記事内には、広告が含まれています。

NHK放送100年特番!時代を超えて 3世代が選ぶあの名番組を1万人アンケートで総まとめ&貴重アーカイブ映像も一挙公開!【2025年3月22日放送】

バラエティ

NHK3世代アンケートで明らかに!“もう一度見たい番組”と語り継がれる名アナウンサーたちの物語|2025年3月22日放送

2025年3月22日(土)夜7時30分からNHK総合で放送された特別番組『放送100年 時代を超えて 3世代が選ぶあの番組』は、NHK放送100年を記念する生放送スペシャルとして注目を集めました。放送では、視聴者1万人へのアンケートをもとに、3世代にわたって記憶に残るNHKの名番組が紹介され、時代ごとの人気番組やアナウンサーたちの活躍が丁寧に振り返られました。懐かしさと驚きが詰まった内容は、世代を問わず多くの人の共感を呼びました。放送内容をくわしく紹介します。

放送100年を振り返るオープニングトーク

番組は加藤浩次さんのあいさつから始まりました。NHKが初めて放送を始めたのは1925年。ラジオの音声のみの時代から、1953年のテレビ放送開始へと移り変わり、そこから日本の暮らしとともにテレビ文化が育ってきました。その中で生まれた数々の番組には、報道、スポーツ、音楽、ドラマなど多様なジャンルがあり、どの時代にも「暮らしのそばにテレビがあった」と語られました。そして、こうした番組のそばには常にアナウンサーの存在がありました。時代を記録し、人々の心に寄り添ってきた彼らの役割にも注目が集まりました。

3世代1万人アンケートで見えた番組の記憶

アンケートは「テレビ黎明期(60歳以上)」「テレビ全盛期(40〜60歳)」「テレビ新時代(10〜40歳未満)」の3つの世代に分けて実施され、それぞれの世代が思い出に残る番組を1位から25位まで選出しました。

・テレビ黎明期では、「ご成婚パレード」「連想ゲーム」「NHK紅白歌合戦」などが上位に。特に「連想ゲーム」はお茶の間で家族が集まって楽しんだ記憶が語られました。
・テレビ全盛期世代は「YOU」「爆笑オンエアバトル」「ためしてガッテン」など、バラエティ色の強い番組に人気が集まりました。
・テレビ新時代では、「ピタゴラスイッチ」「チコちゃんに叱られる!」などの教育・知育系番組が高評価を受けました。

この調査を通して、それぞれの世代が育った時代の空気感や家族との思い出、生活の中に溶け込んでいた番組の存在が浮かび上がりました。今田美桜さんは「おかあさんといっしょ」「天才てれびくん」を見て育ったことを話し、番組が世代の中で確かな位置を占めていることが伝わりました。

クイズ番組と科学エンタメの系譜

テレビが人々に与えてきた影響を語る上で欠かせないのが、クイズや科学をテーマにした番組です。1954年に始まった「ジェスチャー」からはじまり、「連想ゲーム」「クイズ面白ゼミナール」など、世代を越えて人気を博した番組が紹介されました。

・「連想ゲーム」では、糸井重里さんが「幼稚園に入る前から見ていた」と回想。タイムを計る時計が欲しかったと話しました。
・「ウルトラアイ」では、山川静夫アナがボクシングや競輪を体を張って体験し、科学をわかりやすく伝えるという新たなスタイルを確立しました。
・「ためしてガッテン」では、日常生活の疑問を科学的に解決する楽しさが話題に。

山川静夫さんは「視聴者に伝えるために、素人の立場で体験した」と語り、“科学を自分の言葉で伝える”という姿勢が、多くの共感を呼びました。

アナウンサーが支えた名番組の裏側

放送の要となるアナウンサーたちの功績にもスポットが当たりました。1950年代から現在まで、数々の名番組を支えてきたアナウンサーたちの「言葉の力」や「プロとしての姿勢」が丁寧に紹介されました。

