NHK【きょうの料理ビギナーズ】豚かたまり肉で簡単煮豚＆さっぱりゆで豚サラダ｜2025年5月6日

煮豚＆ゆで豚サラダのレシピ大公開｜豚かたまり肉のやさしい使い方

煮豚＆ゆで豚サラダのレシピ大公開｜豚かたまり肉のやさしい使い方

2025年5月6日（火）にNHKで放送された『きょうの料理ビギナーズ』では、初心者の方でもかんたんに扱える「豚かたまり肉」の活用レシピが2品紹介されました。今回取り上げられたのは、香ばしさと柔らかさを兼ね備えた「煮豚」と、ハムのような味わいが楽しめる「ゆで豚のサラダ仕立て」です。

「かたまり肉はむずかしそう」と感じている方にとっても、今回のレシピは工程がわかりやすく、フライパンや小鍋ひとつで作れるようになっており、家庭でもすぐに再現できるのが特徴です。煮豚ではフライパンでそのまま煮込むことでうまみを逃さず、サラダ仕立てではドレッシングのさっぱり感で、豚肉を最後までおいしく食べきれます。

ここでは番組内容をもとに、それぞれの材料と作り方を詳しくご紹介します。

煮豚｜香ばしさとやわらかさを両立！おうちで本格煮込み料理

【材料（4人分）】
・豚肩ロース肉（塊）…400～500g
・卵…4個
・ねぎ（青い部分）…5～6cm
・しょうがの皮…約1かけ分
・油…大さじ1/2
・酒…大さじ3
・水…カップ2
【A】
・砂糖…大さじ2
・しょうゆ…大さじ4

【作り方】
① 豚肉と卵は冷蔵庫から出して常温に戻しておくことが大事です。温度差があると火の通りが均一になりません。
② フライパンに油を入れて中火で熱し、豚肉を入れて強めの中火で焼きます。表面全体に焼き色がつくよう、面を変えながらしっかり焼きましょう。
③ 火を止めてから、酒と水を加えて煮込みに入ります。ここで煮汁を多く使わず、少量で味を閉じ込める調理法がポイントです。
④ ねぎとしょうがの皮を加え、再び強めの中火に。煮立ったらふたをして弱火にし、約20分間、途中で2〜3回肉の上下を返しながら煮込みます。
⑤ その間にゆで卵を作ります。卵は鍋に入れて水を注ぎ、強火で加熱。沸騰したら中火にして10分ゆでたあと、冷水にとって殻をむきます。
⑥ 煮込んでいた肉に、Aの砂糖としょうゆを順に加え、ゆで卵も加えて再びふたをし、さらに20分煮ます。途中で卵と肉の上下を返すことで、まんべんなく味がしみ込みます。
⑦ 火を止めたらそのまま冷まして味をなじませるのがポイント。食べるときはもう一度中火にかけて温めてから、豚肉は厚めに切り、卵は半分に切って器に盛ります。仕上げに煮汁をかけて完成です。

●煮豚の保存方法
保存は清潔な容器やジッパー付き保存袋に煮汁ごと入れて冷蔵庫へ。3〜4日以内で食べきるのが目安です。お弁当や丼ものの具としても大活躍します。

ゆで豚のサラダ仕立て｜ハムのような食感とトマトドレッシングが爽やか

【材料（3〜4人分）】
・豚もも肉（塊）…400g
・水…カップ2
【A】
・酒…大さじ3
・塩…小さじ1/4
・ねぎ（青い部分）…5～6cm
・しょうがの皮…約1かけ分

【トマトドレッシング】
・トマト（小）…1個（120g）
・パセリ（みじん切り）…大さじ2
・酢…大さじ2
・塩…小さじ1/2
・こしょう…少々
・オリーブ油…大さじ4

【付け合わせ】
・水菜…100g（3〜4cmにカット）

【作り方】
① 豚もも肉は調理の30分ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。火の通りを均一にするためです。
② 小さめの鍋に豚肉と水（カップ2）を入れて中火で加熱。煮立ったら、Aの酒・塩・ねぎ・しょうがを加えてふたをし、弱火で20分間ゆでます。途中で肉の上下を返すと、うまみが全体に行き渡ります。
③ 火を止めたらそのまま冷まします。冷めるまでの時間でゆっくりと中まで味がしみ込みます。
④ トマトドレッシングは、まずトマトを5mm角に切り、パセリをみじん切りにします。ボウルに酢・塩・こしょうを入れて泡立て器でよく混ぜ、オリーブ油を加えてさらに混ぜます。最後にトマトとパセリを加えて完成です。
⑤ 水菜は水洗いして食べやすい長さにカットします。ゆで豚は薄く切り、水菜の上に並べ、トマトドレッシングをかけて完成です。

●ゆで豚の保存方法
保存はゆで汁と一緒に保存容器に入れて冷蔵庫で保存。3〜4日以内に食べきりましょう。冷たいままでもおいしいので、サラダやサンドイッチにも便利です。

まとめ｜かたまり肉は手間いらずでしっかりおいしい！

今回の放送では、「かたまり肉ってむずかしそう」というイメージを覆す、初心者でも作りやすい2品が紹介されました。煮豚はじっくり煮込むことでうまみがぎゅっと詰まり、やわらかくて味しみた卵と一緒に大満足のおかずになります。一方のゆで豚サラダは、手軽さと見た目の華やかさを両立した、季節問わず楽しめる一皿です。