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NHK【えぇトコ】夢洲から天保山・築港まで!展望台・船・洋食でめぐる大阪タイムトリップ|2025年5月5日

バラエティ

藤原紀香&はるな愛とめぐる!大阪ベイエリア“過去と未来の交差点”タイムトリップ旅

2025年5月5日(月・祝)に放送されたNHK総合『えぇトコ』では、大阪湾に面したベイエリアを舞台に、藤原紀香さんとはるな愛さんが案内役となり、過去と未来が交差する「時間旅行の旅」が展開されました。今まさに注目されている万博の開催地・夢洲(ゆめしま)を起点に、咲洲、桜島、天保山、築港とめぐり、都市の進化と人々の暮らしの歴史を感じられるスポットをたっぷりと紹介してくれました。

海とともに発展してきた大阪ベイエリアの魅力を、高層展望台からの風景、短距離の渡し船、海遊館の裏側、昭和の香りが漂うレストラン、歴史的建築物の天満屋ビルなど、多角的な視点で描き出す構成となっており、都市と人の関わりを深く味わえる内容となっていました。

夢洲と咲洲を一望!コスモタワー展望台から未来を見つめる

旅の始まりは、大阪・咲洲にある「コスモスクエア駅」から徒歩約7分の場所にある、地上252メートルの高層ビル「コスモタワー」。この展望台からは、現在建設中の2025年大阪・関西万博の会場「夢洲」が一望できます。案内役は広報の梅木さん。

この地はもともと埋め立てによって誕生した人工島で、行政機関や観光施設が集中し、これまでにさまざまなにぎわいを生み出してきた場所。夢洲では今、万博会場の整備や「大屋根リング」と呼ばれるシンボル構造物の建設が進んでおり、駅から直結のアクセスも整備済み。さらに万博後は、スマートシティや国際的な交流拠点としての役割も期待されており、持続可能な都市としての未来像も描かれています

展望台からはその広大な風景を見渡すことができ、海と陸が混ざり合いながら都市が成長していく様子が実感できるスポットとして、訪れる人の心を打ちます。現代と未来が重なり合う場所であり、まさに旅の出発点にふさわしいロケーションでした。

桜島から天保山へ渡る3分間の“海の通勤路”で体感する水都の風景

続いて2人が訪れたのは、夢洲の対岸に位置する桜島エリア。ここから天保山までをわずか3分で結ぶ渡し船に乗船します。大阪には今でも数多くの渡し船が運航されており、この短距離船は市民の日常の足でもあり、同時に観光客にも人気のスポットです。

この船旅の魅力は、なんといっても短いながらも海の風と波の音を感じられる非日常感。港町・大阪の原風景を体感できるこのルートは、水の都として発展してきた大阪の歴史を体ごと感じられる貴重な体験です。

・船の揺れと海風の心地よさ
・水上からしか見られない街並みの景観
・昔ながらの暮らしを今に伝える“生活の風景”

この短い旅路を通じて、大阪がどれだけ海と密接に関わってきたかを実感できます。都市の発展の裏にある“生活の足”の大切さが印象に残りました。

海遊館の舞台裏へ!ジンベエザメのダイナミックな食事に大接近

天保山に到着した2人が次に向かったのは、世界的にも人気の高い水族館「海遊館」。ここでは飼育員の松村さんに案内され、予約制のバックヤードツアーに参加。通常は見ることのできない水槽の上から、ジンベエザメの食事風景を観察するという特別な体験が紹介されました。

ジンベエザメは、1日2回(午前10時30分・午後3時)に餌やりが行われており、小さなオキアミを海水と一緒に豪快に吸い込む姿はまさに圧巻。普段は優雅に泳ぐ姿が印象的なジンベエザメですが、食事のときには水を勢いよく吸い込む様子が“海の王者”らしい迫力を感じさせます。

また、飼育員の喜屋さんの話によると、実は多くの海の生き物たちが絶滅の危機にさらされているという現実も明かされました。美しい展示の裏には、飼育員たちの綿密な管理と、命を守る取り組みがあることを伝える内容でした。

このシーンでは、ただ見て楽しむだけでなく、命と向き合う現場の空気に触れることで、水族館が果たす教育的な役割にも気づかされる印象的なエピソードでした。

昭和の味が息づく築港の洋食店でハンバーグとカツレツに舌鼓

旅の後半、2人は築港地区の老舗レストランを訪れます。藤原さんは香ばしいハンバーグステーキを、はるな愛さんはカツレツを選び、開店当初から変わらない味を楽しみました。この店はなんと1951年創業で、当時からのレシピを守り続けているとのことです。

・手ごねで焼き上げた香ばしいハンバーグ
・サクサクの衣が特徴的なカツレツ
・付け合わせのナポリタンや目玉焼き、ポテトも懐かしさを感じさせる王道の洋食

こうした料理は、単なる“食事”を超えて、街の記憶や家庭の味といった「暮らしの風景」そのもの地元に根付く洋食文化のぬくもりが伝わる時間でした。

築港の歴史を伝える「天満屋ビル」で時代を感じる建築と出会う

番組の最後に訪れたのは、築港にある歴史的建築物「天満屋ビル」。昭和初期のモダン建築として残されているこの建物は、当時の面影を色濃く残す赤レンガの外観とレトロな装飾が特徴です。ビルのオーナー・村上徹一さん、そして清水潤さんの話を通じて、この地がかつて大阪港のにぎわいの中心であったことや、人と港の歴史が重なり合っていた様子が紹介されました。

建物に残る古いサイン、年季の入った扉や窓ガラス――すべてが時間の積み重ねそのものであり、過去と今を静かに語りかけてくれるような存在でした。


今回の『えぇトコ』では、大阪ベイエリアという「埋め立てによって生まれた街」がどのように人々の暮らしを支え、未来をつくっているのかが丁寧に描かれていました。都市開発のスケールの大きさと、そこに息づく小さな営みや文化。この2つが同時に映し出されることで、今ある風景に対して感謝と誇りが持てるような構成となっていました。

番組を通じて、「ただの観光地ではない、大阪の“生きた歴史”」に触れることができた視聴者も多かったのではないでしょうか。次に大阪を訪れるときには、過去と未来が交差するベイエリアを歩いてみたくなる、そんな気持ちにさせてくれる素敵な放送回でした。

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