・高橋圭三アナの「私の秘密」では、「事実は小説より奇なり」という決め台詞が番組の象徴に。
・宮田輝アナは「おばんです」で親しまれ、バラエティから歌番組まで幅広く活躍。
・加賀美幸子アナは女子アナ初のバラエティ番組で司会を務め、女性アナウンサーの新たな道を切り開いた存在として紹介されました。

また、「クイズ面白ゼミナール」の司会・鈴木健二アナは、紹介する内容をすべて自分で調べ、台本も自作していたと語られ、“人間コンピューター”と呼ばれたその姿勢に驚きの声があがりました。

子ども番組とEテレの挑戦

若い世代に特に支持されたのが、「ピタゴラスイッチ」や「ねほりんぱほりん」などのEテレ番組でした。ビー玉の装置を使った「ピタゴラスイッチ」は、撮影に3日間かけて200回以上のテイクを重ねることもあるという制作の苦労も紹介されました。

・「ねほりんぱほりん」は顔出しNGのゲストがブタの人形に変身し、他では聞けない赤裸々トークが展開される番組。
・「YOU」では、糸井重里さんが「司会ではなくスタッフのつもりで参加していた」と語り、会議にも全て出席し番組作りに深く関わっていたことが明かされました。

“テレビは届けるだけではなく、一緒に作っていくもの”という姿勢が根付いていたことが伝わりました。

ドキュメンタリーを支えた“語り”の力

ドキュメンタリー番組には、映像だけではなく語りの力が不可欠です。「新日本紀行」や「映像の世紀」などでは、語り手たちの“声”が番組の魅力を何倍にも高めていました。

・長谷川勝彦さんや竹内三郎さんといったナレーターたちは、映像の奥から語りかけるような語りで視聴者を引き込んできました。
・山根基世アナは「語りは歌うな、まっすぐ読め」と教えられたことを語り、「感じることが何より大切」とその本質を語りました。
・今田美桜さんも「声だけで伝えるのは本当にすごいこと」とナレーションの難しさと感動を述べました。

語りの力は、映像に命を吹き込む存在であることが改めて実感できる場面でした。

参加型番組がつないだ心の交流

NHKは昔から視聴者参加型番組にも力を入れてきました。「のど自慢素人音楽会」に始まり、「NHKのど自慢」へと続く歴史の中で、参加者との交流を大切にしてきました。

・小田切千アナは「参加者とともに感動を分かち合うことがモットー」と語りました。
・徳田章アナは「歌は手段であり、目的ではない。伝えたい思いがあるから歌うのだ」と番組の本質を語りました。

“誰かに伝えたい”という思いを受け止める番組が、長く愛されてきた理由が伝わる内容でした。

テレビの未来を語る時間も

最後には、これからのテレビについて出演者たちが意見を交わしました。情報に頼りすぎない番組作り、アナウンサーの感性を信じる演出、そして過去の番組から学ぶ姿勢の大切さが語られました。“過去を振り返ることで、未来が見えてくる”という思いが全体を通じて伝わりました。

この特番は、テレビというメディアが持つ力、伝えることの意味、そして心をつなぐ場としての価値を改めて感じさせてくれるものでした。視聴後には、自分にとっての“思い出の番組”を家族で語りたくなる、そんな温かい気持ちになれる内容でした。今後も、世代を越えて語り継がれる番組が生まれることに期待したいです。

コメント

  1. 藤岡瞬治 より:

    半世紀前の番組?なんですが「ヤングミュージック・ショー」。当時中、高生でロックに夢中でした。雑誌でしか見たことがない彼らの演奏に興奮したのを思い出します。当然当時はビデオなんかなく見逃すまいと一生懸命 瞬きも忘れて(笑)・・・。「KISS」「BCR」などなど。次の日はみんなギターを持って「KISS」になってました。チャンスがあればまた見せてください。        

タイトルとURLをコピーしました