景です
・雪に包まれた合掌造りの家屋、木々、雪原などをモチーフにして描写
・実際に存在する風景をベースにしながらも、芸術的に再構成する力を養う内容
雪景色は一見単調に見えますが、白だけでなく、明暗のバランスや色彩の工夫で深みを出すことが大切だとされます。この回では、初心者でも分かりやすく、少ない色数で豊かな表現ができるテクニックに焦点が当たります。
ブリューゲル『雪中の狩人』から学ぶ構図と光の扱い
・16世紀に描かれたヨーロッパの冬景色を取り入れる構図の知恵
・登場人物の配置、道の奥行き、空と地面の明暗コントラストを活用
・背景の処理や小さな人物、動物などで広がりを持たせる技術
この名画では、背景の山や空がやわらかなグラデーションで描かれています。これをヒントに、白川郷の山あいの空気感や、遠くの風景と手前の建物の距離感を“ぼかし”や“重ね塗り”などの技法で表現していくと考えられます。
柴崎先生の大胆な筆遣いで奥行きを出す
・合掌造りの屋根にあえて黒い縦線を入れる場面が紹介予定
・「せっかく描いた建物に黒線?」と思ってしまうが、これが立体感を生む鍵
・大胆な一筆で、画面に重厚さと構造的な奥行きが加わる手法に注目
初心者はつい慎重に描きがちですが、柴崎先生は“黒”を効果的に使うことで、絵にメリハリをつける大切さを伝えると見られます。黒=怖い色ではなく、明るい色を引き立てる役割を持つという発見につながります。
誰でもできる“雪を降らせる”テクニック
・絵の仕上げに登場するのが「雪を降らせる」表現技法
・筆や歯ブラシなどを使って白絵の具を飛ばす方法が紹介される可能性大
・細かな雪や舞い散る雪、静かに降り積もる雪など、表情の違いも描き分けられるようになります
この技法は、子どもでも楽しめる簡単な方法として紹介される見込みです。偶然性を活かした表現は、絵に温かみや詩的な雰囲気をもたらす要素となります。
山之内すずさんのリアクションにも注目
・柴崎先生の技術に驚きながらも、実際に描くことに挑戦する山之内さん
・視聴者と同じ立場で取り組む姿が、“できるかも”という勇気につながる
・絵が完成していく喜びや感動を共有することで、描く楽しさが倍増
タレントのリアクションは番組の魅力の一部であり、専門家の解説と素人目線の驚きが融合することで、より親しみやすく、実用的な学びの時間となります。
今回の放送は、「冬景色は白だけじゃない」「名画に学べば、構図も明暗もぐっと良くなる」というメッセージを伝えてくれる回となりそうです。美術に苦手意識がある人でも、見てすぐ試したくなるテクニックがたくさん登場する予定です。ぜひチェックしてみてください。
※この記事は放送前情報をもとにした予想を含みます。実際の内容と異なる場合があります。
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