記事内には、広告が含まれています。

【うまいッ!】愛知県水産試験場“うなぎの秘密基地”で発見!白い粉で育つ雌うなぎとは|2025年8月3日放送

未分類

世界初の技術で育つ!愛知・西尾市の特別なうなぎとは

8月3日放送予定のNHK「うまいッ!」では、愛知県西尾市で育てられている“世界初のうなぎ”にスポットが当たります。今回の舞台は、地元の人にもあまり知られていない養殖研究所。當間ローズさんが、噂のうなぎを追って西尾市を訪れます。登場するのは、やわらかくて脂がたっぷりのった、これまでにない養殖うなぎ。その秘密は、「白い粉」と「特別な水」にあるそうです。うなぎ好きはもちろん、料理好きな人や未来の食に関心のある方にも注目の内容です。

世界初のうなぎを育てる秘密とは?

番組の主な舞台は、西尾市一色町にある「愛知県水産試験場 内水面漁業研究所」。ここは地味な見た目ながら、全国の養殖業界から熱い視線を集めている“うなぎの秘密基地”です。外から見ると古びた平屋の建物で、門もなく、まるで目立たない存在ですが、その中で行われている研究は非常に革新的なものです。研究員たちは2018年からの取り組みで、うなぎの性別をコントロールしながら身質も良くするという、これまでにない技術を開発しました。

白い粉の正体は「大豆イソフラボン」

この“白い粉”は、なんと大豆からとれる「大豆イソフラボン」。粉末状にして、うなぎのエサに少し混ぜるだけ。たったそれだけで、通常は半々に育つはずの性別が、約9割が雌になるというから驚きです。雌のうなぎは大きく育ちやすく、身が柔らかく脂ものっていて、食べごたえがあるのが特徴。この技術は2021年に特許も取得済みで、いまでは新たなうなぎブランド「葵うなぎ」や「艶鰻」として注目されています。

項目 内容
白い粉の正体 大豆イソフラボン
効果 約9割が雌うなぎに成長し、400〜500gに育ってもやわらかさを保つ
使用方法 シラスウナギの時期にエサに混ぜて与える(20kgの飼料に約80g)

育てる水も“特別”

うなぎの美味しさを支えるもうひとつのポイントは「水」。西尾市の一色町では、矢作川から引いた清らかな水を、養殖専用の水道でハウス内に供給しています。この水は水質が安定していて、温度も天然に近く、うなぎがストレスなく育てられる環境が整っています。アンモニアや有害な窒素成分がほとんどないため、うなぎが体調を崩しにくく、結果的に良質な身と脂を保つことができるのです。

項目 内容
水の出どころ 矢作川からの清流水
特徴 天然に近い水質で安定し、うなぎにストレスがかかりにくい
効果 身がしっとり柔らかく、脂のりも抜群に

番組では家庭で試せるうなぎレシピも登場予定

今回の放送では、プロの料理人が家庭でも楽しめる「新しいうなぎの食べ方」も紹介する予定です。市販のうなぎ蒲焼きとは違う調理法やアレンジレシピが披露されるかもしれません。放送後に再現したくなるような簡単な工夫が期待されます。

新ブランド誕生と未来への広がり

今回紹介される技術は、すでに「葵うなぎ」や「艶鰻」として地域でブランド化が進んでおり、商品としても流通する可能性が広がっています。また、うなぎだけでなく、他の魚にもこの技術が応用できる可能性があり、今後の水産業に大きな影響を与えるかもしれません。日本の食文化を支えるうなぎに、新しい未来が見えてきています。


放送予定日:2025年8月3日(日)11:30〜11:54
チャンネル:NHK総合
出演:當間ローズさん(リポーター)、天野ひろゆきさん(司会)、塚原愛アナウンサー

コメント

タイトルとURLをコピーしました